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ハンドボール日韓戦
d0055469_27115.jpgd0055469_271030.jpgやり直しで話題となったハンドボールのオリンピック予選。BSで中継してたので観た!(てかNBA枠だったのがいつの間にかすり替わっていて知らぬ間にナチュラル録画)

結果はご存知の通り。ネットで拾い読みした限り、戦前の予想は五分といわれてたと思うけど、ハンドボール素人(オリンピックの試合をテレビで観たことがあるくらい)から見て、確かな力の差があったように感じたなぁ。結局1度もリードを奪えず、後半早々には6点ビハインド。2点差まで迫った時間帯もあったけど正直勝てる気はしなかったよ。圧倒的にホームだってのに!

ハンドボールってゾーンで守ってるから、ゲーム全体の流れはやや単調なんだよね。プレイすると面白そうなんだが。で日本はずーっと高い位置からディフェンスしてたけど、そのせいでポストにスペースを与えてしまったように思ったな。韓国はそれを逃さずいいコンビネーションを披露。スカイプレイは見事だったし、終盤の#18ペクも威力を発揮! それに比べると日本のオフェンスは単発だったような。宮崎もエースの仕事ができた感じはしなかったろうね。。

最終予選はかなり厳しそうだけれど、今回以上に、また注目を集めることを祈りつつ。たとえマイナースポーツだとしても、そこに賭ける思いと起きるドラマは本物なのだから! 

 
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by april_foop | 2008-01-31 00:00 | 体育
感想/プライスレス 素敵な恋の見つけ方(試写)
d0055469_1913182.jpg見え見えだけどね。『プライスレス 素敵な恋の見つけ方』3月8日公開。ホテルのウェイター、ジャンを大富豪と勘違いした玉の輿狙いのイレーナ。ベッドインも、金持ちじゃないことが判明した瞬間即サヨナラ。でも未練たらたらジャンはイレーナの後を追い、ならばとばかりにイレーナは、一文無しになるまで貢がせてポイ。さて2人のビミョーな関係はどうなっちゃうの!?
|映画「プライスレス 素敵な恋の見つけ方」公式サイト|

往年のテレビドラマのような出来過ぎ系フレンチロマコメ。ほとんどわかりきった展開をテンポ良く消化していて、この手のラブコメが嫌いではないので、まあつまらないことはなかったかな。もちろんオチは"お金じゃ買えないモノがある"。別に今さら声に出していうことでもありませんな。

オドレイはあんま好きくないけど、有名メゾンのドレスを着倒して、体のライン出しまくり。クライマックスのダッシュでは、乳こぼれるんじゃないかと冷や冷やしました。お相手のガド・エルマレはフランスの名うてのコメディ俳優っぷりを発揮。ぼんやり顔のなんともうだつのあがらない雰囲気を絶妙に好演してて、この映画がなんとか観てられるのはこの人の力量のおかげかも。

どーにもテキストが安っぽいので、おフランスのわりにエスプリ感がないのがもったいないけど、何も考えずにハッピーエンドで、おあとはよろしそう。ロマコメが嫌いじゃない人ならセーフ。それ以外はアウトかな。カップルとかにもようござんすよ。
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by april_foop | 2008-01-30 00:00 | 映像
感想/ダージリン急行(試写)
d0055469_1265014.jpgむちゃおもろいやんけ! 『ダージリン急行』3月8日公開。インドを走る列車、ダージリン急行に集まった3人の男たち。彼らは父の死以来、1年ぶりに顔をあわせる兄弟。仲がいいんだか悪いんだかわからないまま、長兄の定める妙ちくりんな規律に基づいて、修道院にいるという行方不明の母の元へと向かう。
THE DARJEELING LIMITED

なにやら『リトル・ミス・サンシャイン』と同質のニオイがする、へんてこ系ロードムービー! あれより大分ニッチだけど、終始クツクツ、クツクツと笑い続けながら超気持ちよく鑑賞できたよ。とにかく3兄弟の掛け合いがオモロイのなんの。張り切る長兄にこまっしゃくれた次兄、そしてとぼけた末弟。ウェスファミリーのオーウェン&シュワルツマン+エイドリアン・ブロディつーキャスティングもよければ(ビル・マーレーも参加)、インドの広大な景色と実際に借り切った電車っつーロケーションも素敵。亡父の形見を取り合って、インド娘をナンパして、車掌とやりあって、電車に石投げたりして、まったくどうしようもなく愉快! 愛すべきへっぽこ兄弟!!

と、ひとしきり笑って、下車してからは少しテンションを変え、家族の意味や先の見えない人生とはなんぞや的なところまでなんとなく想いを馳せつつ、さらに大きな包容力を持ってこの"風変わりスピリチュアルジャーニー"の乗客を包み込む。別に説教くささはないので、観た人が思い思いに感銘を受ければいいってスタンス。なにも思わなければそれはそれでいい。背景も好きに想像すればいい。とにかく終始気持ちがいいのです。爽快なのです。

d0055469_1111857.jpg本編の前に上映される短編『Hotel Chevalier』もちゃ〜んとリンクしつつ、これだけとってもいい雰囲気だし、ナタリーはセミヌード披露してるし、2度美味しい感じ。あ、そうだ、マーク(・ジェイコブス)がこの映画のために作ったヴィトンのスーツケース11点セットがむちゃくちゃカワイイのですよ! NYのヴィトンにディスプレーされてるらしい(写真。わからんねこれじゃ)。これ市販してくれたら意地でも買うのになぁ! あと、兄弟のスタイリングも、グレースーツとシャツっていうラフなスタイルなのにオシャレなんすよ。ビジュアルも相当計算されてますわよ。

d0055469_904658.jpgd0055469_905791.jpgまあ多少人を選ぶ毛色ですが、オレにはドツボだったウェス・アンダーソン監督。とことんハマりましたので復習の時間です。まずは『The ROYAL TENENBAUMS』から。ダメパパのせいで離散した家族が、その絆を取り戻すファミリー再生映画。やっぱこの感じスゲー好き。笑える。人物とやたらに正対するカメラポジションも好き。間の抜けた会話と、やたらにシャレた音楽が、いびつなのに優しさを感じさせてくれるんだよなー。話は意外になんてことなく収束していくけど、とても気持ちよく楽しめました。

続けて『ライフ・アクアティック』へ。これは海洋ドキュメンタリーを作り続けるイカレたおっさんとそのクルーのお話。家族じゃないけど、これもまた人と人の縁やゆかりを描いてて楽しめました。笑い度はほかの2作より控えめか。でも、潜水艦の船室をワンショットでつないでいく感じはいつもどおり。そして衣装がお洒落なのも◎。常に人と人の繋がりを描くのは、オレのツボなんすよ。この人ただユルイだけじゃないね。センスありまくり。

そんなこんなで、いっぺんに大好きになりましたよ、ウェス・アンダーソン! 『天才マックスの世界』も観ーよぉっと。
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by april_foop | 2008-01-29 00:00 | 映像
感想/sisters(試写)
d0055469_23552077.jpgウゲー、これは苦手。『sisters』2月23日公開。子供の不審死を調べある医療施設に潜入し、ラカン医師を調べていた女性記者・グレース。ラカンの助手・アンジェリークは、ボランティアのウォレスと親密になり2人はアンジェリークの家へ。彼女には双子の姉・アナベルがいたが、グレースが目撃したアナベルは目を疑う行動を取っていた!
_映画『SISTERS』OFFICIAL SITE_

デ・パルマのセルフリメイクかと勘違いしてました。長編デビュー監督がデ・パルマの『悪魔のシスターズ』をリメイクしたんすね。とはいえオリジナルも知らないんで比較のしようもなっしんぐ。しかし怪奇サスペンスって苦手だー。R18だけにけっこうエグめのシーンもあって、切り裂き系はわりと見たくないオレにはしんどかったっす。血は大丈夫。でも切るのはイヤ。自分が切られてる気がしちゃうから。

このストーリーはどうなんだろーなー。今見て新鮮かといわれればそうでもないっしょ、って感じ。双子の運命×超自然的な設定はけっこうエッジ立ってて面白いと思うんだけど、インパクトは意外とないな。ネタバレになるからいえないし、別に予想できる展開とかではないんだけど、もう少し煽ってもよかったような。最後のヒネリオチをクールにキメるんだったら、やっぱクライマックスはもうちょっと畳み掛けてもよかったかも。オープニングとエンディングをつなげたのはイイと思います。

いつになく煮え切らない感想でごめんなさいね。一応中身はまとまってるし、好きな人は好きでしょう(って元も子もない)。苦手なんですわ、結局。
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by april_foop | 2008-01-28 00:00 | 映像
感想/明日への遺言(試写)
d0055469_1171731.jpg男の生き様とはかくあるべし! 『明日への遺言』3月1日公開。B級戦犯として、連合国の裁判にかけられる岡田資中将。彼は無差別爆撃を行った米兵を、正式な裁判を経ずに処刑したことを罪に問われていた。しかし岡田はいう。「無差別爆撃は違法ゆえに処罰した。この判断の責任は指揮官であった自分にのみある」。米人裁判官、検察官、弁護士と、同じく起訴された部下たち。岡田の生き様は何を残すのか。
明日への遺言

重厚なほどに迫る、岡田中将の信念。物語の背景は確かに戦争であり、反戦というのはもちろん大前提にある。しかしそれ以上に訴えかけてくるのは、人としての生き方のこと。岡田は、戦中の混乱の最中に規律をもってその判断を下し、戦争が終わり明らかに時代が変わった後でなお、その責任を全うしきった。ブレることのないその生き方は、空気ばかりを読もうとする現代人に突き刺さるのでは。

ノンフィクションベースの裁判劇は、その徹底した長回しとあわせてただひたすらリアリティをもって観客を捉え、そして離さない。岡田は、変わらずに貫くことで、周りの者を揺らしていく。岡田は身を以て伝える。アメリカ人には戦争の愚かさと、国を背負って戦ってきた日本人として、軍人としての誇りを。部下たちには自らの行為の本質的な意味を。そして家族には父親としての記憶を。岡田の姿を見ることで、処刑に手を下した若き日本兵卒が自らの罪と向き合おうとするシーンには心震えました。

自分の言動を振り返り、居住まいを正したくなる清廉なる映画。否定のしようのない、この強さはぜひ触れてみてほしいです。

d0055469_0242164.jpg同じく小泉監督の『博士の愛した数式』を遅ればせながらDVD鑑賞。原作は読んでないけど小川洋子さんの超美しい文章が脳裏に浮かぶような作品。例え忘れ去られる記憶だとしても、そこに永遠は宿りうる。だからこそ一瞬を、1つの数字を、1つの出会いを大切に愛していこう、というメッセージをやさしく浮かべてました。限りある記憶のメタファーとして、形ある数字にスポットを当て、しかしそれは並べ方や組み合わせで無限の美しい世界にもなる、ってことを説いてるのは原作の本質なのかな。数字は、数式になり数理があり、その先には宇宙があると。

決して忘れられない過去の過ちを1人見続けなくてはならない浅丘ルリ子が痛ましく、その皮肉な運命がまた物語を重層的にしてたわ。オイラーの等式が全然わからず、80分の記憶のサイクルも理解できず、ルートが10歳より幼く見えたけど、まあいいか。
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by april_foop | 2008-01-27 00:00 | 映像
衝撃的究極芸術・ドラリオン!
d0055469_2113961.jpg奇声、歓声、飛ばしまくり! スゴイもの観ちゃったなぁ。あれですよ、あれ、『DRALION』ですよ!
DAIHATSU DRALION CIRQUE DU SOLEIL

シルク・ドゥ・ソレイユの公演を観るのはこれが初めて。で、度肝ぶち抜かれまくり! 瞬殺。次から次へと繰り出される超人技の数々に心底魅了されっぱなし。もしも自分が演じるとしたら?とか思いながら演目にあわせて体の動きをイメージングするんだけど、どう考えてもマネできません。と思った瞬間、神業への畏敬の念がたっぷり詰まった「ウォー」とか「スゲー」とかが無意識に口をついて出てくるんだば。

d0055469_21134918.jpg前にテレビでちらっと観ていた「シングル・ハンドバランシング」はやっぱり驚異的だし、「トランポリン」の連続技も目が離せない。「ジャグリング」のテクニシャンっぷりったらないし、「エアリアル・パ・ド・ドゥ」は美し過ぎ。「フープ・ダイビング」と「スキッピング・ロープ」も見映えがよくて楽しかったな。写真の「ダブル・トラピス」もまた、かなりCOOLでした。

とにかくどの演目も素晴らしく、しかもストーリー性をちゃんと感じられるところがまたすごい。衣装も凝っていて、単なる雑技では終わらない総合芸術。『DRALION』はドラゴン(東の象徴)とライオン(西の象徴)の掛け合わせで、さらに自然界を司る空、水、火、土という4エレメントが登場。最終的にそれらが融合してフィニッシュというなんともグローバルなエンターテインメント。アーティストの人種もバラエティに富んでいて、ワールドワイドな実力がうかがいしれるわ。

もうこのコーフンは生で観て頂くしかありません! 『マッスルミュージカル』も面白かったけど、あれより断然アーティスティックでファンタスティック。ここでしか観られない絶頂感をぜ!! 東京公演は4月6日まで。チケット絶賛発売中! ありがとう、ドラリオン!!!
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by april_foop | 2008-01-26 00:00 | 閑話
美食百花dish46 類い稀なる絶品パン!
d0055469_14883.jpgd0055469_1482058.jpgボク、朝はパン派。はい、パン好きなんですよ。なので超〜美味いパン屋さんに行ってきました。

<<表参道/パン
d'une rarete

表参道のディオールの横に、GYREって商業ビルができてるんですが(広報が下手すぎて全然認知されてないと思われるうえ、1Fがシャネルとブルガリで入りづらし。でもMOMAデザインストアが入ってるのは楽しい!)、そこのB1に入った「デュヌ ラルテ」。青山にもお店があってそこの2号店ですね。GYREのコンセプトが"コンシャス ラグジュアリー"だけに内装はかなりスタイリッシュ。パン好きの間では有名店みたいだけど、これがもうほっぺたがイースト菌かってくらい美味いの! 誇張一切なし。本当に絶品!! だってほっぺたがさ、…ってしつこいですね。

冗談はさておき、話を聞くと、普通ではありえない製法でパンを作ってるんですって。もちろん詳細な作り方とかオレにわかるはずないけど、あらゆるパンが美味い。食パンは3種類ほどあるけど、ブールが最高。レは小さい5個入りの小分けもあってお手頃。こんなの朝から食べたら、一日が超ハッピー。クロワッサンも香ばしくってサクサク!

d0055469_233818.jpgさらにワインに合わせるパンを求めたところ、塩味の総菜系がこれまた美味いんだわ。このお店の素晴らしいところは、対面販売できちんとパンの説明をしてくれるだけではなく、いろんなパンの試食も薦めてくれるところ。ひと口いただけばYou can't stop。絶対買って帰りたくなります。オレは完全ファンなので、表参道に行くたびに多分買ってしまうと思います。

店名は「類い稀な」の意だそう。その名に恥じない美味しいパンを知ってしまったら、もう山崎パンには戻れません。今年の春のパン祭りは是が非でも表参道で召し上がれ〜! あー、書いてたらまた食べたくなってきた。
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by april_foop | 2008-01-25 00:00 | 美食
感想/地上5センチの恋心(試写)
d0055469_2312728.jpgなんだ、地に足ついてんじゃーん。『地上5センチの恋心』3月1日公開。ゲイの息子と、ダメ彼を実家に住まわせる不機嫌娘を抱える未亡人オデット。健気に慎ましく日々を暮らす中の楽しみは、お気に入り作家パルゾンの小説たち。彼のサイン会に足を運んだオデットは緊張のあまり自分の名前もいえないほど。そこでファンレターを送る。当のパルゾンは批評家に新作をこきおろされ自信喪失したあげく、その批評家と妻が不倫。絶望した彼を救ったのはオデットの手紙だった。
映画「地上5センチの恋心」公式サイト-Home-

タイトルからもチラシからもファンタジー色強めかと思ってたら、それはあくまでちょっとした比喩表現レベルで、すんごく地に足の着いたお話し。オデットは陽気な天然ミセスだけど、しっかりと子供を守り、仕事をこなし、そして自分の生き方を持った大人の女性。可愛らしくもあり、母の強さもありで、見ていてハッピーな気分にしてくれるわ。対してパルゾンはフランス映画特有のうじうじ系ダメ男。勝手に自信をなくして女にすがって、っておいおいしっかりしたまえ。とまあそんなガキおじさんなのだ。

本作は、監督がファンレターに励まされたという実体験からインスピレーションを得たんですって。普通の暮らしの中でも、ちょこっと笑えて、ちょびっとハッピーになれることはたくさんあるんだよ、ってね。とにかくパルゾンの女々しさに腹が立つんだけど、オデットの素敵さが断然上回って悪い気がちっともしないお話し。ミセスだけにガールポップなものは控えめながら、全編に品のいい可愛らしさがあって、アラサー以上の女性にゃーうってつけっす。

終わってみれば確かに、"5センチ"くらいのちょっぴり幸せ気分を分けてもらえましたよ。
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by april_foop | 2008-01-24 00:00 | 映像
感想/4ヶ月、3週と2日(試写)
d0055469_1332673.jpgシニカルというかなんというか、重いのに逃れられない! 『4ヶ月、3週と2日』3月1日公開。1987年チャウシェスク政権のルーマニア。女子大生オティリアは、寮のルームメイトのガビツァのために慌ただしく支度をする。それは、非合法である中絶の準備だった。トラブルに巻き込まれながらも選ぶ道のない、忘れられない1日がはじまる。2007カンヌ映画祭パルムドール受賞作。
4ヶ月、3週と2日 [オフィシャルサイト]

ホンットにびっくりするわー、この映画。カンヌの人たちはこれがお好み? じっとりダークな陰湿系世界の中で、こっちが逃げ出したくなるようなジリジリした展開。登場人物の周辺を360度囲い込むかのような長回し多用で、会話から何から超超超リアル。進めば進むほど息が詰まっていって、早くなんとかこの場から解放してくれ!と思ったほどに密な空気。

それは多分オティリアが感じ、責め立てられただろう、圧。ついこの間ながら、権利も自由も認められなかった時代の空気の中でもがくってこういうことなのか。抜き差しならない状況にもかかわらず、当事者のガビツァは最後まで切実さが欠けるという間接的な描き方がまた強烈なのよ! 他人事を我が身の如く背負い込んだオティリアが、どんどん追い込まれていく様は、こちらを感情移入させるに十分。なんて皮肉。ああ恐ろしい。女同士のアンバランスな関係もまたリアルだよなー。男性監督とは思えん。

でも終盤でふと思ったのは、ある意味これは命の重さを描いているのかもしれないということ。現代日本ではきっと、"たかが"中絶。その"たかが"のためにオティリアは共犯になり犠牲になり、なぜそこまでというくらいの使命感をもって奔走する。その負荷は、当時のルーマニアでは多分、自由や権利の重さ。今、日本でオレが感じるのは人の命の重さ。観てる間はとにかく逃げ出したかったのに、観終わると不思議にいろいろと思うところが湧いてくるのが、この作品の映画力なのか。

勝手なドラマを予測するこちらを嘲笑うかのような展開にも驚き。巻き込まれ系ながら、最後まで最前線から退かなかったオティリアにいったい何を思うべきなのか…。人には絶対薦めないけど、強烈にズシリな113分!
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by april_foop | 2008-01-23 00:00 | 映像
感想/ライラの冒険 黄金の羅針盤(試写)
d0055469_2123788.jpgとりあえず序章って感じ。『ライラの冒険 黄金の羅針盤』3月1日公開。人々のそばに「ダイモン」なる動物の姿をした精霊のつく世界。そこに暮らす、両親を亡くした生い立ちを感じさせないおてんば少女ライラ。学長から真実のみを指し示すとされる羅針盤を渡され、友人のロジャーがさらわれた日から、彼女の大いなる冒険がはじまった。次々に現れるミステリアスな大人たち。世界にちりばめられた謎の数々。ライラの行く手に待つものとは。世界的傑作児童ファンタジー、ついに映画化!
GAGA映画『ライラの冒険 黄金の羅針盤』公式サイト

って↑読んだだけじゃ設定がよくわかんないよね。そう、まずはこの世界観の説明って感じの作品。壮大な冒険の前フリ。主要キャラをひと通り登場させ、基本ルールを紹介しました、って感じで、羅針盤はまだまだ活躍せず、謎についてはほとんど明かされないまま。とりあえずでいいから、もう少し強いオチがほしかったですぜ。

けどま、『LOR』も『ハリポタ』も『ナルニア』も観てないオレ様ですが、つまらなくはなかったよ。キレイな映像を駆使してテンポよくお話が消化されてって、キャラもそこそこ。ただダイモンて動物の姿してるから、ファンタジー感あんましなくて萌えないなーってのと、鎧熊族の姿形がみんな一緒で個体差が全然なかったところはガッカリポイント。ゲーム『鉄拳』を観てるような気分も少々。キャストたちは総じて魅力的だったんだけれどね。

まあ足を踏み入れてしまったので次も観るだろうと思われ。良し悪しの判断はそこまで持ち越しっすな。
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by april_foop | 2008-01-22 00:00 | 映像