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感想/ダ・ヴィンチ・コード(単行本)
感想/ダ・ヴィンチ・コード(単行本)_d0055469_1302065.jpg言わずと知れた大ベストセラー。映画化されるって話を聞いたら、急に読みたくなって、古本屋を回ってたら会社の後輩が所有してました。拝借して読破!

メチャメチャメチャ面白かった!!! 最初は、久しぶりの洋物で、カタカナ名前とやけに権威ある登場人物の肩書きに及び腰だったけど、それも束の間。気がつけばどっぷりハマって寝る間を惜しんで読み切ったわ。

いわゆる冒険ロマン系のミステリー。ルパンとかマスターキートンとか巌窟王とかショーシャンクの空にとかそんな風合い。キリスト教にまつわる隠された真実を巡る謎解き物語なり。次から次へと暗号やら謎かけやらがふりかかってきて、主人公とヒロインがあーでもない、こーでもないと一つ一つ解き明かしていく。もちろんいつだってリポDなみの危機一髪でハラハラドキドキ。オトコの子が好きそうなタイプの話ね。

なので構成自体に目新しさがあるわけじゃなくって、とにかくキリスト教にまつわるいろーんなエピソードが知識欲をかきたてて面白いの。ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」に秘められた二重三重の意味だったり、カトリックによって葬られた真実のイエスの姿だったり。知られざる歴史の裏舞台が垣間みれるという。もちろんキリスト教徒でもなく聖書にだって疎いから、単純にへぇ、そうなんだーと受け止めるしかないんだけどね。

実際に信仰をひっくり返すような内容だから、キリスト圏ではかなり波紋を呼んで物議をかもしてるらしいし、盗作だなんだっつー訴訟沙汰もいくつかあるらしい問題作。黒幕がちと物足りなかったりもしたけど、全般的にすっごい楽しめた。でもでもコレを映画にしたらどうかというとなー。2時間半では収めきれなくて散漫になる気もする。んー。

ま、傑作なのは間違いなし。読まなくても全然問題ないけど、読んで損はありません。
by april_foop | 2005-10-31 00:00 | 文字
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