人気ブログランキング | 話題のタグを見る
やさぐれぱんだ。こっちがやさぐれたくなる。
やさぐれぱんだ。こっちがやさぐれたくなる。_d0055469_1105728.jpgやさぐれぱんだ。こっちがやさぐれたくなる。_d0055469_111667.jpgやさぐれぱんだ。こっちがやさぐれたくなる。_d0055469_1111578.jpg巷でちょっとした話題の『やさぐれぱんだ』。元はウェブ上の漫画だったものが口コミ(?)で火がついて単行本化。そして先月には堺雅人&生瀬勝久を迎えて実写DVD化! てことで随分前に見たけどいまさらレビュー。
szwg
やさぐれぱんだ 非常識サイト|Dex Entertainment|

正直、原作はピクリとも笑えませんでした。シュール系の笑いって難しいとは思うけど、これはもう明らかにあざとすぎ。あるある路線にあるネタの視点をちょっとズラして沈黙の間で笑わせようという意図はわかるけど、ツッコミ不在が生きないまま、はっきりいってただの滑り落ち。滑り落ちは、発信者のキャラによって救われるけど、こいつはフォローもないまま放置だから、ふ〜ん。で終わっちゃうよー。ぱんだのキャラも若者のキャラも無味無臭だもんなー。

実写版ではそこが少し考慮されていて、基本線は原作ままだけど微妙にツッコミやフォローが入っていて、こっちのほうが間に立体感が出た分、多少ピクリくらいはできました。でも根本的にはやっぱりあざとさの残るシュールなので、どうも鼻につきます。基本的にしーんとしてるからえらい眠くなるし。BGMというか、どうでもいいときにイメージ映像がわりに垂れ流しておいて時々目をやるくらいの「ながら鑑賞」向けだと思います。

そう考えると、きょうの猫村さんとかは、キャラが立っててよくできてるのかもね。「やさぐれぱんだ」というタイトルの狙い過ぎ感そのままの内容デッタ。
by april_foop | 2007-08-12 00:00 | 戯画
<< 感想/HERO(試写) 打ち上げ花火、真横から見たよ >>