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感想/ジャンパー(試写)
d0055469_12453815.jpg潔いまでの起・転・結! 『ジャンパー』3月7日公開。15歳のある日、空間を"ジャンプ"する能力に気付いたデヴィッド。時は流れ、世界中を瞬間で自在に移動できる彼に不可能はなく自由気ままに暮らす毎日。しかし彼の前にパラディンを名乗るローランドが現れ状況は一変する。彼は、"ジャンパー"を抹殺することを使命としていた。さらに同じジャンプ能力を持つグリフィンも登場。パラディンとは何者なのか。そして彼らの戦いの行方は!?
映画「ジャンパー」公式サイト

それこそ『週刊少年ジャンプ』に出てきそうで楽しめたなー。最初30分で一気に引き込んで、次の30分はストーリーを進めつつひと休み。最後30分でトップギアにもってってクライマックス! とまあ山、谷、山の"承"なし90分間。娯楽大作はこのくらいの潔さが気持ちいいっすな。「確実に続編あります!」というのが半分もいかないうちに予想できるけど、それを隠そうともしない潔さもまた気持ちいい。海賊さんクモ男さん盗人団私は誰?殺し屋もひと段落したし、次のポップコーンムービーってことでいいんじゃないでしょうか。

イチにもニにも見どころはビジュアル。世界各地で敢行したロケは『ボーン』シリーズばりのスケール感をくれるし、瞬間移動を使ったスカイアクションは『スパイダーマン』級のスピード感。しゃれっ気もあれば、カーアクションもジャンプの特性が活かされてて新鮮だわ。ジャンパーたちのバトルを見てたら、そっくりそのまま『ドラゴンボール』に置き換えられるのでは?って思ったな。キャラクターとストーリーはまだ弱いし、OCっ娘のヒロインがあんま好きな顔じゃないし、男2+女1はスパイディーだなぁとか思ったけど、サミュエル・L・ジャクソンはドンピシャ。この先も期待しましょう。

とにかくわかりやすくてルールも明快(細かいところハテナもあるけど)、男の子ならきっとアドレナリン出るであろうスピード感をぜひお楽しみあれ。USJにアトラクションできれば楽しそうだナ!

d0055469_0551770.jpgで、同じくダグ・リーマン監督の『Mr.&Mrs.スミス』をDVD鑑賞。期待してたよりは面白くなかったけど、ブラピ×アンジーを堪能すればそれでよしか。あと少し話に捻りがあるか、もう少し暗殺シーンに斬新さがあれば、もっと引き込まれたような気もするけれど(2005年の作品を今観てるからそう思うのかな?)。さすがにそれはどうなんだ?というアクションが多かったように思います。そんなヒマを与えないハイスピードって感じでもなかったしね。エスプリ系の会話はそれなりに楽しめたけど。
by april_foop | 2008-02-19 00:00 | 映像
NBA ALL STAR 2008 オリンピックが楽しみだ
d0055469_12547.jpgカラダはガタガタだけど、オールスターは欠かせませんネ。今年はニューオーリンズで開催〜!
NBA.com: ALL-STAR 2008

今年はBS-1が、前日にオールスター特番を設けてくれて、そこで本戦以外のアトラクションのハイライトを流してくれたのはかなり嬉しい。できれば各種目の競技は全部流してほしかったけど、あまり贅沢もいえないか。とにかくD.ハワードの3本のダンクは全部度肝抜かれました。とんでもない運動能力だなー。モンスターです、間違いなく。

で、本戦。ここ数年のトレンドは、前半は大技狙いのお祭り騒ぎ、後半から本気モードという流れだけど、今年もまさにそれ。アリウープ連発やトリッキーなプレイで華やかに盛り上げつつ、いつの間にやら1点勝負の攻防になっていておもしろいわ。キッドtoレブロンtoハワードのWスカイアリウープには痺れたな〜。け、ど、個人的には本気モードのプレイが好きでっせ。4Qでベンチ含めてほとんど誰も笑ってなかったのはさすがにちょっとやり過ぎかもと思ったけれど(と思った瞬間、ヤオ・ミン半笑いを抜かれる)。

光ったのはご当地プレイヤー、C.ポール。オールスター軍団を率いてもその支配力は少しも曇ることなく、瞬殺系の派手めパスから、ポストに確実に入れる地味めパスまでボールの出し入れは自由自在。ドリブルも隙はないし、シュートもスティールもいけちゃうんですからね。素敵過ぎます。常連組はさすがな感じ。久々のR.ウォレスは左手3Pを連発。しかも1本入れちまう上に、フォームが美しいんだからスゴイ。ゾーンに入ったR.アレンもさすがだなー。ボストンじゃ控えめにプレイしているけど。B.ロイ君はスマートなプレイヤーだね。エースタイプじゃなさそうだけど、チームを支えるグッドプレイヤーだわ。

d0055469_1124160.jpgてことでラスト1分までもつれた勝負はイーストが勝利。MVPはオールラウンドに活躍したレブロン。なんだか覇王的なオーラ。ふと思ったのは、キッドとかナッシュとか、それこそポールとか、優れたPGと同じチームにいたら、レブロンのプレイってさらに進化しそうな気がするんだけど。なんかまだ完全にチームプレイをコントロールしきってはいないように思うから。まあサポートのメンバーにもよるか。

さてさて、北京に行くメンバーはこの中から多く出てくるだろうけど、非常に楽しみだわ。ここんとこ世界大会を制せてないアメリカ。一体どんなメンバーでどんなゲームをするのか。その前に、大トレード乱発のレギュラーシーズン。プレーオフに向けてどうなっていくのか、目が離せません!
by april_foop | 2008-02-18 00:00 | 体育
私信
>白石正実様
はじめまして、こんにちは。当サイト管理人のapril_foopです。
遅くなりましたが、いただいたコメントに返信させていただきます。

まず初めに申し上げますと、私は私なりの信念をもってこのサイトの各エントリを記述しております(でなければ2年半以上も毎日続けることはかなわないであろうことは、お察しいただけるかと思います)。
白石様のおっしゃる通り、手前勝手な文章であり、HNを使用しており、具体的な責任を持たない行為であるという自覚も、もちろんあります。私はここから物質的な利益を得ているわけではありませんから。
正直にいいまして、weblogというツールの、公共性と匿名性、そして私家版的とでもいうべき要素が混在する中で、果たしてどのような表現が許されるのか、非常に難しく感じています。
ですから、今回頂戴したご意見は、大いに反省させられるものでした。

文意・表現は概ね主観に寄っておりますが、故意に映画作品やその他のなにかを貶めたりするような意図は一切ございません。すべての客観が主観の上に成り立っているとしたら、真の公平性とはなんなのか。そんなことを考えながら、モニタに向かっていた結果です。

という点を踏まえた上で、エントリをアップするタイミングについては、配慮が欠けておりました。たまたま公開前に拝見しただけであるという立場を弁え、今後は改めさせていただきます。不快な思いをさせて本当に申し訳ありません。

これだけではご納得いただけないかもしれませんが、なにぶん文字上でこちらの考えをお伝えすることは非常に難しくもあります。
お怒りを頂戴した点について強く反省しておりますことを、ご了承いただければ幸いです。
長文失礼致しました。
by april_foop | 2008-02-17 12:46
完走!/東京マラソン2008
d0055469_005788.jpg1年ぶり2度目のフルマラソン参戦! 今年は天候にも恵まれて、無事に完走しました!
東京マラソン2008

去年の苦い経験を糧にトレーニングしてきたこの1年(実質はこの3ヶ月)。ついにリヴェンジの舞台がやってきた。共に走る仲間たちと新宿で待ち合わせて、AM8:45ついにスタートラインへ。仲間とはしゃいでるとなんとなく心強くて、これから42kmも走るってこと、つい忘れそうになったよ。とかいっているうちに号砲! スタート位置の最後尾についたため、実際のスタート地点を越えたのはそれから18分後。石原都知事が見守る中走り出す。さて、どんなレースが待っているのか。

走り始めて3kmほどで、なにやら激しい恐怖感に襲われる。これから4時間も走り続けんの? それ、ムリじゃね?? けっこう練習してもこのビビりっぷり。でももう後には退けない。とにかくマイペースをどこまで貫けるかだ、と気を取り直してラン。序盤は混雑もあって6:10/kmくらいのペース。無理して人波をかわそうとすると無駄にエネルギー消費しそうなので、ちょっと遅くても今はガマン、ガマン。

なんとなく10kmをやりすごし、この時点でゴールしている人を横目にまた萎えかける。ペースもやや低下。がしかし13kmくらいの地点で応援にかけつけてくれた仲間を発見! がぜんテンションあがる。体もほぐれてきたのか、少しずつ積もりゆく疲労を感じながらも足の出は軽快。しめしめと、5:50~5:55/kmくらいにほんの少しペースアップ。黙々と足を運んだ結果、20kmがちょうど2時間ちょい。悪くないペース。そして銀座、日本橋方面へ。ここでも会社の先輩方の応援。その後もいい間隔で誰かしらの応援をもらえたことがなにより励みになったなー。待ってくれている人がいると思うだけで、すごく勇気づけられるんですよ!

どんどん疲労が蓄積してくるもののもう5km、もう5kmと体をなだめすかしつラン。今回はたっぷり補給物資を仕込んだおかげで、空腹やエネルギー切れを回避できたこともでかかったなー。ほんの少しずつペースアップしながら35kmを突破。あと少し。まだペースは落ちない。東国原知事を捉える。ずーっと笑顔で手を振っていて偉い。38kmを過ぎてめっきり足が出なくなり、40km越えて限界点がついにきたけど、それでも最後のアップダウンをなんとか粘り切ったぜ。結果、一度も歩くこと無く最後まで走りきってフィニッシュ! タイムは4:11:00切ったくらい(自己新記録!)。あまりのしんどさにゴール直後は感極まって思わず涙ぐんでしまいました。だって心底使い果たしたんだもの! だってだって目標を達成できたんだもの! こんなに嬉しいことはない!!

d0055469_2322153.jpgいやーしかしゴールしてはじめてわかる、消耗の激しさ。1度走りを止めてしまったら2度と走り出せなかったと思えるほど棒になっていた足。でもよく最後まで持ちこたえた! ツラさでいえば断然去年が上だったけど、走り続けたダメージは今年の方が上だな。

ということで、無事に、2個目のメダルをゲット!(去年よりデカイや) この達成感はほかの競技では絶対味わえないカタルシス! 練習含めてすべてを出し尽くした感と報われた感が満載! きっと、これ以上いい結果を残そうと思ったら、もっともっとストイックに練習しないとならないんだろうな。まあ先のことは置いとこう。今はもう走らなくていいんだ。長い3ヶ月のトレーニング期間だった。そして長い42kmの道のりだった。そしてオレは、声を大にして言うぞ!

"少なくとも最後まで歩かなかった!!!!"

応援してくれたみなさん、共に走った人たち、スタッフの方々、そしてオレ、本当におつかれさまでした!

<公式記録>
4:10:37(ネットタイム)
by april_foop | 2008-02-17 00:00 | 体育
EXPO2008。リヴェンジ前夜。
d0055469_1226638.gifモーレツに昂っております。
アレからはや1年。ついに、ついに再び挑むときがやってきた! 東京マラソン!!
東京マラソン2008

14〜16日の3日間、東京ビッグサイトでエントリー受付+東京マラソンEXPO2008開催。今日でいいのに、気がはやって仕方ないオレ様は、昨日の午前中に行ってきちゃったよ。去年の東京ドームに比べると一体感がない気がしたけど(平日だからかも)、スポンサー企業やスポーツメーカー、スポーツ用品ショップが軒を連ねて、同じ志を持ったランナーたちの姿を見ているうちに、ひしひしと盛り上がりを感じました。テンションあがるぜー。キャンギャルというか、スタッフのちゃんねーたちに、「がんばってくださーい☆」といわれるだけでチカラ入るぜ。まあ昨日のうちに受付をすませといたおかげで今日はのんびり準備できるわけで。

さて、トレーニングの質や量は前回とそう大きく変わっていないと思うんだけど、去年は11月に300km近く走り込んで、12〜2月にかけてガクンと練習量が減ってしまったことが反省点。もちろん当日の雨やらもろもろ装備不足なんかもマイナス影響だったことは間違いない。

その教訓を生かして今年はピークコントロールを意識。11月終わりからトレーニングを本格化。12、1月とも150km強を走って、2月に入ってからは休み休み50kmほど。今週はほぼノー ランで調整してきました。結局のところ走ってみないとわからないけど、去年よりコンディションは整っているはずだと思いたい。装備だってがぜん充実して、アームウォーマー、グローブ、シューズ、腕時計、ポーチ、補給物資を新調済み。フルを走る練習量としてはやっぱり足りないんだろうなと思うけれど、今の生活スタイルの中では、やれることはやったといっていいのではないかと思う。もちろん改善の余地がないわけではないけれどね。所詮はにわかですから。冷やかしですもの(本気だけど)。

今年の目標タイムはずばり4時間15分、そして今度こそ最後まで歩かないこと。去年が4時間57分だったことを思うとかなり高めの目標だけど、天候だけで15分(晴れてくれそうで本当に良かった!)、歩かずに走り切ることと補給物資の効果で15分縮められたらいいな、と。残りはトレーニングで伸びた(と思いたい)分で補えれば、もしかしたら届くかもしれない。

d0055469_1252584.jpg今はまだ希望的観測があるけど、絶対に絶対にものすごくツライんだと思う。心も間違いなく折れると思う。でもそのときに、なんとかして粘って粘って粘って完走を果たしたい。猫ひろしには負けたくない。バイブルだって再読したし、とにかくモチベーションは最高潮!

ここをご覧になる方で、もしも沿道に来られる方や、テレビでチラリと観戦される方がいらっしゃったら、ぜひほんのちょっと心の中でフープを応援してください。よし、行くぞ42195! 1 Days to RUN!! RUN MY RACE!!

<2/17AM6:00>
眠りはやはり浅かった。外はまだ暗い。
でも、行くよ! がんばれ、オレ!!
by april_foop | 2008-02-16 00:00 | 体育
感想/うた魂♪(試写)
d0055469_23122271.jpg夏帆ちゃん、無量大数カワユス! 『うた魂♪』4月5日公開。自らをお歌が上手な美少女と認識する女子高生かすみ。意中の牧村と急接近するも、合唱部でソーカイに歌う姿をlike a「シャケの産卵」と笑われて、大ショック! 立ち直れないまま引退しようとしたら、ヤンキー合唱部に目ぇ付けられた。なんなの、このスピリチュアルな男たちは!?
映画『うた魂(たま)♪』公式サイト

コミカル直球な青春大合唱! これはもう反則というしかないけど、やっぱり清々しく、いわずもがなのクライマックスではもろにジンジンきちゃいました。ただでさえ好きな学園本気モノはもう鉄板ですがな。

はっきりいって完成度は低いよ。シロートくさい脚本(コンペ入賞作だけど)に、パっとしない演出。笑いも人をダシにするあざとい系。キャラもわりとステレオタイプで前半は壊滅的。後半にしたって歌の力に頼ってるだけともいえて、映画のデキは同じ青春×音楽女子モノの『スウィングガールズ』とか『リンダリンダリンダ』よりワンランクもツーランクも(スリーランクも)落ちるのは確かなんだけど、でもやっぱ文字通り青春を謳歌する中盤以降はね、否定できんのだわ。かつて同じ部活人だったし、かつて同じ高校生だったし。うらやましいくらい輝いてたよ、みんな。今、できるものならやりたいこと第1位/部活! だもん、オレ(第2位/バイト)。

でもって、とにかくとにかくとにかく、夏帆ちゃんがかわいいのなんの! 『天コケ』も十二分に可愛かったけれどさらに輪をかけて宇宙規模のキューティっぷり。2008年、ガッキー並の旋風を起こしてくれちゃうんじゃないの、これ(でも最近ちょっとお疲れ気味。学校との両立タイヘンそー)。

映画としてはイマイチだとしても、合唱の楽しさと高校生のきらめきはちゃんと引き出していて楽しめました。「あーなーたぁ〜に♪」って歌い出したい気分〜(ネタバレ失礼)。
by april_foop | 2008-02-15 00:00 | 映像
感想/悲しみが乾くまで(試写)
d0055469_2112634.jpg淋しいけど、優しい。『悲しみが乾くまで』3月29日公開。最愛の夫を亡くしたオードリー。夫の親友であり、しかし薬物中毒患者でもあるジェリーにその死を報せ、そして共に暮らすことを提案する。しかしオードリーの悲しみは癒えず、ジェリーもまた薬物を絶てないのだった。
映画『悲しみが乾くまで』公式サイト|ウーマンエキサイト シネマ(映画)

去年、『アフター・ウェディング』『ある愛の風景』でオレのハートをがっちり掴んだスサンネ・ビア監督のハリウッドデビュー作。環境は変わっても彼女らしく、ときに容赦ないほどに残酷に、しかして根底では優しく人間を描いてますわ。その本質はやっぱり"淋しさ"だと思うなぁ。この作品も9割方重いの(その時点でダメな人も少なくないはず)。だけど最後の1割で、その淋しさを前提としたうえでの温かさとか優しさ、希望を見せてくれるんだよなぁ。やっぱりセンスある!

本当に最悪に深い悲しみってのは、決して癒えることはない。なにをどうやっても受け入れられないことって確かに存在する。すると人間は弱いから、心を閉ざしたり、バランスを失ったり。そして人間はズルイから、それを誤魔化したり、何かにすがったり。監督はそれをまんまリアルに映し出す。でも、否定しない。弱くてズルイからこそ、救いの手を差し伸べてくれる誰かが必要なことを示す。てのを踏まえて、"善意を受け入れて"というフレーズがキーだったけど、まさにこの受容し難き困難と、そこからの脱出を象徴した、素晴らしいメッセージだったわ。シンプルなのがまたいい!

ハル・ベリーも、ベニチオも苦しい苦しい役どころをしっかり演じてました(特にベニチオ!)。オードリーは、欠けてしまった自分のコアを、夫に最も近いモノで埋めようとして、逆に喪失感を募らせてしまう。ジェリーもまた、そんなオードリーの力になりたい、少しでも自分を変えたいと思うのに、それが叶わず躓いてしまいます。どちらも、失ったものを取り戻せないそんな自分に対するもどかしさを抱えながら、それでもなんとかつながって、前を向こうとする。話に飛躍はなく、ほんとギリギリの1歩踏み出せるかどうかっていう葛藤がよかったね。"一人暮らしは淋しいから"は、隣人のセリフだけど、これもまたシンプルかつ本質をとらえていて効果的でした。

瞳のアップを抜き出すスサンネ流の映像世界も健在。これ、決して目の演技とかじゃないのに、思わず映し出された瞳からいろいろと感情を読み取らされてしまうんだよね〜。ただ、ハリウッドとの相性はやや疑問かなぁ。あと、邦題がなー。原題は『THINGS WE LOST IN THE FIRE』。本編観ればわかるけど、いいタイトルなんだ(自分の外にあるものを失っても取り戻せるけれど、自分の内側で失った物は取り戻せない、というメタファーだと思う)。さすがに直訳せえとは言わないけれど、主題を示す含蓄があるだけに、作品のためにももう少し内容とリンクさせてほしかった。どうせ大衆受けじゃなくて作家寄りの監督なんだからさー。

癒しとか、大きな感動とかいう類いは期待するべからず(ホントに暗いよ!)。スサンネの世界は十分堪能させてもらえるので、ファンは必見! ボクは満足です。
by april_foop | 2008-02-14 00:00 | 映像
神と天使と悪魔って何者?
d0055469_23473490.gifd0055469_23474713.jpg別段ファンタジーが好きなわけではないけれど、マンガやゲームで育った男子として、こういう存在って気になるんだよね。新宿駅構内の書店でふと目に入ったのでついお買い上げ。そして読了。
「世界の神々」がよくわかる本|書籍|PHP研究所
「天使」と「悪魔」がよくわかる本|書籍|PHP研究所

「神々」は、神話別にカテゴライズ。ギリシャにはじまり、北欧、ケルト、メソポタミア、ヒンドゥー、エジプト、そしてクトゥルー。シヴァやらオーディンやら、『FF』でおなじみのところから、シヴァやヴィシュヌといった『3×3EYES』ファンにはマストの神様、その他どっかで耳にした名前が続々と。ケルトやメソポタミアってのは、聞いた名前が少なかったなー。なんでだろ。内容は、全部簡単なインデックスで、それぞれのキャラクターや有名なエピソードを紹介しているだけだから、最高に浅いんだけど、逆にサラっと楽しめるんだな。やっぱり神話っておもしろいなー。

一方、「天使」と「悪魔」は、それぞれ東方と西方で4分類+聖人&魔導師。ミカエル、ガブリエルに毘沙門天、ルシファーにティアマト、そしてソロモンなど、これもやっぱりゲーム、コミックでは縁深い名前が続出。ただ、神様に比べるとキャラが弱くて、その存在もなんだか曖昧。天使から悪魔になったり、人間から悪魔になったり、より作られもの感が強いんだよね。

どいつもこいつも、姿形はさまざまで、能力も多様、伝説・逸話も無限にあるけど、どれもやっぱり人間と地球がベースにあるところを考えると、やっぱり人類が考え出したファンタジーの存在なんだろうなぁと改めて思う。と同時に、すべての発祥が生活の隅々にまで根ざしていることを考えれば、教訓じみてもいるよなぁと。神様のくせにやけに惚れた腫れたが多いし、不死に憧れたりするし、そういうの見てると、他山の石としたくなります。神様、形無し!

まあホントひまつぶしでしかなかったけど、雑学が少し増えたということでよしとしよう。神も天使も悪魔も人間の心の鏡。日々、精進ですな。しかし、電車の中でこれを読むのは思ったより恥ずかしかったな。悪魔の挿絵とかたくさん入ってるし。
by april_foop | 2008-02-13 00:00 | 文字
アフリカでは何が。感想/ナイロビの蜂、ラストキング・オブ・スコットランド(ともにDVD)
d0055469_11424446.jpg一昨年くらいから多かったアフリカ舞台の映画。観たかった2本をDVDにて。広大な大地の上で何が起きているんだ?

評判もよく観たかった『ナイロビの蜂』。なるほど、好評なのも納得。夫婦愛とアフリカを食い物にする社会問題を巧みに織り込んだ秀作だ〜。物語への導入がうまいからすんなり引き込まれ、スラムの描写や回想の仕方もすごく効果的。社会派としてもラブストーリーとしても、どっちの側面からもちゃんと成立してんね。本当にアフリカってこんなに食い物にされてるんだろうか。病院の問題とかは想像つくけれど、諸外国がこんなやり方でアフリカから搾取しているとしたら、それって植民と変わらないね。

レイチェル・ワイズは知的なイケイケ姉さんで、なんと実年齢より10も下の役どころだったのにはちと驚きだけど、『マイ・ブルーベリー・ナイツ』とは180度違う健康的美女でした。

d0055469_1143571.jpgお次はフォレスト・ウィテカーのオスカー獲得で話題だった『ラストキング・オブ・スコットランド』。これまた面白かったな。最後はどんどんと悲惨なことになってしまったけれど、実在のアミンが元にあるわけだからこの結末も仕方なし。しかしこれがたった30年前か。。アミンにも当然問題はあるんだろうけど、やっぱりそれだけじゃないんだろうなぁ。

フォレスト・ウィテカー、アミン本人なんじゃ?と思わせるような見事な演技。エンドロールで本人写真が出たとき、完全な相似を描いていたことに驚いたわ。あの獰猛さと、狼狽、迫力。いやはや。『バンテージ・ポイント』では善良な市民。ギャップに萌えるぜ。しか〜し本当に注目なのは今、ノリにノってるジェームズ・マカヴォイ君! ワケありそうな眼差しが婦女のハートをがっちりキャッチなのも納得。繊細さと色気と陰を同居させてて、雰囲気あるねー。演技の実力も本物? 『ペネロピ』『つぐない』でも楽しんでください。

『ルワンダの涙』『ホテル・ルワンダ』『ブラッド・ダイアモンド』と、描かれるのは虐殺や支配、紛争などアフリカの混迷ばかり。最初は、こんなことって本当にあるのか?ってくらい現実味なく観てしまっていたけど、これだけ観るとさすがに危機感を覚えるわ。興味本位でアフリカに行きたい〜とか思ってるけど、もっと歴史とか勉強しないといけないのかも。そしてできることをやらないとなぁ。そんな風に思えました。どの作品も秀作なのが皮肉だわ。
by april_foop | 2008-02-12 00:00 | 映像
感想/マイ・ブルーベリー・ナイツ(試写)
d0055469_2164021.jpg恋したくなる雰囲気系。『マイ・ブルーベリー・ナイツ』3月22日公開。失恋したエリザベスは、元彼の家のそばのカフェオーナー、ジェレミーと出逢う。ジェレミーは彼女に売れ残りのブルーペリーパイを振る舞い、2人の間に親密な空気が流れ始める。が、エリザベスはNYを離れ旅に出た。メンフィス、ネバダと旅先で愛に惑う人々に出会うたび、ジェレミーへと綴る手紙。NYから距離を置くほどに近づいていく想い。エリザベスが見つけたものとは。
映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』オフィシャルサイト

なんつってもスタイリッシュかつ幻想的な映像が美なのよ。そんな夢見心地なビジュアルに包まれた、やさしい恋の旅。うん、うっとりできるねー。ロードムービーっぽい雰囲気をたたえながら(でもウォン・カーウァイ曰く、非ロードムービー)、失恋〜出会い〜変化〜再会っていう恋愛モノの王道をNYからの旅に乗せて柔らかく描いてて、ロマンチックだけど最低限のリアリティは損なわないというなかなか難しいハードルを越えてるのね。

メンフィスでの出会いは、過去から抜け出すことを。ネバダでは、人を信じることを。失恋によってエリザベスができなくなりかけていた2つを提示することで、彼女は前へ進むために必要な時間と距離を得ていく。押し付けがましく見えないのは、豪華アンサンブルの力量によるところも大きいかも。出てくる人たちみんな魅力的で、初映画のノラ・ジョーンズが、いっそう等身大に見えてよかったんじゃないかなー。中でもレイチェル・ワイズの憂いを帯びたやさぐれ美人っぷりには魅了されたぜ。色っぽいわ〜。『ナイロビの蜂』とは大違いですぞ。

この作品のいいところは、主演の2人が直接すったもんだしないから、「え〜」とか「それはねーだろ」とかそういう面倒臭さがないところ。あくまでエリザベスが自分と向き合って失恋から立ち直っていく過程だから、いい感じなんだわ。映画史に残るとか残らないとかいわれてるキスシーンも、そこまでとは思わないけど、素敵は素敵。ゆってもラブロマンスだから、なにが残るわけでもないけど、過剰に夢見過ぎてない感じが好感もてました。
by april_foop | 2008-02-11 00:00 | 映像