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「恋愛寫眞」第3章
市川拓司の小説「恋愛寫眞 もうひとつの物語」が映画化されるってことを今日知った。もうクランクインしてて来年夏公開だってさー。どこまで続くんだ、これ系の映画化ブームは?

「恋愛寫眞」第3章_d0055469_1302197.jpg「恋愛寫眞」第3章_d0055469_1303570.jpgそもそもの始まりは映画「恋愛寫眞 Collage of Our life」。堤幸彦監督、広末&松田龍平で話題だったやつ。これがなかなか良かった。映像系出の監督だけあって、なんとなくカメラワークがかっこいいなーって思った覚えがある。小池栄子の出番あたりは悪い冗談かと思ったけど。
で、その半年後くらいに出会ったのが「恋愛寫眞 もうひとつの物語」。どういう関係? って思ったら、映画と合作みたいな感じで、映画をモチーフにオリジナルで書き下ろしたんだって。だから設定は酷似しつつも、キャラクターやストーリーが違う物語。それってオリジナルってゆーのか?って気もするけどね。

しっかしこの小説がとにかく良かった。私的ベストラブストーリーの一つ。静流と誠人の透明で小さくて弱々しい関係にどうにも心を掴まれる。結べそうで結べない、ほどけそうでほどけない、でも決して切れることはない、そんな2人を繋ぐ細くて柔な糸をなんとか紡いであげたくなるのです。昨今のわかりやすーい純愛モノとは一線画してるから、ベタ甘が苦手な人でも読めるハズ。希望者には貸し出しますよー。

そんなこんなで思い入れのある作品だけに、映画化には敏感に反応してしまった。タイトルは「天国の森で君を思う」(仮)。まー内容に即してはいるけど、ちょっとチープ。90年代のJ-POPの曲名みたいだ。キャストが玉木宏&宮崎あおい、つーのもなんだかね。静流はYUKI、カエラ系が合うのでは。あくまで見た目の問題ね。小さめでちょいトリッキーな感じが望まれる。って今更何言ってもムダか。

とにかく映画化成功のカギはあの覚束なくて、近親相姦みたいな幼さと純粋さと危うさの入り混じる空気感を出せるかどうかにかかってんな。どうかがっかりさせられませんよーに。

11月30日追記。
静流は、韓英恵ちゃんが似合いそうだ。
by april_foop | 2005-11-21 00:00 | 閑話
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