感想/蟲師8&9(単行本)
d0055469_914580.jpgd0055469_9141586.jpg9巻が出たので未読の8巻とあわせて購入。オレ、映画版もアリ派ですよ。

久しぶりに読んだ蟲ワールドは、なんか前よりもすんなりと自分の中に入ってきて面白かったなー。人間界と自然界の接点を通して、今を生きるオレらにもそっと囁きかけるようなそんな世界。童話のようでもあり、ファンタジーでもあり、なのにリアル。しかも水や空気のように寄り添うような、衝動系とは異なるリアルなんだよね。

ちょっとした世の中の不思議や、オカルトをこんなふうにストーリーテリングする作者のイマジネーションというのも素敵。そして思い出させられる、人間と自然は全面的に接しているということ。蟲という仮想を通さないとそれを感じられなくなっている自分。でも、それだけじゃないのが『蟲師』の偉いところ。その中で人間の営みや因果を精神的な部分で切り取ってくる。自然と共生するサダメの人間に宿る心とはなにか。ついついそんなフィロソフィーにまで想いを馳せてしまうわ。

7巻あたりでストーリーが動きはじめたように感じたけど、この2巻は読み切りに徹してて、特にストーリー展開はなし。そろそろギンコの物語が読みたいと思うのは欲張りでしょーか。
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by april_foop | 2008-03-07 00:00 | 戯画
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