タグ:日本映画 ( 162 ) タグの人気記事
感想/HERO(試写)
d0055469_1144429.jpgおかえり、HERO。『HERO』9月8日公開。東京地検城西支部に戻ってきた型破り検事・久利生公平。彼が公判を担当した傷害致死事件に、大物弁護士が登場する。それはある代議士の汚職を隠蔽するために、容疑者の無罪を勝ち取るべく送り込まれたのだった。容疑を認めていたはずの被告は一転、無罪を主張し、裁判は混迷を極める。
HERO

思ってた以上にちゃんとできてて、十分に見応えありました。間違いなく広くファン層の期待に応えてるよ。もう少し短くはできただろうけど飽きさせず、シリーズファン納得のデキだと思います。説明不要のキャラはそれぞれに見せ場があり、キムタクは完全にカッコイイ。ストーリーもほどよく気が利いてます。チームものの王道を行ってるね。そして少年ジャンプ的路線の友情、正義、努力=勝利。あえてケチつけるなら、タモリがミスキャストだろうことくらい。

ただ、やっぱり2001年のドラマってのと、連ドラの延長線上にしかないってのは否めないところ。「型破りで一本気」ってのはヒーロー像として普遍的かもしんないけど、全然目新しくないよねー。というかもはや時代遅れも甚だしい(格好はいいけど見飽きた。2001年の時点ですでにそう思ってたぞ)。そして、事件から解決までの流れは、連ドラの1話と大差はなく、映画ならではのメッセージも特になく、今まで通りの正義を展開するのみ。

エンターテインメントとしてはよくできてて安心して観られるから、コミュニケーションのツールとしてはすばらしく機能しそう。キムタクはやっぱり現代劇がいいよね。ハマり役だと思うわ。

ところで先日の完成披露試写会、昨今の炎天下でも12時には女性陣が大行列してました。
武道館 木陰があって ヨカッタネ(お粗末)
[PR]
by april_foop | 2007-08-13 00:00 | 映像
感想/サッド ヴァケイション(試写)
d0055469_282811.jpg親の心子知らず世知辛いヴァージョン。『サッド ヴァケイション』9月公開。友人の妹、中国人の子供と暮らす健次はかつて自分を棄てた母を偶然見つける。母・千代子が暮らす間宮運送に勤めることになった健次は、密かに復讐心を募らせる。間宮運送はワケありの流れ者たちを住まわせ働かせていた。健次と千代子、そして2つの疑似家族。静かに回り続ける運命の輪はどこへ向かうのか。
映画『サッド ヴァケイション』オフィシャルサイト

実ははじめての青山真治。ものすごいアーティスティックなのを想像していたら、意外とマイルドで、娯楽性と作家性がわりといい具合に共存している。すなわち女の生き方あり、親のたくましさあり、個の存在の小ささあり。自分の意志とは違うところで世界は動き、それを動かしてるのは近しい誰かだったりして。そんな人生の皮肉な一面といえるようなものがじんわり伝わってきて好印象。

キャストがすごくしっかりしてて、それぞれがきちんと役を全うしてるから(脇役が強くなり過ぎた気も少々)、見応えあるよねー。ストーリーはちょっとこねくり回しすぎな気もするし、母性の描き方が男っぽい気もするけど、雰囲気を壊すことなく最後までテンション保ってました。実際、監督もPもバランスはかなり意識したらしいけど、汎用性が高まった分、シャープさは控えめな印象。この辺は他の作品と比較しないとわからないなー。ちなみにこれ『Helpless』『ユリイカ』の続編だそうで。観てなくても問題なく世界には入れたけど、観ていたらもっと深いところで監督の意図とか感じられるのかな。

究極的な母性と、人間の運命の不思議さを味わってみてください。
って、え? 浅野さんてまだ33歳? 結婚したのって22歳くらい!? いろんな意味で若い! <今作で一番驚いたこと
[PR]
by april_foop | 2007-08-10 00:00 | 映像
感想/ワルボロ(試写)
d0055469_9371514.jpg今さら不良物語なのか? 『ワルボロ』9月8日公開。中学生のコーちゃnは、優等生から不良に大変身。仲間6人でつるんで、ケンカやその他いろいろに明け暮れる。そんな日々の中、別の中学に鑑別所帰りの不良が現れ、そして卒業式の日、圧倒的不利な状況で決戦を迎える!
映画「ワルボロ」オフィシャルサイト

原作モノ(未読)で、思いっきり80年代不良ストーリー。誰一人中学生に見えないのはまあいいとして、やってることは懐かしい感じだわねぇ。短ラン、ぼんたん、リーゼント。なにかね、こういうところまで回顧主義がはびこっちゃってるのかしら? よくある青春モノで、ケンカして仲間割れしてっていう想像通りのことが起こる。あんまり硬派な感じはしないところが当時世代には響くかな?

一応、格好とか風景とか、なんとなく当時っぽい感じにはなってるけど、人物たちのしゃべりというかイントネーションというかがイマドキっぽいのがちと減点。あとはまあ、こういう話なんだろね、って感じで特になんもなし。駆け足な感じもあったからか、キャラの魅力不足が致命的。惜しいなー。

でも松田翔太はそこそこいい感じでった。ガッキーは出番少なし。
[PR]
by april_foop | 2007-08-08 00:00 | 映像
感想/Life 天国で君に逢えたら(試写)
d0055469_23473852.jpg…………。『Life 天国で君に逢えたら』8月25日公開。プロウィンドサーファーとして活躍した実在の人物・飯島夏樹。妻子と共に幸せな生活を送りながらも、肝臓ガンに冒され、38歳という若さでこの世を去った。病魔に冒されながらしかし、最後まで笑顔と前向きな言葉を絶やさなかった彼が家族とどんな人生を送り、またどうやってガンと向き合ったか。彼の残した言葉を元に映画化する。
映画『Life 天国で君に逢えたら』公式サイト

何年か前にドキュメンタリーも放映された飯島夏樹。死という普遍的なテーマに向き合ってるわけだけど、とにかく飯島さんがものすごく強靭。途方も無いであろう恐怖や葛藤を抱えながら、向き合い、受け入れ、乗り越えたからこその言葉や笑顔がめちゃくちゃ突き刺さるのです。で、映画化においてもこれはどう考えても泣いてしまうに違いないと思いながら臨んだわけだが…。

映画はあまりにも浅い。飯島さんの身の上をなぞるばかりで、ガン&死という最大最強の敵にどう挑み、どう戦い、どう理解し、どう共生するに至ったのか、まったくといっていいほど描かれていない。子供の視点を使って家族愛を強調したりするのももちろん1つのアプローチだろうけど、一番描くべきは、彼のスピリットだったはず。なのに、それが全然感じられなかったよ。期待しすぎたというのを差し引いてもあまりに軽すぎる。

でも、主演の大沢たかおはさすがの演技をしていたと思う。眉毛と目じりのしわなんかはかなり飯島さんと共通するものがあり、喋り方や髪型を似せたことですっかりなりきっていた。飯島さんへのリスペクトも十分に感じられたのは救い。ウィンドサーフィンのシーンも立派にこなしてたのでは(やってみたくなった!)。惜しむらくは、その想いを映画全体としては汲み取れていなかったことだろーか。

映画のできはもうひとつだったけど、飯島さんとご家族の魂には敬意を持ちたい。彼のエッセイを手にとってみようかな。
[PR]
by april_foop | 2007-07-27 00:00 | 映像
感想/恋するマドリ(試写)
d0055469_1475632.jpgガッキーに、にっこり。『恋するマドリ』8月18日公開。ユイは、初めての一人暮らし。期待と不安を抱え入った新居。上の階にはちょっと気になるオトコ・タカシ。借りた部屋の元住人アツコはカッコいいアネキ。楽しい新生活、と思ったらこの2人って元恋人!? ど、どうしよ…。
映画「恋するマドリ」公式サイト

んもう、ガッキーが可愛過ぎる! 演技は可も不可もないけど規格外の美少女っぷりで、もうそれだけでお釣りくるよ。って、映画の中身はなんてことない青春の1ページ。女の子の小さな恋のメロディです。箸にも棒にもかからないけれど、ガッキーのガーリースタイリングと、中目黒のお部屋を見てればなんとなーく、ハッピー。あ、ちなみにこの映画、Franc Francの企画なので、アイテムがけっこう出てきてます。ってどれだかイマイチ把握できてないけど多分イロイロ。

サブキャストは龍平&凛子。龍平君はまあフツーにこなしてるけど、凛子たんはやっぱ物足りねーなー。トーンがリアルじゃないんだよなー。てことで、唯一最大の観どころはガッキー。拝んでやってください。
[PR]
by april_foop | 2007-07-22 00:00 | 映像
感想/遠くの空に消えた(試写)
d0055469_845431.jpg大後寿々花の『リリィ・シュシュ』になるか!? 『遠くの空に消えた』8月18日公開。空港建設に揺れる馬酔村にやってきた転校生の亮介は、地元の悪ガキ・公平と、UFOを探す少女・ヒハルと出逢う。空港建設に反対する大人たちと、それに振り回される子供たち。3人の秘密基地を壊され、怪我を負ったヒハルのため、亮介たちはある"奇跡"を計画する!
映画『遠くの空に消えた』公式サイト

リアルとファンタジーの間をいく童話ちっくな世界観。なんとなく心惹かれるのに、あと少し浸れない。ズレた大人、ロシア女と天使とUFO、そしてあえての下品さという馬酔村を彩る半歩ファンタジックな存在たちは、子供が描く絵みたいな、奔放さとか自由さを強調してるのかと思われますが、浮遊しすぎてるような気が少々。

とはいえなんつっても、子役たちが十二分だ! 神木君を喰うほどの存在感を見せたのはささの友間君。なにものかと思えばあの笹野高史さんのジュニアだってゆーじゃない! なるほど合点のいくスバらしさ。絶賛に値。『セクロボ』でも光っていた大後寿々花。あどけなさと危うさが同居するその表情はヤヴァイ。要注意。ポスト蒼井優にしようかどうしようか真剣に検討したい。

ポジティブで、大人も子供も本当はこうあれたらいいのにっていう行定ヴィジョン。描きたいものは共感できるんだけど、出来上がったものはオレが観たいものとは少し違ったな。今、必要なのは"飛べると信じること"ではなくて、"飛びたいと強く想うこと"だと思うんです。そういう今に対する感じ方とニュアンスの違いが、オレん中でズレとして残ったけど、全然嫌いになれない作品でした。意外にこういうのをもう一度観ちゃったりするんだよな。
[PR]
by april_foop | 2007-07-20 00:00 | 映像
感想/ベクシル -2077日本鎖国-(試写)
d0055469_0571612.jpgアニメ以上ゲーム以下。『ベクシル -2077日本鎖国-』8月18日公開。2077年、日本はハイテクによる完全鎖国を確立して10年が経っていた。さらに不穏な動きを見せる日本に対し、アメリカの「SWORD」が日本潜入を図る。10年ぶりに明らかになる日本の姿は…!?
ベクシル -2077日本鎖国-

評判のアニメ映画で、テクニカルな部分がどうすごいのかはわからんけど確かにカッコよろしいです。アングルに迫力あって、キャラの動きもスムーズで、このまま実写にして見せてほしい感じ。でもなー、RPGを嗜んできたアラサー男子的には、この程度のお話じゃ盛り上がれないんですよ。。

いまどきのヒールには、それなりの正義とカリスマ性がないとダメでしょ。クライマックスでかなりしょんぼりしちゃうキャラデザがまずアウト。機械&テクノロジーへの警鐘的テーマもやや古く、人間のマシン化的なそのアプローチも弱い。そして何より主要3人はただの巻き込まれ系で、背景となるドラマが薄いからテーマに対する説得力もいまいち。プロローグがどの国で、誰が何語で喋ってるのかもわからないので導入として機能しきってないのもイマイチポイントかな。

SFによる日本鎖国って設定はおもしろいのに、フタを開けてみればどってことないロボ系スーツと荒涼地帯。せっかくアニメならではのネタを持ってきたんだから、そんじょのSF以上にトバしてほしかったです。そのうえに、感情でもってリアリティをのっけてほしかった。

ちょっと期待しすぎていたのか、期待はずれ。申し訳ないけど「FF7」あたりのほうが100倍おもしろいです。
[PR]
by april_foop | 2007-07-18 00:00 | 映像
感想/彩恋(試写)
d0055469_11492191.jpgフツーに女子高生の青春『彩恋』8月4日公開。ナツ、ココ、マリネの仲良し女子高生3人。恋に家族に夢に、それぞれが奮闘する。
◆映画「彩恋」公式サイト◆

と超あっさりあらすじ書いてしまうくらい、ごく普通の女子青春もの。序盤はあまりのB級っぷりに参りかけたけど、途中からはまあ耐えられるレベルに達してきました。でも出てくるエピソードはすべてどこかで聞いたようなものばかりで、それらをひたすら継ぎ接ぎしただけだから、なんの感動もなし。最悪なことに盛り込まれる下ネタに品がなくて辟易。下ネタは下世話でもいいけど、もっとセンスよく入れてよ!

そもそもは、2番手系美少女たちを観ようというモチベーションだったんだけど、関ちゃんはキレイ通り越してちょっと怖いね。髪型変えたほうがいいのでは。貫地谷ちゃんは可愛らしいけど、この位置から抜け出すようなインパクトはなし。徳永えりちゃんは『フラガール』のときとやや雰囲気変わったかな? 3人ともヘタじゃないと思うんだけど、同世代にライバルが多いだけによほどのインパクトがないとメインストリームにはいけないかもなー。

で、いちばん良かったのは奥貫薫さん。以上、採点終わり!
[PR]
by april_foop | 2007-07-14 00:00 | 映像
感想/怪談(試写)
d0055469_024230.jpgタイトルまんま! 『怪談』8月4日公開。お歌の師匠・豊志賀は若き煙草売りを見初める。ほどなく愛し合う2人だが、ふとした言い争いによって豊志賀は傷を追い、やがて病に伏す。2人の因縁は親の代からのもので、豊志賀の死後も決して切れることはなく…。怪談落語の傑作『真景累ヶ淵』の映画化。
怪談-カイダン-

「ホラー」じゃなく「男女の愛憎」という触れ込みだったけど、やっぱり「ホラー」? タイトルがすべてで、本当にただの怪談話で拍子抜け。愛憎劇であることは間違いないけれど、悪い意味で古典的というか、女の嫉妬か因縁だかが死してなお男を縛り付けるという話なんだもの。新しさ皆無!

何が悪いって人物に魅力なさすぎ。話の流れは明快だけど、新吉はメンタル弱くてちっともいい男に見えず。百歩譲ってそれでもモテ男だったとしても、そんな新吉に次々と惚れる女衆は女衆で、ただのだめんず・うぉ〜か〜にしか見えない。これじゃーねぇ。

そういえば黒木瞳の芝居ってちゃんと観るの初めてな気がするけど、あんましいいと思えず。尾上菊之助はいいんだろうけど、どうにも顔が好きになれません。美術はよくできてるのかもしれないけど、やっぱそれって話がよくてはじめて引き立つもんだよねぇ。

なにか明確な目的(真央ちゃん大好き!とか)がないとちと物足りないかと思われまする。うらめしや。
[PR]
by april_foop | 2007-07-10 00:00 | 映像
感想/天然コケッコー(試写)
d0055469_0235963.jpg夏帆ちゃん、かーいーなー『天然コケッコー』7月28日公開。全校生徒6人の学校に転校生がやってきた。初めて同級生ができた、中3のそよ。彼女たちの周辺にある日常と風景。その時代、その場所だけのきらめき。
映画「天然コケッコー」

田舎の学校に起きる最大の事件は転校生が来た、というもの。あとはなにげない日々が「キラキラ」と描かれていくのみ。思春期の一瞬一瞬を丁寧に切り取ってて、やさしさと希望がたっぷり詰まってます。それもいわゆるロハスな田舎礼賛ではなく、東京さえも「うまくやっていける気がする」としたセンスは素敵。そう、場所じゃないの。人とハートなのですよ、大事なのは。っていう本質をしっかりとらえているのは原作(未読)の世界観なのかな。

子供の頃の世界って確かにこんな感じ。学校と家が世界のすべて。友達と家族と先生が全員。恋も自覚できず、疑うことを知らず、歳をとればきっとそのほとんどは忘れてしまう、あの瞬間たち。素朴さの中に小さな笑いがちりばめられ、子供たちは愛おしくて、優しいイイ映画ですね。

てのを前提に、オレはあと少しのナニカが欲しかった気がすんな。何も起こらない心地よさはいいんだけど、なんていうんだろ、今を生きる大人にひとスパイスほしかったなー。でもそもそも原作コミックが少女ターゲットだし、これでいいんだろうね。特に女性には響くみたい。

それにしても夏帆ちゃん、かーいーなー。

d0055469_19174688.jpgで、山下監督の『松ヶ根乱射事件』は8月22日DVDリリース。監督らしいといえば、らしい作品で、ベクトルは『天コケ』と全然違うけど、小さなコミュニティの中の人間のありのままを描くという意味では『リンダ・リンダ・リンダ』まで含めて共通性あるね。でもどれもけっこう投げっぱなしに見えてしまうのはオレだけかしら? 巧いとは思っても、あと一歩グッとは来ないんだよなー。そこにいる人たちを描く理由みたいなのが今ひとつ見えてこないのだが。それって、監督とオレの生きてきた時間の中身の差なんだろうね。評判がいいのは分かる気がします。
[PR]
by april_foop | 2007-07-07 00:00 | 映像