感想/ライラの冒険 黄金の羅針盤(試写)
d0055469_2123788.jpgとりあえず序章って感じ。『ライラの冒険 黄金の羅針盤』3月1日公開。人々のそばに「ダイモン」なる動物の姿をした精霊のつく世界。そこに暮らす、両親を亡くした生い立ちを感じさせないおてんば少女ライラ。学長から真実のみを指し示すとされる羅針盤を渡され、友人のロジャーがさらわれた日から、彼女の大いなる冒険がはじまった。次々に現れるミステリアスな大人たち。世界にちりばめられた謎の数々。ライラの行く手に待つものとは。世界的傑作児童ファンタジー、ついに映画化!
GAGA映画『ライラの冒険 黄金の羅針盤』公式サイト

って↑読んだだけじゃ設定がよくわかんないよね。そう、まずはこの世界観の説明って感じの作品。壮大な冒険の前フリ。主要キャラをひと通り登場させ、基本ルールを紹介しました、って感じで、羅針盤はまだまだ活躍せず、謎についてはほとんど明かされないまま。とりあえずでいいから、もう少し強いオチがほしかったですぜ。

けどま、『LOR』も『ハリポタ』も『ナルニア』も観てないオレ様ですが、つまらなくはなかったよ。キレイな映像を駆使してテンポよくお話が消化されてって、キャラもそこそこ。ただダイモンて動物の姿してるから、ファンタジー感あんましなくて萌えないなーってのと、鎧熊族の姿形がみんな一緒で個体差が全然なかったところはガッカリポイント。ゲーム『鉄拳』を観てるような気分も少々。キャストたちは総じて魅力的だったんだけれどね。

まあ足を踏み入れてしまったので次も観るだろうと思われ。良し悪しの判断はそこまで持ち越しっすな。
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# by april_foop | 2008-01-22 00:00 | 映像
ドラマ中継2008年1月クール
d0055469_137568.jpgはい、新ドラマが2話目まできたところでドラマリポートです。
とその前に、前クールのフォローを。『ガリレオ』はどんどんゲストがしょぼくなり尻すぼみ。なんとも大雑把な作りで映画化もまったく期待できません。『容疑者Xの献身』大好きなんだけどな。。『働きマン』と『歌姫』は結局1話しか見ずで、2話目から全部観た『モップガール』。なんか結局テーマを掘り下げ切れてなかったなー。3話か4話にすごく光る話があったけど、それっきり。でも美顔・北川景子はよくやってたと思う。いい経験値になったのでは。『SP』はおもしろいね。映画『ボーン〜』シリーズを思わせる主人公の無敵っぷりに、今っぽいカット割りとスピード感で興奮させます。テキストもすごいシャレてる。が、毎回前週のおさらいが長すぎ。深いテーマ性は感じないけど最終回、楽しみ。

d0055469_143028.jpg>>ハチミツとクローバー 火9/CX
うーん、いやでも映画版と比べちゃうところでこのキャストは弱いよなー。成海璃子ちゃん、蒼井優には到底敵いませんでした。でもそういう先入観がなければ別にいいのか。ただ、はぐの質感がズレるとこの世界観は狂ってしまうような気がしつつ、初回で見切ってしまいました。ドラマらしさを出そうとしてるのか、無理にコミカル要素を強め過ぎてるのもよろしくないね。もっと爽やか押しでいかないと。

d0055469_1511415.jpg<<あしたの、喜多善男 火10/CX
小日向さん好きとしては外せない本作。地味ながらなかなか興味引くなー。死生観が根底にありながら、人の二面性を演出してておもしろい。1話1日という時間の流れにサスペンス要素を掛け合わせてることで、常套手段ながらまんまと先の展開が気になるね。ネガティブ善男のくだりはウザイけど。髪を切った龍平、えらいカッコイイっす。そして『転々』で注目した吉高由里子ちゃん、やっぱいいよ。今のところ女優ポジションとしては酒井若菜系統で、顔自体はさほど好みでもないんだけど、うまくハマると化ける予感あり。事務所はアミューズ(深津絵里、上野樹里など)。要チェックチェック。

d0055469_1561332.jpg>>未来講師めぐる 金11/EX
初回は、あ、クドカンの時代は終わったのかも?と不安を抱かせたけど、2話目はけっこう笑えたな。フカキョンはこういうイロモノは納まりいいよね。勝地くん、役はキモいけど、ちょっと痩せた? カッコ良くなった気がするぞ。20年後が見えるっていう設定はまだ前フリ段階という印象で、本当におもしろいかどうかは、ここからの展開しだいか。今のところはただ時々笑えるだけ。まだしばらく見るよ。

d0055469_212851.jpg<<薔薇のない花屋 月9/CX
野島伸司テイストが存分に感じられる陰のある立ち上がり。んもう、とにかく子役が驚異的に上手い! これだけで観る価値あるわ〜。1話目で頭巾を取ってしまったのは早かった気がするけど、これはのちのち伏線になるんだよね? 初回で香取慎吾が口にした「自分のためにしか頑張れないのはいやだ」とかなんとかいうセリフにヤラれたよ。これはなんだか自分に言われてる気がして堪えました。このあたりがどうやらこの作品のテーマ。自己犠牲や奉仕、っていうと固いけど、家族や隣人への思いやりってのが軸になるんじゃないかな。月9だけに、どうしても大衆寄せに甘めに作られているのが若干物足りないけれど、この先もしばらく楽しみです。

d0055469_27912.jpg4姉妹探偵団 木9/EX
完全に夏帆ちゃんが観たいだけで観たの。予想通りしょうもなかったので、もう観ませんけど、やっぱりカワイイぜ、夏帆! そしてあの声にも萌えるんだよなー。しかしなぜこの作品なんだ。。せっかくの初主演、もう少しなんかなかったのだろうか。別にいいけど。

と気がつけばCXとEXしか観てない今クール。『佐々木夫妻の〜』の第2話でも観てみよっかなー。
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# by april_foop | 2008-01-21 00:00 | 映像
東京前哨戦@千葉マリン
d0055469_18532849.jpgなんだかんだハーフマラソンも通算6回目! 東京マラソン前の重要なレースです。去年コース誘導ミスというアクシデントがあった千葉マリンマラソンに今年もエントリー!
サンスポ千葉マリンマラソン トップページ The 32th Chiba Marine Marathon

今年は、12月にぼちぼち走り込んで、年明け仕事が始まってからややペースダウン。去年と比べてどのくらいのコンディションなのかを測り、そして東京マラソンへのステップとしたいところってのが今回の位置づけ。ただし、去年はここでまあまあ走れたことを過信して本番でパッとしなかったので(単に弱かっただけだけど)、あくまでその先にある42kmを見据えながら走ろうと思いつつ臨んだ今レース。

気温は7℃くらいと低めながら、薄日が射して風もなく、マラソンにはかなり適な天候。それも手伝ってか非っ常に快調。前半から5分30秒弱/分のペースを刻み、11km地点で58分くらい。最後までペースが下がることなく(むしろちょっとずつ上がってたby NIKE+計測)、手元の時計で1時間51分は切ったくらいでフィニッシュ。これまでで最高のレースができて、みごとキャリアハイを記録! いいぞ、オレ!! やはり地元千葉に強い!?

d0055469_1854395.jpgd0055469_1854158.jpg今回の補強ポイントは2つ。1つめ、ニューシューズ。NIKEのAIR ZOOM STRUCTURE TRIAX+11を着用。これがクッション性をキープしながらもソールがしっかりしててグリップがいいのだよ。ホールド感もよく通気性、軽量感もグッド。かなり快適RUNに貢献したとみた。普段ルックス重視でAIR ZOOM MOIRE+で走ってたけど雲泥の差だな。よしよし。

2つめ、ものの本で読んだ「体幹ランニング」なるものを意識。これ、体幹(体の軸ね)を意識して、腕振りと足の蹴り出しを連動させて体を前に出す、っていうランニング法。具体的には肩甲骨を背中側で寄せるイメージで腕をしっかり引き、それに伴って骨盤の捻れが生まれ、その動きによって足が前に出る、という一連の動作。プラス、前傾姿勢を意識することでその力が前への推進力になる、とこういうわけ。ちゃんとできてたのかはわからんけど、このフォームを意識してとりあえずいいタイムだったので、成功ってことにしようと思います。

そんなわけで、ついに東京マラソンまであと28days! 参加案内も本日届いてモチベーションも最高潮!! あと2週間はきっちりトレーニングして残り2週間は疲労を取りつつ調整。目標タイムは………前日に言います!
東京マラソン

<公式記録>
1:50:47(2904/5793人)
ラップタイム 5km 27:25 5-10km 26:44 10-15km 25:46 15-20km 25:15 20km-finish 5:40
やっぱペースは最後まで上がってた模様。
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# by april_foop | 2008-01-20 00:00 | 体育
感想/ガチボーイ(試写)
d0055469_18323246.jpgうぎゃー、超感動しちまった! ネタバレなしで(多分あらすじも読まないほうがいい)観てホシー!! 『ガチボーイ』3月1日公開。大学のプロレス同好会に入部した五十嵐。動機は、去年の学祭のパフォーマンスにあてられたから。リング上での段取りもロクに憶えられない五十嵐は、1人ガチンコプロレス。でも、マリリン仮面というリングネームをもらって臨んだ初試合、めちゃめちゃ弱いのにその奮闘が観客に大ウケする。
ガチ☆ボーイ - 2008年3月1日ロードショー

いやーんもう、これでもかな感動青春モノ。ベタっすよ。すっごいベタ! だけどもう、心の奥底から感情移入しちゃって、涙が出るわ、胸が熱くなるわ、とんでもないことになっちゃいました。自分でも驚くほど。どうしちゃったの、オレ!? 設定自体は、今までにもあった類いだし、泣かせにもってくエピソードてんこもりなのも百も承知。あざとさがないわけじゃない。それでもハートをわし掴んでくれるだけの情熱があったってことですよ、アンタ!

もう、五十嵐の気持ちを考えると、すべての行動が苦しくて苦しくて。やりたいことを思うようにできない、あの歯痒さ。走りたいのに走れない、跳びたいのに跳べない、どうにかしたいのにどうにもできない、あの辛くて惨めで無力で情けない気持ちが痛いほどわかるんだもん。でも五十嵐は強かった。本当に本当に強かった! そして周りは熱かった。優しかった。それを引き出したのはやっぱり五十嵐なんだよ! 最高だ、オメーら!! 万歳!!!

あー声枯れた。ちょっと落ち着こう。佐藤隆太君は持ち味を存分に発揮して、まさしくガチなお芝居。すげーカッコ良かったよ! 周りのキャストも若手から舞台系、宮川大輔まで、個性あるけど違和感ないバランスのいいメンツ。そしてそれらをまとめた小泉監督! 無駄無くエピソードをつないでくれて緩急のつけかたが巧かった。原作舞台のできのよさはあるにしても、『タイヨウのうた』に続いてまんまと泣かされたよ! 絶賛しすぎるのはちと怖いですが、こりゃ必見ですわ。言うなれば、泣ける『サマータイムマシンブルース』! 全然違うか。

しっかし今作含めて2008年の東宝のラインナップやばいね。三谷さん、中島さん、矢口さんの新作は期待大だし、ドラマの映画化は放っておいても客入るだろうし、マンガ原作やら『ホームレス中学生』やらの飛び道具系に加えて、ジブリまで控えてるんだから。。
東宝 邦画作品ラインナップ
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# by april_foop | 2008-01-19 00:00 | 映像
感想/ペネロピ(試写)
d0055469_2145115.jpg豚鼻恋愛のすすめ。『ペネロピ』3月1日公開。先祖がかけられた呪いのせいで豚の鼻と耳を持って生まれた娘ペネロピ。両親はその存在を世間から隠し、呪いを解くためにお見合いを繰り返すが、うまくいかない。この人ならば、と思った見合い相手ともうまくいかず、ついに街へ飛び出したペネロピ。その姿を見た人々の反応は!?
映画『ペネロピ』公式サイト

C.リッチが豚っ鼻つけてのぞんだラブファンタジー。いわゆるおとぎ話の類だけど、おしゃれに笑えて、女子やカップルにはぴったんこネ。なんせ、お鼻が豚でもC.リッチのパッチリお目々は隠しようのない輝きを放ってて、衣装もインテリアもすっごいかわいい。それだけでもけっこう間は持つ感じ。ドタバタちっくなコメディ部分もまあまあ好感持てるし、わりと広く受け入れられそう。

ストーリーは気持ち捻ってあって、単に愛だ恋だで呪いを解くような昔ながらのステレオタイプではなし。コンプレックスすらも受け入れて前を向くことでハッピーを手に入れよー、っつー今っぽい落としどころがいいじゃない。ペネロピちゃんは、元が可愛すぎるので本当に共感できるのかどうかはナゾだけど、お相手の注目マカヴォイ君のがんばりと合わせて、素直に応援はしたくなるところ。細かいことを四の五のいう映画じゃないので、軽い気持ちで楽しんでくださいナ。

d0055469_23212526.jpg<1/19追記>
公開時見逃した『ブラック・スネーク・モーン』をDVDにてチェキ。思ってた以上に面白い! ビジュアルがかなりインパクトあるからどんな話かと思えば、これはいろんな意味でかなり萌えるぜ。C.リッチの身長5-1しかないとは思えないセクシャリティはもちろんのこと、チェーン引きは笑えるし、しかし最終的には再生物語としてのツボもおさえてて、どこ切っても面白い。この監督、やるなー。C.リッチのファンはもちろん、映画好きは要チェキの良品でした。観てよかったー。
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# by april_foop | 2008-01-18 00:00 | 映像
感想/トゥヤーの結婚(試写)
d0055469_16421358.jpg『トゥヤーの結婚』2月23日公開。怪我で足の不自由な夫と幼い子供2人を養う、気立て良し、見立て良しのトゥヤー。しかし彼女もまた腰に爆弾を抱え満足に働けず、生活していくために離婚を決意。しかし、再婚を考えるにあたっての条件は、別れた夫ごと受け入れてくれることだった。訪れる求婚者はみな対応に戸惑うが、トゥヤーはこの条件を決して引っ込めず…。
映画『トゥヤーの結婚』 公式サイト 〜Tuya's Marriage〜

内モンゴルの大平原を舞台にした、じんわり系の物語。広大な大地は、ときに美しく、ときに残酷で、自然の力強さを存分に感じさせる。そんな景色に抱かれた物語は、大きな起伏があるわけでもなく、トゥヤーを中心にそこでの暮しをリアルに描く。なんせ主演の女性以外は、そこに暮らす素人だってゆーんだから。どうりですごく朴訥だなぁと思ったわけだ。

このトゥヤー、ずっと頭巾をかぶって顔はよく見えず、ただひたすら真っ直ぐ強く生きてるんだけど、なんだか不思議にコケティッシュ。交わされる会話もごくフツーなのに、そこはかとないおかしみも漏れてきて、退屈といえば退屈なのに、なぜだか心をくすぐられるものがあるという作品でした。『長江哀歌』よりは波があるかな。

この地区は、急速に土地が乾燥して水も出ないため、政府による生態移民が施されてるそう。実際にこの映画の撮影後には、住民はすべて引っ越したようで、この映画はその失われた風景と暮しを納めたかったそうです。大自然の中の小さな営み。なにを残すでもなくても、そこには確かに人の生があったということを、心に留めておきたいです。
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# by april_foop | 2008-01-17 00:00 | 映像
感想/チーム・バチスタの栄光(試写&文庫)
d0055469_23483785.jpgこのミステリーがすごくない! 『チーム・バチスタの栄光』2月9日公開。"愚痴外来"と揶揄される科に勤務する医師・田口の元に意外な指令が届いた。それは、病院が誇る「チーム・バチスタ」の内部調査。バチスタ手術26連勝という奇跡的偉業を成し遂げていた彼らが、突如として3例続けての術中死を引き起こしたからだ。チームを構成するのは各専門医師&看護士7名。果たしてこれは事故なのか、それとも殺人なのか。謎の厚生労働省の役人まで現れ…。
映画『チーム・バチスタの栄光』公式サイト

病院舞台の医療サスペンスでテンポ良く進むんだけど、特筆するような面白みには欠けるかなぁ。特に凝った布石があったり、ミスリードがあったりするわけでもないし、キャラクターもいまいち立ち切らない。悪くはないけど良くもないの。ただそこに事件があって、調べて、最終的に解決した、というだけの話。

でも、『アヒルと鴨』で名を上げた中村監督の腕前はなかなかいいと思うわ。前回と同じように原作のプロットを活かしながらもほどよく組み替えて、面倒くさい説明をうまいこと省いて興味を損なわせずにエンターテインメントとして最後まで成立させていると思います。キャストたちもそれぞれにソツなくこなしてるから、変なダルさはないかなー。

ではなぜイマイチなのか?

d0055469_23591297.jpg実はいちばんの問題はそもそもの原作。2/3くらい読んだところで映画を観て、それから残りを読み切ったんですが、全然おもしろくなかったんですけど。これが『このミス』大賞? とにかく文章のリズムが肌に合わなくって、ちっともテンポがあがらず、比喩表現もあまり感情移入できないんだよね。田口はクセばっかり強くて軸がブレてて愛せない。白鳥なんてもっとダメ。チーム・バチスタの面々も、リアリティを感じないんだ。

捜査といってもほとんどは問診で、ずいぶん都合良く判断材料が集まっちゃう。謎解きもなければ心理戦もないからミステリとしての側面はかなり弱く、単に医療知識を使って物語を組み立てたに過ぎないように思えたなー。同じ医療サスペンスなら断然『使命と魂のリミット』でしょ。映画にするにしてもこっちのほうが数千倍おもしろくなるんじゃないのかと。

でも、映画のチーム・バチスタがたどりついた最後のケース33(あれ34だっけ?)はすごく良かったと思います。映画版は、こういう良心でもう少し掘り下げてもよかったのかもしれませんね。
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# by april_foop | 2008-01-16 00:00 | 映像
april_cools07-08@野沢温泉スキー場2
d0055469_23352661.jpg昨日に引き続き野沢温泉よりお届け。
極上の天然雪と多彩なゲレンデ 北信州野沢温泉スキー場

1/13 天候/雪 気温/-7℃ 混雑/午前中混み合い、午後は緩和
1/14(午前券使用) 天候/小雪のち晴れ 気温/-2℃ 混雑/ちょろり
さて、初日は雪が降り続き、夜も降ってくれたようで2日目のコンディションは絶好! さらに3日目も好調!! ふっかふかの新雪に埋もれて呑まれての大はしゃぎ! 山頂のやまびこゲレンデがすごく良くって、なにがいいって規定コース外の林間やリフト下への侵入が容認されてること。"なにかあったら自己責任"という警告はあるものの、滑走禁止じゃないんだよねー。では遠慮なく、とここの新雪をバクバク喰いまくるのが楽しいのなんの! 木の量もちょうどよくって、ツリーラン気分も上々。スバラシイ!

去年は雪不足でこの感覚を全然味わえなかったから、久しぶりの雪祭りにものすごいテンションあがりましたわ。あがりすぎて、とんでもない谷底にドロップしてしまい、脱出に30分近く要してしまうという失態も。友達に心配&迷惑かけてしまいました。ごめんなさい。

パラダイス〜ユートピアゲレンデの非圧雪コースもほどよい斜度で楽しめたし、全体的にかなり満足度高い3日間。3連休をつっこむ価値のあるグッドゲレンデでした。またきたいぜ。
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# by april_foop | 2008-01-15 00:00 | 体育
april_cools07-08@野沢温泉スキー場1
d0055469_23221552.jpg先の三連休にてボード合宿参戦! 行き先は初めて乗り込んだ野沢温泉スキー場なり。
極上の天然雪と多彩なゲレンデ 北信州野沢温泉スキー場

1/12 天候/雪 気温/-2℃ 混雑/そこそこ
金曜深夜発バス貸し切りで、野沢到着がAM7:00。スゲー寒いし、なにやら限りなく雨に近い湿り雪。萎える〜と思いつつも、なんだかんだでゲレンデへ。前夜はやはり雨だったのか、コンディションも今ひとつあがり切らない感じ。積雪量はあるものの、固めのバーンが目立つ。でもコースは広いね。初〜上級までまんべんなくなって飽きはこない。

2基のゴンドラも混雑はなく、リフトのレイアウトはあんまりよくない気がするものの、山頂までのアクセスは悪くなし。スカイラインに行けばロングクルーズが楽しめて、山頂付近は新雪が楽しめる。初心者もゴンドラ乗って上のほうで楽しめるコースがあるし、懐深いわ。スノーパークやパイプも営業中でした。てな感じでなんやかや16時くらいアップ。

宿泊は「一龍」さん。なんだか中華屋みたいな名前でゲレンデまでは徒歩10分(ちと遠いな)。ボロ民宿だけど、部屋にこたつ装備&ごはんは充実。お風呂は最悪らしい(見てもいない)ので、徒歩3分の温泉アリーナまで遠征。温泉の名を冠するわりには大浴場男女各1しかなくって、なんとなく消化不良な気持ちも。夕方はかなり混雑してゆっくりできなかったし。

そんなこんなで夜は更ける〜。やや風邪気味?
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# by april_foop | 2008-01-14 00:00 | 体育
感想/いつか眠りにつく前に(試写)
d0055469_15574340.jpgなんだかすごくわかる気がするよ。『いつか眠りにつく前に』2月23日公開。死期が迫り、床に伏すアン。2人の娘を前に、混乱した意識の中で「私がバディを殺した」という謎の言葉をこぼす。それはかつて、まだ若かりしアンが遭遇した悲恋とも呼ぶべきできごとだった。
いつか眠りにつく前に

最初は、現在と回想の入れ替わりがあんまりにも忙しないのが気に入らなかったけれど、その混濁っぷりが落ち着いてからはしっとりと感情移入。話の筋自体には特にどうっていうことはない。けれど、アンと2人の娘という、3人の女性の人生における、少しの後悔や迷いというテーマには感じ入る物がありました。

人生てのはずーっと選択と葛藤を迫られ続けるもので、どうにもならないなりにそれぞれ最善を尽くしていくもの。だけど、それをあとから振り返ったとき、どれだけの人が「自分の歩んできた道は正しかった」と言い切れるんだろう。ああすればよかったのでは? もっとうまくできたのでは? そんな未練に似た感情を誰もが持っているはず。この映画は完全ではいられない人生と、それを思う時の普遍的な感情をやさしく肯定し、そっと背中を撫でそして肩を叩いてくれるんです。完璧じゃないとしても、決して間違いなんかじゃないんだ、と。

クレア・デインズはどうしても好きになれず、やっぱりなんだか腹が立つんだけど、その他のキャストはとっても素敵。中でもメリル・ストリープ演じるライラは短いシーンの中で断然輝いてました。アンとライラがベッドで寄り添うシーンは、女性にはすごく響くのでは(わかんないけど)。

心のつかえがスーっと取れるような、良い作風でした。
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# by april_foop | 2008-01-13 00:00 | 映像
感想/エリザベス:ゴールデン・エイジ(試写)
d0055469_0354288.jpgなぜだろう、物足りないのは。『エリザベス:ゴールデン・エイジ』2月16日公開。1558年の即位から30年近くの年月が流れたエリザベス1世。彼女の前に現れた航海士のローリーは、「ヴァージン・クイーン」の誓いを立てたエリザベスの女としての一面を刺激。他方では彼女の命を狙う存在に脅かされ、さらにはスペイン無敵艦隊との戦いまで始まろうとしていた、エリザベス王朝の黄金時代を描く。
エリザベス:ゴールデン・エイジ2008年2月16日(土)日比谷スカラ座他全国ロードショー

とてもゴージャスでエレガント。ケイト・ブランシェットはすごく上手(しかし染めたまゆ毛と髪型が恐い)。内容もけっこう盛りだくさん。なのに、なんだか微妙に物足りない。エリザベスがちょこまか動き過ぎというか、苦悩や葛藤という側面を濃くし過ぎというか、プライベート感を出した分、女王としての尊厳が感じられなかったのがひとつかな。キャストは良かったと思うんだけどね。

ロケーションや船を作ったという戦闘シーン含めてスケール感はあるんだけど、実際にスクリーンを通すとそこまで壮大な印象は受けず。きらびやかなのになんだかパンチがない。いかにも大河って感じの音楽に新鮮味が感じられなかったってのも一因かもしんない?

『クイーン』のような気高さがなければ、『マリー・アントワネット』のように完全にパーソナルに徹し切るわけでもない。ややどっちつかずで散漫だった感じがするのね。"恋心"と"暗殺"と"戦争"が並列になってしまってたのもちょっとバランス悪い感じで、1つ1つをもう少しテンション変えつつ掘り下げてもよかったのかも。単なる歴史ものをちょっと捻りました、って感じか。

平板な印象をのぞけば決して悪くはないと思うし、お気に入りのアビー・コーニッシュがたっぷり観れたのはちょっと嬉しかったです。
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# by april_foop | 2008-01-12 00:00 | 映像
感想/マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋(試写)
d0055469_1235466.jpgあら、可愛らしいわね。『マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋』2月16日公開。マゴリアムおじさんのおもちゃ屋さんでは、おじさんの不思議な力で、おもちゃたちがいつも陽気に踊り出す。その世界に1歩入れば大人も子供も、みんな大喜び。だけどある日おじさんが引退宣言&店長のモリーに店を譲るといいだしたからタイヘン! モリーは無理、無理、無理と固持し、おもちゃたちはいっせいに不機嫌になって大暴れ。いったいぜんたいどうなっちゃうのー!?
映画『マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋』公式サイト|ウーマンエキサイト シネマ(映画)

とってもかわいらしい、軽くて明るいエンターテインメント。童話の世界のキラキラをそのまんま映像にしたような感じで、気軽に楽しめますね。おもちゃたちは、レトロ系を中心にしていて、変な現代っぽさは皆無。7色のCGもよくマッチしてて、ファミリーにはぴったりだろーなー。

完全に子供向けなので、お話の中身に大げさな物や小難しいものはないけど、そのくらいがちょうどいいのかも。ヘンに教訓めかしたり、説教じみててもうっとうしいじゃない、こういうのは。それこそ絵本のように、ポジティブでベーシックな夢と希望が乗っけられてて、気持ちよく劇場をあとにできるはず。

大人にはどうだろうか、ってところはあるけども、まあナタリーは愛らしいし、おもちゃたちはポップだし、色とりどりをお楽しみあれ〜。
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# by april_foop | 2008-01-11 00:00 | 映像
美食百花dish45 鎌倉ローカルでいこう
d0055469_012148.jpgd0055469_0122434.jpg去年に続いて正月早々鎌倉へゴー。行くほどに 楽しくなるかな 睦月の古都。ちょっと変則美食百花でございます。今年もごひいきに。

<<鎌倉/カフェ
SEA-TAC CAFE(鎌倉treep)

観光客もほとんどいない、西口をまーっすぐ行って紀伊國屋をパスしてトンネルくぐってしばらく歩いた先にあるアパートの1Fを改装したカフェ。力の抜けたスローな感じはいかにも鎌倉って感じで、地元での愛され感たっぷり。12月から営業時間が11:30〜になってましたよ。

女性オーナーさんのお店で、最初にオーダー&お会計するセルフサービス方式。凝り過ぎないサービスも、こんなカフェなら好意的に受け止められます。フードやスイーツもそんなムードがたっぷりで、この日の日替わりプレートランチ(ポークの生姜焼き)は、やさしさが詰まった感じで、かなり満足。生姜焼きも風味があったし、お野菜もすごく美味しかったの! 食べてないけど日替わりスイーツも人気みたい。オススメ。

d0055469_0235957.jpg>>鎌倉/ベーカリーカフェ
ドイツパンとお菓子のベルグフェルド(本店)

八幡宮をひやかしつつ、駅からみて八幡宮の右手にあるこちらは、ベーカリー併設のカフェ(カフェ併設のベーカリーか?)。八幡宮まではみんな行くけどこっちのほうまではなかなか足を伸ばさないからやっぱりローカルな香りが漂うお店。ここも人気店です。なんてったって焼きたてのドイツパン。そして手作りのスイーツ。さらにお隣が精肉店で、そこのハムを使ったサンドイッチはランチタイムのおすすめです。

都内みたいなオシャレ臭も別にしないけど、なんだか居心地のいいお店。隣に座るローカルご婦人の会や地元ファミリーも、くつろいでらっしゃいました。食したアップルフェルタルトがすっごい美味しかったわ。思わずおみやげにクッキーを購入。会社でふるまったけどこちらも好評! やっぱり鎌倉はこういうローカルが最高です。まだまだ行きたいお店てんこもりだー!

ちなみに八幡宮での初詣。今年は「吉」出ましたー。ありがたいお言葉がつづられてましたし、いい感じで今年もやってけそうです。去年につづいて絵馬もしたためときやした。カモン、吉!
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# by april_foop | 2008-01-10 00:00 | 美食
感想/奈緒子(試写)
d0055469_2442961.jpgあーあ、RUNの素晴らしさがまったくわかってません! 『奈緒子』2月16日公開。長崎県波切島。海に転落した少女・篠宮奈緒子を助けようとして、壱岐健介は命を落とす。健介の息子・雄介は、父を奪った奈緒子を許さなかった。時は流れ、高校生になった奈緒子は、ある陸上の大会で雄介と再会。雄介は、長距離走者となっていた。
映画「奈緒子」オフィシャルサイト

いやー、これはもう原作うんぬんという問題ではないと思うのです。確かに膨大な原作を2時間でおさめなくてはいけない厳しさはわかる。原作をアレンジしててもいいと思う。けどそういうの関係なく、雄介と奈緒子のキャラクターがまったく立ってこない。雄介は中途半端に天然なキャラ造形で、なんか不気味。上野樹里ががんばって少ないセリフで内面を表現しても、奈緒子って何者なのかわかんねー。個々が描けていないから、もちろん2人の言葉にできない関係性なんて伝わるはずもない。ドラマもサブキャラも総崩れで、この映画はいったい何を描きたかったのか甚だギモンです。

もっと問題なのは、ハイライトになるべきはずのRUNシーンが決定的に迫力不足。長距離走者の魅力も、駅伝レースの緊迫感もまったく伝わってこなかったし、突然マンガちっくなレース展開とか出てきたたときには呆れるを通り越して、失笑もパスして、どうしようもなくショックだったよ。にわかランナーが観てもあれは許せねーぞー! 黒田が全然強そうに見えねーぞー!!

なにも東京マラソンの前日に公開しなくてもいいのにね。期待値は低かったけれどそれを遥かに下回りました。原作好きを差し引いてもこれはナシかな。
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# by april_foop | 2008-01-09 00:00 | 映像
感想/アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生(試写)
d0055469_22272162.jpgクリエイターってホント刺激的! 『アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生』2月16日公開。アメリカの女性フォトグラファー、アニー・リーボヴィッツ。ローリング・ストーンズ誌でキャリアをスタートさせ、見るものの心を捉える写真を次々に発表。やがてその評判は著名人たちにも届き、彼らの思いもよらぬ瞬間を切り取ることでその存在は唯一無二の物に。「死にゆくその日も写真を撮っていたい」彼女がレンズ越しに捉える世界をのぞいたドキュメンタリー。
映画『アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生』

いやースクリーンからもその写真の斬新さ、美しさが生々しく伝わってきて、軽いコーフン状態。恥ずかしながら彼女の名前、知りませんでした。こんなすごいフォトグラファーがいたんですね。世界的に有名な、命を絶たれる直前のジョン・レノンやデミ・ムーアの妊婦ヌードなどをはじめ、ものすごい写真の数々に圧倒されるわ!

少しずつスタイルを変え、進化していったアニー本人も相当に刺激的。もっと本人の言葉や自己分析がたくさん聞きたかったけれど、それはなくともそのパワーというかエナジーは十分に伝わるな。被写体とのフランクでパワフルなコミュニケーションも、やはりタダモノでないところを存分に感じさせます。「コンセプト」を考え始めるきっかけみたいなのも、モノ作りしてる人間として、多少なりとも写真と接する立場として、いい刺激になるぜ。

まあドキュメンタリーなので、それ以上でも以下でもないけれど、触れてみる価値のあるレンズの向こうの世界。写真好きならなおのこと必見ですね。
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# by april_foop | 2008-01-08 00:00 | 映像
感想/ミスター・ロンリー(試写)
d0055469_33414.jpgうわ〜、予想と違ったな! 『ミスター・ロンリー』2月2日公開。マイケル・ジャクソンとしてしか生きられない男は、パリでマリリン・モンローに成り切る女性と出会った。彼女にいざなわれたのは、同じように自分ではない誰かとして生きる人たちが暮らすスコットランドの山奥にあるコミュニティ。彼らは、自ら劇場を作り、"地上最大のショー"を開こうとしていた。
映画『MISTER LONELY ミスター・ロンリー』公式サイト

マイケルとマリリンのちょっとファンタジックなかわいらしいラブストーリーを想像していたら、全然違ったわ。それどころか、本筋とまったく交差しないストーリーが段階的に挿入されてて、難解系といえる仕上がり。自分自身を生きられない、マイノリティの哀しさをベースにシュールな世界が展開されます。でも、嫌いじゃないぜ、こういうムード。

直接的なメッセージはほとんどなく、それと思わせるようなセリフも最後に少し出てくるだけ。彼らは、借り物の人生を生きる。それは社会的には不適応者であり、なにかが欠落しているといわざるを得ない。だけど、彼らはあくまで純粋だ。彼らなりにまっすぐ進んだ先が人里離れた山奥だったというだけで。だとするとなにがいけないのだろうか? マリリンは、マイケルにいう。「私には人生が苦しかったけど、あなたは諦めずに探し続けて」。同志である2人にも、また別の道がある。借り物の人生は決して仮初めの生き方ではないんだから。

さて、別展開するシスターたちの奇跡。このメタファーをどう解釈すべきか。プレスシートには純粋性と社会性の対立とある。そういうことなのかもしれない。オレが感じたのは、単純に一寸先は闇。その先の人生にどんな奇跡や破滅が待ち受けるかは誰にもわからない。ならば、自分の信じる道を行くしかないのでは。

この作品のいいところは、マイノリティを変に擁護したり甘やかしたりせず、かといって蔑むわけでもなく、社会不適応は不適応として描くところ。作家性が強いし、ややペシミスティックに過ぎる気はするものの、不思議な浮遊感と、それでいて質量を感じさせる作品でした。
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# by april_foop | 2008-01-07 00:00 | 映像
感想/団塊ボーイズ(試写)
d0055469_2163868.jpgうーん、オジサマ向けかなー。『団塊ボーイズ』2月9日公開。郊外在住のオジさんたちは、それぞれに生活にストレスを抱えつつ、週末はハーレーを軽く転がす日々。その中の1人が自己破産を機に、愛するハーレーによる『イージー・ライダー』ばりのツーリングを提案。かくして冴えないオッサンたちの旅が始まった。
団塊ボーイズ

『世界最速のインディアン』ばりに熱いのを期待してったんだけど、毛色がだいぶ違ったなー。そりゃよくよく考えたらあんなハイパーな爺さん、そうそういるわけないもんね。てことでこちらに登場するメイン4人は、いわゆるメタボなおっさんたち。子供には疎ましがられて、妻にはケツ叩かれてっていう連中だけに、なにをやってもパっとしないわけ。おまけにストーリーもオヤジギャグみたいな展開のドタバタ・コメディ。素直に笑うというわけにもいかなかったってのが正直なところ。

全体的に体当たり感がありすぎて、うまく世界観に入り込めず。ドタバタの中でなんとか奮起してがんばるオジサマたちを応援したくはなるけど、一線引いて見ておりました。とかいってもオレもあと10年もすれば、そんな引いて見てられないのだろうか。体は動かず、気持ちも前に出ない、みたいな。それでも、あがいてもがいていられるんだろうか。ちょっと不安もありつつ。

なんか変な侘しさを感じてしまった団塊ジュニア世代。要するに笑いの趣味が合いませんでした、ってことです。『団塊ボーイズ』って感じね。
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# by april_foop | 2008-01-06 00:00 | 映像
感想/君のためなら千回でも(試写)
d0055469_18315250.jpgなかなか、じわじわ。『君のためなら千回でも』2月9日公開。アフガニスタンの首都カブール。アミールは使用人の子であるハッサンと大の仲良し。2人は村の凧上げのベストコンビだった。しかし、ある出来事が幼い2人を引き裂く。そんな折、ソ連によるアフガニスタン侵攻がはじまる。アミールは父とともにアメリカへ出国。月日が流れ、大人になったアミールの元にアフガニスタンの叔父から電話が入った。
〜君のためなら千回でも〜

すっきりと心が晴れるような物語ではないけれど、じっくりじわじわと心に染み入ってくる余韻。少年であったことを差し引いても、人間が持つ残酷さや、弱さ、わかっていながらも正しいことだけを選べない狡さ。それって程度の差こそあれ、誰もが抱えてると思うんだよね。時間が経つとなんとなく忘れてしまったりもするけど、あの日の後悔とかって決して消えたりはしないわけで。

アミールが抱えるのは、長く蓋をしてきたそんな過去。過ちを犯したとわかっているからこそ、償えるものではないからこそ、なんとかしたいという心情には素直に共感できたな。ちっともヒーローじゃない金持ちボンボンの息子だけに、おいおい、しっかりしろよ!なんて言いたくもなるけど、誰だってそうそうかっこよくは生きられないよね。

多くは語られないけど、ハッサンはとても潔く描かれる。少数民族という劣等感の中でも信じる物を見失わない強さ。そして裏切られてもなお友を想う清さ。彼が覚えたての文字で綴った手紙は涙腺を刺激してくれました。アミールとの対比であり、観るものへの希望ともとれる存在なのかな。

その他の人物や、アフガンという国の特殊な背景もうまく織り交ぜた、静かな感動作。不完全な人間だからこそ、支えられて生きているということ、そして誰かに優しくしてあげたくなるということ、そんな1本です。アミールの罪を償おうとする姿にも、反戦へのメッセージが込められているのかもしれません。
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# by april_foop | 2008-01-05 00:00 | 映像
感想/潜水服は蝶の夢を見る(試写)
d0055469_0333732.jpg「何をやったらいいんだ?」「瞬き20万回です」「20万で足りるのか?」(※)。『潜水服は蝶の夢を見る』2月9日公開。『ELLE』編集長だったジャン=ドミニク・ボビーは、突然の脳梗塞で倒れる。めざめた彼は体を動かすことも声を出すこともできなくなっていた。唯一機能しているのは左目のみ。絶望の淵に立たされながらも、ある瞬間、地獄から解き放たれたジャン=ドー。左目の瞬きで1文字ずつコミュニケーションする方法によって、彼は自伝小説を書き始める。
映画『潜水服は蝶の夢を見る』

うお〜、なんだこの生々しく肉迫的、そして美しい画は! 圧倒的なまでの映像感覚にもってかれる!! 序盤は、ジャン=ドーの視点となって、極端に狭い視野と、その限られた左目の瞬きを再現。そして中盤、ジャン=ドーが一筋の希望を見出してからは一気に画角が広がって、彼の肉体を離れて自由な映像を映し出す。彼の精神状態と完璧にリンクした画は芸術的ですばらしいよ! なにより心を捉えたのは、ジャン=ドーが自分を取り戻し覚醒したとでもいうべきその瞬間。氷山が氷解して崩れ落ちるようなイメージカットは、野性や本能のようなものと、崇高なる魂、さらには自由なパッションまでをも瞬間的に表現。彼の心の変化をみごとに描写した、鳥肌もんの必見シーン!!

明らかに、その境遇はヘビーでありながらも、ジャン=ドーの強い意志が貫かれてるから、悲観的な見え方はちっともしない。彼自身、病に倒れる前など聖人君子では決してない。でも、左目しか動かせないという過酷な状況に置いて彼が感じた、「記憶」と「想像」は自由である、という結論(前述の氷解シーン)。これだけを拠り所に自伝を通して自身の過去へと飛び立つ彼の精神が、どれほど強く逞しく美しく尊いものか。それを想像するだけで、なんだかとてつもなく強い勇気をもらえるよ。

20万回の瞬きも相当タフだけど、それを根気よく記録していったサポートのタフさにも頭が下がる。周囲の反応は、ときにユーモアさえ織り交ぜられて嫌みのない感動を呼ぶし。"「潜水服」を着せられていても「蝶」のように飛び立てる"というその生き様は、観るタイミングによっては人生観にも影響を与え得るであろう、珠玉の1本でした。うーん、力強い。

途中、左目のみで鑑賞してみたけど、すぐに挫折。ジャン=ドーの苦悩の何億(もっとか)分かの1だけ味わってみました。

※ネタ元『SLAMDUNK』です。一応注釈。
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# by april_foop | 2008-01-04 00:00 | 映像
感想/使命と魂のリミット(単行本)
d0055469_2343071.jpg東野圭吾『使命と魂のリミット』読了。研修医の氷室夕紀が勤める病院にアリマ自動車社長・島原が入院。彼のオペを担当する西園は、かつて夕紀の父親の同じ病の手術を手がけ、そして失敗していた。そこに「医療ミスを公表しなければ病院を破壊する」という謎の脅迫状が届く。送り主の狙いは、島原だった。

すごく面白かったぜ! 「使命」という言葉によって、職業人としての意識と責任を掘り下げた一作。例のごとく冴え渡った筆致によって痛快なまでにその哲学を突きつける東野センセー。職業人に求められるもの、それはプロ意識であり、患者なりカスタマーなりへの最大限の誠意であり、と同時に自分の人生にしっかりと向き合うことでもある。もし、それをなくしてしまったとしたら、果たしてオレらはなんのために生きているのだろうか? どんな職種にしてもおそらく限界はある。人が手がける以上、ミスだって起こりうる。でも、そこに対して自分のすべてを投げうって立ち向かえるかどうかが、その人間の価値を決めるのではないか、そう東野さんはいっている気がする。

本作の中では医療ミスや、自動車メーカーの部品不良など、今や日常的ともいえてしまう事象が取り上げられている。オレ個人、ミスそのものは責められないと思うし、不具合を100%防ぐことはおそらく不可能だろうと思う。それによって被害を被る人も後をたたないだろうし、それを恨む者も当然出るだろう。だけど、その勤めに全力を傾けていたとすれば、そして起きたことに対する責任をなにかしらの形で示すことができれば、その誠意が見えるのであれば、それを一方的に責め続けることはできないはずである。

常に全力で仕事に取り組み続けることは、すごく難しいことだ。だけど、それをまっとうしてこそはじめて真の職業人といえるのだろう。そこまでしてはじめて対価を得る資格が与えられるのではないだろうか。無数の人と関わっていく以上、働くというのはそれだけ重いことなのだ。

オレ自身、今の職業に対して全力投球はしているつもりだけど、その姿勢ももう一度見直さなくては。誰かに、世の中にメッセージし続けるという使命を背負う以上、誤りや中傷などがあってはならないのだから。

とかなんとかで、ようやく東野作品の全レビューのアップ完了! よーし、新刊いつでもカモン!!
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# by april_foop | 2008-01-03 00:00 | 文字
感想/幻夜(単行本)
d0055469_12454686.jpg『白夜行』との続編的関連性が議論を呼んだ作品。東野圭吾『幻夜』読了。なるほど、確かに両者の共通点が多々見られ、その設定は思わず『白夜行』を読み直して見比べたくなるもの。でも、ただ同じパターンで2匹目のドジョウでは決してない、これはこれですばらしい完成度。今作ではあえてW主役の片割れの心理を露出することで、前作以上に読ませる力があるとも言える。謎について半分の答えが用意されているわけだから。でも、プロットの妙をうまく使っているから最後の最後まで惹き付け切って、鮮やかなフィニッシュ。毎度のことながらお手上げです、ホント。東野さんは、締めがメチャクチャ巧いぜ。

さて、続編かどうかは置いといて、2作を比較してみる。『白夜行』はそのほとんどが謎のまま。ゆえに、桐原と雪穂の神秘性がものすごい。結果だけを見ると、2人のやってきたことは、犯罪なのになにか孤高のものにすら見えるという効果があった。それに対して『幻夜』では、裏側の生臭さがはっきりと見える。罪が罪を呼んでいく負の連鎖と、完璧に見える計画の微妙な綻び。そして、美冬の狂った意識の片鱗。猟奇的とすらいえるキャラクター。

だけど、そこにはまだ想像の余韻が残される。美冬は真になにを想い、なにを求めたのか。そこに思いを馳せると必ず、『白夜行』の桐原の姿が思い起こされる。これこそがこの2作の決定的なおもしろさ。完全な続編とはしていないのに、絶対に切り離せない2つの作品。東野さんは、どっちから読んでもいいといってるみたいだけど、『白夜行』→『幻夜』の順に読むことは必須な気がするなぁ。もちろんそれぞれ独立しておもしろいんだけど、1+1を2以上にするなら刊行順でしょー。

史上最強クラスのファム・ファタールによる素晴らしいエンターテインメント作。参りました。
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# by april_foop | 2008-01-02 00:00 | 文字
EQ_vol.05 人はみなその人生を編集する・上
d0055469_042592.jpgあけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。てことで、2008年オープニングはブログ内連載『EQ』第5回。いよいよ本業である編集とはなんぞや、というところに入りたいと思います。うん、新年一発目に相応しいぞ。

"「編集」の仕事って何をするの?" すごくよく聞かれる質問です。ものすごく簡単にいえば、企画テーマに基づいて材料を集め、取捨選択をし、体裁を整え、各媒体(雑誌、書籍、広告、映像など)に落とし込むこと、でしょう。テーマやメディアによって必要な素材は変わり、写真や文章などのコンテンツ、そしてそれらの視覚的なアートデザインによって、その仕上がりは無限になります。それら一連の流れのトータルディレクションをするのが編集の仕事。必要なコンテンツを作成し、自分で原稿も書きますし、人に執筆を依頼もします。どんな写真がほしいのかフォトグラファーに注文をつけます。衣装や小物が必要であればスタイリストに発注しますし、モデルや取材対象の選択をするのも編集の仕事です(それにまつわる交渉やら段取りやらも)。

こう書くと、専門性が強いように感じるかもしれませんが、決してそんなことはありません。「雑誌編集」こそ、出版関係が携わるものですが、「編集」そのものは誰しもが日常的に行っていることです。例えば、旅行プランを立てることも編集ですし、企画プレゼン資料を作ることももちろん編集。今や動画編集は素人でも多くの人がやっていますし、blogに至ってはどれだけの人が編集していることか。インターネットによって国民総評論家時代、などといわれたこともありましたが、言い換えれば国民総編集者時代なのです。

さて、「編集」自体は誰もが行っているものですが、その中にも良し悪しというのは出てきます。その評価が分かれるのはどこか。ずばり「付加価値の有無」です。付加価値をもたらすことこそ、「編集」の究極の目的であり、これを成し得てはじめて「編集」と呼べるのです。そしてそれができる人間が「編集者」。大きな付加価値をもたらすことができればそれは商品として成立し、時に社会現象にまで発展します。付加価値がないものは、ただの寄せ集めでしかありません。

わかりやすく、blogで考えてみましょう。例えばあるニュースがありました。そのニュースをコピペして掲載しました。面白くもなんともありません。ではそこに著者の意見を加えてみましょう。いくらかの付加価値が出るはずです。しかし、それが単なる一般論では、やはり大した価値はありません。ではさらに、関連書籍の情報や関連サイトのリンクを張ったらどうでしょうか。ぐっと利用価値がでてきたように思います。さらに、独自性や斬新さを追求すればするほど、より付加価値はもたらされます。この行為こそが、真の「編集」なのです。結果、個人blogから商品となったものがいくつもあることは言うまでもありませんね。

編集者になる資格は誰にでもありますが、よい編集者になるためにはこの「付加価値」をもたらす能力を磨かなくてはなりません。私は雑誌編集を生業にする人間として、この付加価値をいかにもたらして記事を作成するか、それを日々考え続けています。新しい才能や現象との出会い、今までにない組み合わせから生まれる価値観、同じ物でも視点やアングルを変えることでもたらされる発見。可能性は無限であり、正解はどこにもない、そんな世界で試行錯誤を繰り返す毎日。常に産みの苦しみを伴い、それゆえの快感もある、というところでしょうか。それが「編集」の仕事です。

あれ、ここまでで1min.以上かかりますね、読むの。ちょっとまだまだ長くなりそうなので、3回に分けることにします。中途半端ですみません。次回は、出版以外の「編集」について述べたいと思います。

さて、今回使用した画像は『東京の編集』(ピエ・ブックス)という書籍。50歳以上のそうそうたる編集者11人の編集人生と、「編集とは何か?」を、彼らが携わってきた作品とともに振り返る本です。前回お話しした幻冬舎の見城さんも登場します。編集に興味のある人間にしか楽しめないかもしれませんが、私には多くの刺激がありました。ただし、いかんせん彼らとは20年以上の年齢差があるので、鵜呑みにはできないでしょうが。いえるのは、やっぱり「編集」は奥が深くておもしろい、ということです。

次号は2/1リリース。バックナンバーは下記「EQ」タグよりどうぞ。
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# by april_foop | 2008-01-01 00:00 | 生業
2007 Most Valuable Cinema 10
今年公開した映画の中から、最も心に残った10作品を発表!で2007年を締めくくり。
(鑑賞数/外国映画131作品、日本映画70作品)

#10/アフター・ウェディングある愛の風景
スサンネ・ビア監督と出会えた歓びを込めて、2本セット(+『しあわせな孤独』)で。人間の抱えるさまざまな淋しさを切り取りつつ、でも救いがあって、今年の"ネクラ受け大賞"。

#9/フリーダム・ライターズ
青春×熱血=明らかにツボ。ベタなんだけど、ペンとノートってのがまたいいじゃない。誰もがヒーローの"the most 事実は小説より奇なり"。

#8/厨房で逢いましょう
毒っ気のあるユーモアに魅せられた1品。キッチュとしかいいようなく、一部の人だけ喜ぶ絶妙な味わいをくれた"隠れ三ツ星リストランテ"。

#7/俺たちフィギュアスケーター
今年最も笑った、滑る"すべらない映画"。くだらなすぎて涙が出るよ。初笑いにもぴったりの現在公開中。

#6/ラブソングができるまで
"ロマンティックが止まらない"部門第1位。ドリューのキュートさが最高! 『ホリデイ』より断然上!!

#5/ボビー
映画として以上にボビーという人物に大感動。人生観、正義観すら変えてくれる本年度"座右の銘画"第1位。

#4/4分間のピアニスト
天才ジェニーの格好よさったらないぜ! 音楽もスーパークール。ラスト4分間の戦慄は今年の"ベストシークエンス"!

#3/世界最速のインディアン
"青春 of the year"はなんとぼやきジジイ! さわやかな涙がキラリの万人が感動できる好編。

#2/再会の街で
"一番泣いた映画"。喪失と喪失感の物語に、深く深く想いを寄せることができた。絶望や失望の中に一筋の希望があって、とても勇気づけられる。さあ、今すぐ劇場へ!

#1/バベル
人と人は確かに繋がっているという人間社会の本質を、逆説的ながらも鋭く、力強く、痛切なまでにメッセージ。想像力を要求されることは確かだけれど、"今、世界にもっとも必要な1本"。圧倒的!

d0055469_1215597.jpgなんだかマイナー志向なラインナップ? 残念ながら邦画は外れ年。いい作品もあったけど。共感、反感、その他ありましたら、じゃんじゃんお寄せくださいませ。来年も素敵な映画に巡りあえることを楽しみにしてます(もうすでに何本か出逢ってる)。

※去年の10本→2006 TOP10 CINEMA

さて、今年はブログ名も変更した当サイト『EDITOREAL』。多くの人にご高覧いただき、多謝でございます。来年も"1min.で読める"をモットーに映画やらなんやら、ちまちませこせこ書き連ねたいと思いますので、どうぞよろしく!
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# by april_foop | 2007-12-31 00:00 | 映像
april_cools07-08@川場&スノーパーク尾瀬戸倉
d0055469_071691.jpgイエーイ、ついにシーズンイン!! 雪山の季節がやってきました。昨日、今日の一泊で開幕戦です。29日は、川場スキー場へGO。
川場スキー場

天候/曇り、一時晴れ 気温/5℃ 混雑/そこそこ
4シーズンぶりに訪れたここ、川場。12月ながら積雪はぼちぼちって感じでまだ全面オープンには至らず。それもあってか、思ったよりは混み合ってたかなー。日帰りグループのボード客多い印象で、比較的初中級者が多かったような気が。

この日はとにかく気温が高くて、晴れ間が出た瞬間なんて春スキーか?っつーくらいの暑さ。その分ソーカイで気持ちよく滑れたことは確かかな。このゲレンデは規模の割にコースが豊富なのがウリの1つだけど、上級コースはほとんどクローズだっただけに、何本か滑ったらちょっと飽きちゃったのは否めないところ。

つーか前日の睡眠不足がたたって、ランチ後に食堂で1時間も寝てしまった。。

d0055469_073122.jpg翌30日は、ここ3シーズン、必ず訪れてる尾瀬戸倉へ。
Snow Park Oze Tokura / スノーパーク尾瀬戸倉

天候/雪のち晴れときどき曇り 気温/0〜3℃ 混雑/ほどほど
こっちは積雪が全然足りなかったなー。まともに滑れるのはメインのロマンスコースのみで、ちょっと期待はずれ。スノーパークっぷりは発揮できておらず、6mキッカー&4mボックスがかろうじてオープンしてたのみ。

でも逆に、それならそれで割り切れて、純粋に滑ることを楽しめたの。スタンスを調整してみたり、フェイキーを重点的にやってみたり、自分のペースでのんびりと。最後の方はキッカーに集中してジャンプの感覚を思い出してみたり。朝は寒かったけど、雪が止んでからは寒さもなくなって快適だったしね。またハイシーズンに遊びにきたいわ。

ちなみに今回の宿泊は、以前もお世話になったロッジ 白い鳥へ。ここがまたキレイで1泊2食6825円とリーズナブル&尾瀬戸倉のリフト券が3000円に。お部屋は広々清潔。料理は炊き込みご飯、シュウマイ、鶏の唐揚げ、鮭のホイル焼ほかと充実でった。尾瀬戸倉をめざすならオススメです。

てことで雪質はまだまだなれど、楽しく滑り始め。お次は再来週の3連休の予定。いい雪期待してます!

(私信:mattch!!、kicks夫妻、手配もろもろサンクス!)
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# by april_foop | 2007-12-30 00:00 | 体育
NBAマガジン2007-12月号
d0055469_0424261.jpgBS1、ありがとう! ついにわがニューオーリンズ・ホーネッツのゲームを放映してくれました。今回はこのゲームレビューを。
NBA.com Hornets at Bobcats Game Info

もうMVPはこの人にすればいいじゃない。CP#3ことクリス・ポール! 久しぶりにゲームを観たけど、めちゃくちゃ成長してんじゃないか! 元々ボールハンドリングもパスセンスも図抜けていたけど、今や完全なるフロアリーダーでプレイメーカーで、ゲームを支配しきってましたわ。格下チーム相手とはいえ圧巻のプレイぶり。

とにかく視野が広く、キープ力とバスのスキルがしっかりしてるので、ディフェンスにまったく的を絞らせない。そのうえドライブも巧い。ドリブルテクとチェンジオブペースで翻弄しまくって、置き去りにされたディフェンスが慌てたところをあざ笑うかのようなパス。シュートもいつでも行ける状態でパス。パスを防ごうとすればレイアップありスクープショットあり。あげく、間合いを空けたら3Pがズドン! 速いけど速さに頼らず、戦況とディフェンスを見極めきった上でのプレイの選択が絶妙。チームをコーディネートするその能力はすでにナッシュ級。

なにがすごいって、3年目のこの小さな大エースをチーム全体が信頼しきっていること。どんなシチュエーションでもまずCPにボールを入れることですべてが始まる。リバウンドとったら必ずCP。前が空いていてもとにかくまずCP。このチームとしてのイズムの統一、大黒柱があるということがすべての戦術を支えていますわ。

サポートキャストも役割をしっかり果たしてました。チャンドラーは、まだまだ荒削りだけど、ディフェンスは一生懸命やってたし、なによりよく走ってオフェンスにも参加。チームのセットにしっかりフィットしてました。ストヤコビッチはもう少し確率をあげてほしいけど、やっぱり3Pがあると思わせることだけでも魅力的。モーピーは相変わらずオフェンスセンスを感じないけど、ディフェンスで意外と力を発揮できたりするし、5人目の先発としては合格点。とどめは生え抜きのウェスト。シュート力はもちろんだけど、パス含めたボールの扱いが巧いのなんの! 中でも点取れるし、なんて頼りになる男。4Qの3連続得点は素晴らしかった。

オフェンスもディフェンスも組織でプレイができてて、これはなかなかにバイロン・スコットの手腕かも。ゲーム運びで甘さがときどき見られたのが引っかかるけど、それは徐々に改善されてくと信じましょう。

ただし、シャーロットは弱過ぎた。オフェンスは1on1頼みでたまのノーマークも落としがち。リバウンドは目も当てられず。ディフェンスはチームとしてほとんど機能せず、チャンドラーに何本ダンクされてんだって具合。J-RICHのダンク見れたのはよかったけどね。

12/30現在、我がNOHは20勝10敗の好成績。主力の故障さえなければプレーオフはまず確実。カトリーナ級の旋風をリーグに起こすのだ! もちろん指揮するのはCP#3で!! いやー興奮するゲームだった。
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# by april_foop | 2007-12-29 00:00 | 体育
感想/L change the WorLd(試写)
d0055469_116459.jpg観たかったLとは違うかなー。『L chenge the WorLd』2月9日公開。キラを止めるため、自らの名前をデスノートに記したL。残された時間は23日間。ワタリ亡きあとも未解決事件を1人解き明かすところに、ある1人のBOYがワタリのもとに送られてきた。彼の生まれた村が謎の凶悪ウィルスによって壊滅したらしい。時を同じくして、そのウィルスのワクチンを研究していた男が殺され、その娘もまたワタリを訪ねてくる。残された日数はあとわずか。Lの最期の戦いがはじまる。
『L chenge the WorLd』公式サイト

はい、『デスノート』のスピオンオフですね。まず、『デスノート』を期待していたのがそもそもの間違い。あの心理戦は展開されるはずもなく、世界観はまったく別物。当たり前だけどデスノートとはまったく関係のない、地球規模のバイオテロという若干ロジカルとは離れたようなストーリーの中で、Lがどう行動し、そしてワタリを亡くしたLがどう事件を解決していくのか。そこで見えてくるLは良くも悪くも『デスノート』のそれとは違う。子供に戸惑うわ、ママチャリに乗るわ、"L走り"まで見せてくれるわ。

そういう面は、決して意外すぎはしない、とは思うんですよ。ひょっとこお面じゃん、なんたって。冷静沈着×頭脳明晰なだけが魅力じゃなかったもんね。あの座り方、激烈甘党、そんなトリッキーさがよかったわけですから(あのケータイつまみあげ通話が見られなかったの超〜残念!!)。

けどなー……それを踏まえても、今回のLはカリスマ性なさすぎ! 慣れない子供相手でも、苦手分野であっても、そこはひょうひょうと何食わぬか顔でやりきってこそLでしょーと、Lファンのオレは思ってしまうんですが。なんか最期までココって見せ場もなく中途半端なL像で終わってしまったような気がしました。松山クンはそんなLをよく咀嚼してたようには思うけどね(しかし髪が前作ほど伸びてないのは物足りないぞ)。

そして周辺キャストがなんとも苦々しく、そこもLの世界と食い合わせ悪過ぎ。盛り上がる山も大してなく、どうせデスノ&Lファンのための映画なんだから、もっともっとL押しでいってよかったんでは? 23日間のカウントダウン感もまったくなかったしね。残念。

d0055469_0471886.jpgd0055469_0472972.jpgd0055469_0474722.jpgd0055469_0475712.jpgなんて偉そうにいいつつ、『デスノート』観たのはついこの間DVDにて。話のおもしろさはもちろん、L・松山ケンイチに心底惚れたわ。大ブレイクもスピンオフも大納得。しかし周辺キャストの弱さはこっちも一緒で、作りは微妙か。んー。

映画版を観てから原作コミックを読了。噂通りの激おもしろ。しかしLの死後は、月が後手踏んでばかりなのが淋しかったね。苦し紛れも多かったし。終わらせるためとはいえ。それにしても月だけがノート&ルールを知っていたという絶対的優位と主導権を奪ったLはスゴイぜ。『スラムダンク』の10倍は読む時間かかったぜ。
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# by april_foop | 2007-12-28 00:00 | 映像
感想/東京少年(試写)、東京少女(試写)
d0055469_12264853.jpgBS-iモノ2本出し〜。1本目『東京少年』2月2日公開。祖母と2人で暮らし、コンビニでバイトして、同い年のナイトと文通をするみなと。ある日、コンビニのお客さん・シュウに告白され恋をするが、みなとには、一時的に記憶をなくしてしまう障害があった。また記憶をなくして目を覚ますと、シュウの態度が冷たくなっていた。みなとはナイトに会いたいという手紙を出すが、彼は現れなかった。
東京少年|TOP

ビミョ〜。堀北ファンは必見でしょうが、とにかく設定がなにやら古めかしいよ! 事故で両親亡くしたトラウマとか、気持ちはよくわかるけれど、あまりにもステレオタイプすぎて、特に感情が揺さぶられることもないし、キャラも中途半端で感情移入もしづらい。なにかもう少し背景を感じさせるフックを入れるなりで、みなとの抱える疎外感や自責感を演出してほしかったなぁ。恋の描写も浮き浮き感があんま出てなかったし。時系列を入れ替える構成自体は悪くないと思うけど。

登板過多気味の堀北は、相変わらずしっかりお芝居できてるのが救い(そして相変わらず垢抜けない)。石田クンはこういうお人好しな反抗期的青年ポジションがすっかり定着したね。『グミチョコ』もそうだし待機作の『死神の精度』とか『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』でもがんばってましたわ。

てことで、キャストのファン以外にはあんましおすすめできない感じ。

d0055469_1226582.jpg2本目『東京少女』2月23日公開。高校1年の未歩。ホテルの階段で落とした携帯がなぜか見つからない。電話をかけてつながった先は、なんと明治45年の時次郎なる男のもとだった。どちらからともなく互いの悩みを打ち明けるうちに、100年近い歳月を超えてつながりはじめる2人の心。が、いよいよ携帯の充電が残り少なくなり…。
東京少女|TOP

こっちも話として決して目新しいものでもないし、ある程度先は見えるとは思うけど、タイムスリップとケータイを媒介にしながら人と人の心の交流を優しく描いていて、とても清々しく観られたわ。明治の男がやけに今っぽい口調なのとか、まあ細かく突っ込めちゃうところはあるけど、大筋は意外にしゃんとしてるのね。ボクは携帯電話とかインターネットとか、イマドキツールをネガティブに受け止めることが嫌いなので、こういう心をつなぐ使い方をしてくれるのは大歓迎します。

夏帆はもうたまらなく止まらなく可愛く、相手役の佐野君も純情っぷりが明治っぽくも見えて悪くなかったなー。2時間ドラマっぽさは否めないけれど、優しいファンタジーを案外楽しめる1作。個人的にクライマックスで時次郎のナレーションがあればさらに盛り上がった気がするけど、安っぽくなるかしら?

なにはともあれ、こっちは意外に拾い物って感じ。もうどうにもこうにも夏帆ラブが止まりません! 『うた魂♪』もサイコーでしたわ。
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# by april_foop | 2007-12-27 00:00 | 映像
優から届いたメッセージ? From優(単行本)
d0055469_9431345.jpgお宝本をいただきました! 蒼井優のエッセイ『From優』。2003年6月初版の本で(重版してんのかは知らない)、今や絶版なのでオークションでけっこうべらぼうな値段だそう。さすがに2003年じゃあんま売れなかっただろうからなー。まだ、"蒼井優"といって通じる人は少なかったぜ、あの頃は。この数年で急騰してるってことね。

中身はもう超〜初々しくて、読んでるこっちが赤面しそう。子供の頃から、バレエのこと、学校のこと、『アニー』オーディションのこと、東京への引っ越しのこと、事務所所属のこと、『リリィ・シュシュ』のこと、それからのいろいろなお仕事のこと。本人の言葉でつづられております。

なんせ世に出始めだったといっていい当時17歳、文字通り"優"等生な発言に終始してるので、おもしろいとは言い難いねー。どこ開いても、なにやらあま〜いテンションで、ヘタすると歯が浮く感じ。もちろんそれは戦略的なものだろうし、それを否定する気はさらさらありません。それはそれで貴重だし。今よりもふっくらした懐かしい写真がいろいろ見れたのは純粋に楽しかったね。すでにプチノスタルジー。帯には岩井俊二のコメントがあったから、本編にも当然入っているんだろうと思ったら、特になんもなしだったのは残念だったぜ。

とにもかくにも、豊島区イチの蒼井優ファンとしてルーツを垣間みれたのは貴重でしたわ。さすがに自分じゃ絶対買わないからね。贈り主さん、どうもありがとう! ものすごい嬉しかったです。今年は1回しか蒼井優を取材しませんでした。来年は主演映画(日活の方が絶賛!)もあるし、また取材できる日を楽しみにしつつ、今年の「優」納めとしたいと思います!
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# by april_foop | 2007-12-26 00:00 | 文字
美食百花dish44 夜景を肴にワインでも
d0055469_0432755.jpgd0055469_0434141.jpgメリークリスマス!とかわざわざいっちゃうブログ内グルメマガジン『美食百花』でございます。

<<新宿/ワインダイニング
at(Sanwa Holdings)

新宿住友ビルの高層階は「天空美食」と銘打ったレストラン街で、その中のひとつがここ、「at」です。実は学生時代のバイト先とこちら、親会社が同じなので、多少のつてもあったりなかったりで(今はない)、ちょこちょこ利用させてもらってます。まあそんなもんですんで、お店の格は大したこと無いですし、サービスも居酒屋に毛が生えた程度で気が利いてるとはいいがたい。お料理もボチボチってところってのが実情ではあります。

けどね、その分リーズナブルで、それでもなんとなくオープンキッチンの雰囲気は悪くなく、そして新宿の夜景がたっぷり楽しめるんだから、これは十分メリットあるといっていでしょう。肩肘張らずに、ちょびっとだけリッチな気分。そもそも西新宿って同じ新宿でも歌舞伎町とは別世界。大人の夜には悪くないと思うんですわ。

ちなみに今回はクリスマス限定コース11550円をオーダー。アミューズにはじまり、たらば蟹と帆立のクレープ包み、フォアグラのテリーヌ、スズキのオーブン焼、牛フィレのグリル、デザート&コーヒーやらをいただきました。やっぱりこんなもんかな、って感じですが(場所代って感じもある)それなりに満足。奥まった席で夜景こそダイレクトには見えなかったけどその分落ち着いてたから結果オーライ。

山ほどある夜景レストランのひとつとして、ぜひご活用あれ。
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# by april_foop | 2007-12-25 00:00 | 美食
感想/ハムレット(劇団四季)
d0055469_21232027.jpg今日から開演『ハムレット』2月3日まで〜。父王が死に、叔父が新王に即位し、母は叔父と再婚した。それを不服に思う王子ハムレットの前に現れた父王の亡霊は、彼が叔父により毒殺されたことを告げる。復讐を胸に誓うハムレットは、乱心を装い…。
劇団四季 ステージガイド ハムレット

いわずもがなのシェイクスピア悲劇。劇団四季さんとこのを観てきたよ@自由劇場。まあお話は古典ですよね。復讐劇にまつわる数々の悲劇。そして誰もいなくなっちゃうし、なんとも悲しい結末で、特段おもしろい話だとは思わない。筋書きだけ見れば単純だしちょっと退屈してしまった部分もある。けど、登場人物それぞれの思惑はまさにトラジディックに作用してて、なんともいえない味わいはあるよね。ひとことひとことの言い回しとか、訳者によっても全然違うと聞くし、ディテールをかみしめるのが古典劇の王道的楽しみ方なんでしょうね、きっと。

劇団四季の『ハムレット』は近々通算600回を迎えるそうで、すごいですなー。自前の劇場ですしなー。客層はすこぶるお上品な感じ。母娘も多数見受けられました。そういえば、『ハムレット』アレンジの『女帝[エンペラー]』って映画もありましたっけ。

シェイクスピア、よく知らないのでもう少しお勉強したいです。劇団四季ももっと楽しみたいっすね。
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# by april_foop | 2007-12-24 00:00 | 閑話