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2007 Most Valuable Cinema 10
今年公開した映画の中から、最も心に残った10作品を発表!で2007年を締めくくり。
(鑑賞数/外国映画131作品、日本映画70作品)

#10/アフター・ウェディングある愛の風景
スサンネ・ビア監督と出会えた歓びを込めて、2本セット(+『しあわせな孤独』)で。人間の抱えるさまざまな淋しさを切り取りつつ、でも救いがあって、今年の"ネクラ受け大賞"。

#9/フリーダム・ライターズ
青春×熱血=明らかにツボ。ベタなんだけど、ペンとノートってのがまたいいじゃない。誰もがヒーローの"the most 事実は小説より奇なり"。

#8/厨房で逢いましょう
毒っ気のあるユーモアに魅せられた1品。キッチュとしかいいようなく、一部の人だけ喜ぶ絶妙な味わいをくれた"隠れ三ツ星リストランテ"。

#7/俺たちフィギュアスケーター
今年最も笑った、滑る"すべらない映画"。くだらなすぎて涙が出るよ。初笑いにもぴったりの現在公開中。

#6/ラブソングができるまで
"ロマンティックが止まらない"部門第1位。ドリューのキュートさが最高! 『ホリデイ』より断然上!!

#5/ボビー
映画として以上にボビーという人物に大感動。人生観、正義観すら変えてくれる本年度"座右の銘画"第1位。

#4/4分間のピアニスト
天才ジェニーの格好よさったらないぜ! 音楽もスーパークール。ラスト4分間の戦慄は今年の"ベストシークエンス"!

#3/世界最速のインディアン
"青春 of the year"はなんとぼやきジジイ! さわやかな涙がキラリの万人が感動できる好編。

#2/再会の街で
"一番泣いた映画"。喪失と喪失感の物語に、深く深く想いを寄せることができた。絶望や失望の中に一筋の希望があって、とても勇気づけられる。さあ、今すぐ劇場へ!

#1/バベル
人と人は確かに繋がっているという人間社会の本質を、逆説的ながらも鋭く、力強く、痛切なまでにメッセージ。想像力を要求されることは確かだけれど、"今、世界にもっとも必要な1本"。圧倒的!

d0055469_1215597.jpgなんだかマイナー志向なラインナップ? 残念ながら邦画は外れ年。いい作品もあったけど。共感、反感、その他ありましたら、じゃんじゃんお寄せくださいませ。来年も素敵な映画に巡りあえることを楽しみにしてます(もうすでに何本か出逢ってる)。

※去年の10本→2006 TOP10 CINEMA

さて、今年はブログ名も変更した当サイト『EDITOREAL』。多くの人にご高覧いただき、多謝でございます。来年も"1min.で読める"をモットーに映画やらなんやら、ちまちませこせこ書き連ねたいと思いますので、どうぞよろしく!
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by april_foop | 2007-12-31 00:00 | 映像
april_cools07-08@川場&スノーパーク尾瀬戸倉
d0055469_071691.jpgイエーイ、ついにシーズンイン!! 雪山の季節がやってきました。昨日、今日の一泊で開幕戦です。29日は、川場スキー場へGO。
川場スキー場

天候/曇り、一時晴れ 気温/5℃ 混雑/そこそこ
4シーズンぶりに訪れたここ、川場。12月ながら積雪はぼちぼちって感じでまだ全面オープンには至らず。それもあってか、思ったよりは混み合ってたかなー。日帰りグループのボード客多い印象で、比較的初中級者が多かったような気が。

この日はとにかく気温が高くて、晴れ間が出た瞬間なんて春スキーか?っつーくらいの暑さ。その分ソーカイで気持ちよく滑れたことは確かかな。このゲレンデは規模の割にコースが豊富なのがウリの1つだけど、上級コースはほとんどクローズだっただけに、何本か滑ったらちょっと飽きちゃったのは否めないところ。

つーか前日の睡眠不足がたたって、ランチ後に食堂で1時間も寝てしまった。。

d0055469_073122.jpg翌30日は、ここ3シーズン、必ず訪れてる尾瀬戸倉へ。
Snow Park Oze Tokura / スノーパーク尾瀬戸倉

天候/雪のち晴れときどき曇り 気温/0〜3℃ 混雑/ほどほど
こっちは積雪が全然足りなかったなー。まともに滑れるのはメインのロマンスコースのみで、ちょっと期待はずれ。スノーパークっぷりは発揮できておらず、6mキッカー&4mボックスがかろうじてオープンしてたのみ。

でも逆に、それならそれで割り切れて、純粋に滑ることを楽しめたの。スタンスを調整してみたり、フェイキーを重点的にやってみたり、自分のペースでのんびりと。最後の方はキッカーに集中してジャンプの感覚を思い出してみたり。朝は寒かったけど、雪が止んでからは寒さもなくなって快適だったしね。またハイシーズンに遊びにきたいわ。

ちなみに今回の宿泊は、以前もお世話になったロッジ 白い鳥へ。ここがまたキレイで1泊2食6825円とリーズナブル&尾瀬戸倉のリフト券が3000円に。お部屋は広々清潔。料理は炊き込みご飯、シュウマイ、鶏の唐揚げ、鮭のホイル焼ほかと充実でった。尾瀬戸倉をめざすならオススメです。

てことで雪質はまだまだなれど、楽しく滑り始め。お次は再来週の3連休の予定。いい雪期待してます!

(私信:mattch!!、kicks夫妻、手配もろもろサンクス!)
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by april_foop | 2007-12-30 00:00 | 体育
NBAマガジン2007-12月号
d0055469_0424261.jpgBS1、ありがとう! ついにわがニューオーリンズ・ホーネッツのゲームを放映してくれました。今回はこのゲームレビューを。
NBA.com Hornets at Bobcats Game Info

もうMVPはこの人にすればいいじゃない。CP#3ことクリス・ポール! 久しぶりにゲームを観たけど、めちゃくちゃ成長してんじゃないか! 元々ボールハンドリングもパスセンスも図抜けていたけど、今や完全なるフロアリーダーでプレイメーカーで、ゲームを支配しきってましたわ。格下チーム相手とはいえ圧巻のプレイぶり。

とにかく視野が広く、キープ力とバスのスキルがしっかりしてるので、ディフェンスにまったく的を絞らせない。そのうえドライブも巧い。ドリブルテクとチェンジオブペースで翻弄しまくって、置き去りにされたディフェンスが慌てたところをあざ笑うかのようなパス。シュートもいつでも行ける状態でパス。パスを防ごうとすればレイアップありスクープショットあり。あげく、間合いを空けたら3Pがズドン! 速いけど速さに頼らず、戦況とディフェンスを見極めきった上でのプレイの選択が絶妙。チームをコーディネートするその能力はすでにナッシュ級。

なにがすごいって、3年目のこの小さな大エースをチーム全体が信頼しきっていること。どんなシチュエーションでもまずCPにボールを入れることですべてが始まる。リバウンドとったら必ずCP。前が空いていてもとにかくまずCP。このチームとしてのイズムの統一、大黒柱があるということがすべての戦術を支えていますわ。

サポートキャストも役割をしっかり果たしてました。チャンドラーは、まだまだ荒削りだけど、ディフェンスは一生懸命やってたし、なによりよく走ってオフェンスにも参加。チームのセットにしっかりフィットしてました。ストヤコビッチはもう少し確率をあげてほしいけど、やっぱり3Pがあると思わせることだけでも魅力的。モーピーは相変わらずオフェンスセンスを感じないけど、ディフェンスで意外と力を発揮できたりするし、5人目の先発としては合格点。とどめは生え抜きのウェスト。シュート力はもちろんだけど、パス含めたボールの扱いが巧いのなんの! 中でも点取れるし、なんて頼りになる男。4Qの3連続得点は素晴らしかった。

オフェンスもディフェンスも組織でプレイができてて、これはなかなかにバイロン・スコットの手腕かも。ゲーム運びで甘さがときどき見られたのが引っかかるけど、それは徐々に改善されてくと信じましょう。

ただし、シャーロットは弱過ぎた。オフェンスは1on1頼みでたまのノーマークも落としがち。リバウンドは目も当てられず。ディフェンスはチームとしてほとんど機能せず、チャンドラーに何本ダンクされてんだって具合。J-RICHのダンク見れたのはよかったけどね。

12/30現在、我がNOHは20勝10敗の好成績。主力の故障さえなければプレーオフはまず確実。カトリーナ級の旋風をリーグに起こすのだ! もちろん指揮するのはCP#3で!! いやー興奮するゲームだった。
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by april_foop | 2007-12-29 00:00 | 体育
感想/L change the WorLd(試写)
d0055469_116459.jpg観たかったLとは違うかなー。『L chenge the WorLd』2月9日公開。キラを止めるため、自らの名前をデスノートに記したL。残された時間は23日間。ワタリ亡きあとも未解決事件を1人解き明かすところに、ある1人のBOYがワタリのもとに送られてきた。彼の生まれた村が謎の凶悪ウィルスによって壊滅したらしい。時を同じくして、そのウィルスのワクチンを研究していた男が殺され、その娘もまたワタリを訪ねてくる。残された日数はあとわずか。Lの最期の戦いがはじまる。
『L chenge the WorLd』公式サイト

はい、『デスノート』のスピオンオフですね。まず、『デスノート』を期待していたのがそもそもの間違い。あの心理戦は展開されるはずもなく、世界観はまったく別物。当たり前だけどデスノートとはまったく関係のない、地球規模のバイオテロという若干ロジカルとは離れたようなストーリーの中で、Lがどう行動し、そしてワタリを亡くしたLがどう事件を解決していくのか。そこで見えてくるLは良くも悪くも『デスノート』のそれとは違う。子供に戸惑うわ、ママチャリに乗るわ、"L走り"まで見せてくれるわ。

そういう面は、決して意外すぎはしない、とは思うんですよ。ひょっとこお面じゃん、なんたって。冷静沈着×頭脳明晰なだけが魅力じゃなかったもんね。あの座り方、激烈甘党、そんなトリッキーさがよかったわけですから(あのケータイつまみあげ通話が見られなかったの超〜残念!!)。

けどなー……それを踏まえても、今回のLはカリスマ性なさすぎ! 慣れない子供相手でも、苦手分野であっても、そこはひょうひょうと何食わぬか顔でやりきってこそLでしょーと、Lファンのオレは思ってしまうんですが。なんか最期までココって見せ場もなく中途半端なL像で終わってしまったような気がしました。松山クンはそんなLをよく咀嚼してたようには思うけどね(しかし髪が前作ほど伸びてないのは物足りないぞ)。

そして周辺キャストがなんとも苦々しく、そこもLの世界と食い合わせ悪過ぎ。盛り上がる山も大してなく、どうせデスノ&Lファンのための映画なんだから、もっともっとL押しでいってよかったんでは? 23日間のカウントダウン感もまったくなかったしね。残念。

d0055469_0471886.jpgd0055469_0472972.jpgd0055469_0474722.jpgd0055469_0475712.jpgなんて偉そうにいいつつ、『デスノート』観たのはついこの間DVDにて。話のおもしろさはもちろん、L・松山ケンイチに心底惚れたわ。大ブレイクもスピンオフも大納得。しかし周辺キャストの弱さはこっちも一緒で、作りは微妙か。んー。

映画版を観てから原作コミックを読了。噂通りの激おもしろ。しかしLの死後は、月が後手踏んでばかりなのが淋しかったね。苦し紛れも多かったし。終わらせるためとはいえ。それにしても月だけがノート&ルールを知っていたという絶対的優位と主導権を奪ったLはスゴイぜ。『スラムダンク』の10倍は読む時間かかったぜ。
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by april_foop | 2007-12-28 00:00 | 映像
感想/東京少年(試写)、東京少女(試写)
d0055469_12264853.jpgBS-iモノ2本出し〜。1本目『東京少年』2月2日公開。祖母と2人で暮らし、コンビニでバイトして、同い年のナイトと文通をするみなと。ある日、コンビニのお客さん・シュウに告白され恋をするが、みなとには、一時的に記憶をなくしてしまう障害があった。また記憶をなくして目を覚ますと、シュウの態度が冷たくなっていた。みなとはナイトに会いたいという手紙を出すが、彼は現れなかった。
東京少年|TOP

ビミョ〜。堀北ファンは必見でしょうが、とにかく設定がなにやら古めかしいよ! 事故で両親亡くしたトラウマとか、気持ちはよくわかるけれど、あまりにもステレオタイプすぎて、特に感情が揺さぶられることもないし、キャラも中途半端で感情移入もしづらい。なにかもう少し背景を感じさせるフックを入れるなりで、みなとの抱える疎外感や自責感を演出してほしかったなぁ。恋の描写も浮き浮き感があんま出てなかったし。時系列を入れ替える構成自体は悪くないと思うけど。

登板過多気味の堀北は、相変わらずしっかりお芝居できてるのが救い(そして相変わらず垢抜けない)。石田クンはこういうお人好しな反抗期的青年ポジションがすっかり定着したね。『グミチョコ』もそうだし待機作の『死神の精度』とか『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』でもがんばってましたわ。

てことで、キャストのファン以外にはあんましおすすめできない感じ。

d0055469_1226582.jpg2本目『東京少女』2月23日公開。高校1年の未歩。ホテルの階段で落とした携帯がなぜか見つからない。電話をかけてつながった先は、なんと明治45年の時次郎なる男のもとだった。どちらからともなく互いの悩みを打ち明けるうちに、100年近い歳月を超えてつながりはじめる2人の心。が、いよいよ携帯の充電が残り少なくなり…。
東京少女|TOP

こっちも話として決して目新しいものでもないし、ある程度先は見えるとは思うけど、タイムスリップとケータイを媒介にしながら人と人の心の交流を優しく描いていて、とても清々しく観られたわ。明治の男がやけに今っぽい口調なのとか、まあ細かく突っ込めちゃうところはあるけど、大筋は意外にしゃんとしてるのね。ボクは携帯電話とかインターネットとか、イマドキツールをネガティブに受け止めることが嫌いなので、こういう心をつなぐ使い方をしてくれるのは大歓迎します。

夏帆はもうたまらなく止まらなく可愛く、相手役の佐野君も純情っぷりが明治っぽくも見えて悪くなかったなー。2時間ドラマっぽさは否めないけれど、優しいファンタジーを案外楽しめる1作。個人的にクライマックスで時次郎のナレーションがあればさらに盛り上がった気がするけど、安っぽくなるかしら?

なにはともあれ、こっちは意外に拾い物って感じ。もうどうにもこうにも夏帆ラブが止まりません! 『うた魂♪』もサイコーでしたわ。
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by april_foop | 2007-12-27 00:00 | 映像
優から届いたメッセージ? From優(単行本)
d0055469_9431345.jpgお宝本をいただきました! 蒼井優のエッセイ『From優』。2003年6月初版の本で(重版してんのかは知らない)、今や絶版なのでオークションでけっこうべらぼうな値段だそう。さすがに2003年じゃあんま売れなかっただろうからなー。まだ、"蒼井優"といって通じる人は少なかったぜ、あの頃は。この数年で急騰してるってことね。

中身はもう超〜初々しくて、読んでるこっちが赤面しそう。子供の頃から、バレエのこと、学校のこと、『アニー』オーディションのこと、東京への引っ越しのこと、事務所所属のこと、『リリィ・シュシュ』のこと、それからのいろいろなお仕事のこと。本人の言葉でつづられております。

なんせ世に出始めだったといっていい当時17歳、文字通り"優"等生な発言に終始してるので、おもしろいとは言い難いねー。どこ開いても、なにやらあま〜いテンションで、ヘタすると歯が浮く感じ。もちろんそれは戦略的なものだろうし、それを否定する気はさらさらありません。それはそれで貴重だし。今よりもふっくらした懐かしい写真がいろいろ見れたのは純粋に楽しかったね。すでにプチノスタルジー。帯には岩井俊二のコメントがあったから、本編にも当然入っているんだろうと思ったら、特になんもなしだったのは残念だったぜ。

とにもかくにも、豊島区イチの蒼井優ファンとしてルーツを垣間みれたのは貴重でしたわ。さすがに自分じゃ絶対買わないからね。贈り主さん、どうもありがとう! ものすごい嬉しかったです。今年は1回しか蒼井優を取材しませんでした。来年は主演映画(日活の方が絶賛!)もあるし、また取材できる日を楽しみにしつつ、今年の「優」納めとしたいと思います!
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by april_foop | 2007-12-26 00:00 | 文字
美食百花dish44 夜景を肴にワインでも
d0055469_0432755.jpgd0055469_0434141.jpgメリークリスマス!とかわざわざいっちゃうブログ内グルメマガジン『美食百花』でございます。

<<新宿/ワインダイニング
at(Sanwa Holdings)

新宿住友ビルの高層階は「天空美食」と銘打ったレストラン街で、その中のひとつがここ、「at」です。実は学生時代のバイト先とこちら、親会社が同じなので、多少のつてもあったりなかったりで(今はない)、ちょこちょこ利用させてもらってます。まあそんなもんですんで、お店の格は大したこと無いですし、サービスも居酒屋に毛が生えた程度で気が利いてるとはいいがたい。お料理もボチボチってところってのが実情ではあります。

けどね、その分リーズナブルで、それでもなんとなくオープンキッチンの雰囲気は悪くなく、そして新宿の夜景がたっぷり楽しめるんだから、これは十分メリットあるといっていでしょう。肩肘張らずに、ちょびっとだけリッチな気分。そもそも西新宿って同じ新宿でも歌舞伎町とは別世界。大人の夜には悪くないと思うんですわ。

ちなみに今回はクリスマス限定コース11550円をオーダー。アミューズにはじまり、たらば蟹と帆立のクレープ包み、フォアグラのテリーヌ、スズキのオーブン焼、牛フィレのグリル、デザート&コーヒーやらをいただきました。やっぱりこんなもんかな、って感じですが(場所代って感じもある)それなりに満足。奥まった席で夜景こそダイレクトには見えなかったけどその分落ち着いてたから結果オーライ。

山ほどある夜景レストランのひとつとして、ぜひご活用あれ。
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by april_foop | 2007-12-25 00:00 | 美食
感想/ハムレット(劇団四季)
d0055469_21232027.jpg今日から開演『ハムレット』2月3日まで〜。父王が死に、叔父が新王に即位し、母は叔父と再婚した。それを不服に思う王子ハムレットの前に現れた父王の亡霊は、彼が叔父により毒殺されたことを告げる。復讐を胸に誓うハムレットは、乱心を装い…。
劇団四季 ステージガイド ハムレット

いわずもがなのシェイクスピア悲劇。劇団四季さんとこのを観てきたよ@自由劇場。まあお話は古典ですよね。復讐劇にまつわる数々の悲劇。そして誰もいなくなっちゃうし、なんとも悲しい結末で、特段おもしろい話だとは思わない。筋書きだけ見れば単純だしちょっと退屈してしまった部分もある。けど、登場人物それぞれの思惑はまさにトラジディックに作用してて、なんともいえない味わいはあるよね。ひとことひとことの言い回しとか、訳者によっても全然違うと聞くし、ディテールをかみしめるのが古典劇の王道的楽しみ方なんでしょうね、きっと。

劇団四季の『ハムレット』は近々通算600回を迎えるそうで、すごいですなー。自前の劇場ですしなー。客層はすこぶるお上品な感じ。母娘も多数見受けられました。そういえば、『ハムレット』アレンジの『女帝[エンペラー]』って映画もありましたっけ。

シェイクスピア、よく知らないのでもう少しお勉強したいです。劇団四季ももっと楽しみたいっすね。
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by april_foop | 2007-12-24 00:00 | 閑話
感想/歓喜の歌(試写)
d0055469_20382446.jpg応援したくなるんだよね、こういうのさ。『歓喜の歌』2月2日公開。年の暮れも押し迫った12月30日のとある市民文化ホール。大晦日には、「みたま町コーラスガールズ」のコンサート予定が入ってて…、え、なに、ガールズじゃなくて「みたまレディースコーラス」? 違うよ、ガールズって書いてあるよ、ってなに、これもしかしてダブルブッキング!? もう明日だってのにどうすりゃいんだよ…。。
映画『歓喜の歌』公式サイト

ほのぼのあったか小さなコミュニティのお話〜。落語が原作ってだけあって、市井の人々の人情の炙り出し方がさすがにお上手。キャラ造形もどうにも憎めない人たちばかりで、小林薫の小役人ぷりから、無敵の微笑みを繰り出す安田成美(聖母的ですらある!)、その他カメオ的に集まった豪華出演陣の目白押し。松岡組コネクションとシネカノンブランドの成せる技か。個人的には北京飯店の娘がヒット。あのフツーっぽさ、たまりません。

肝心の話の筋は、いろんな人がちょっとずつ助け合って一生懸命に暮らしてる、そんな姿を丁寧にすくいあげたもの。誰の隣にもある、ちょっとミスったり、面倒だったり、邪魔くさかったりみたいな、そんな小さな小さななんでもないドラマを積み重ねて、最後にはあっぱれな大団円に。今の時代、もっとギスギスしてドライなのが実情かもしれないけれど、でもこういうあったかさが決して消えてなくなってしまったわけではないと再確認させてくれます。その証拠に、観たあとはほんのり温かい気持ちになれるから。

宣伝文句にあるようなコメディ感はさほどなかったけど、ほどよいテンションの市井の人たちが作る、味のある良品。ある程度年齢層高めにはどストライクだろうし、多くの人たちに届けてあげたい1本です。4月5日には合唱ハイスクール物語な『うた魂♪』(面白かったヨ)もあるし、合唱ブーム来ちゃうかな!?
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by april_foop | 2007-12-23 00:00 | 映像
感想/ラスト、コーション(試写)
d0055469_1944187.jpgいろんな意味でドキドキした! 『ラスト、コーション』2月2日公開。1942年、日本占領下の上海で抗日運動に身を捧げる女性・ワン。敵対機関の要職に就くイーを暗殺するべく、マイ夫人と名乗って彼の近くに潜り込んだ彼女だったが、やがて2人の間で歪んだ愛情が交わされ始める。愛と使命の間で揺れ動く2人の愛情と運命の行方は…。
ラスト、コーション 色|戒

気を抜けない150分超! 戦争の裏にあった実在のモデルありな男女のごくごくパーソナルな愛憎と感情をこれでもかってくらい濃厚に描き倒し!! 話題になってる生々しいセックスシーンもさることながら(モザイクかかるくらいの体当たり)、それ以上にワンとイーの情がどっぷりたっぷり描き出されてて、そこに惹き付けられてしょうがないわ! 1つ1つのシーンがなんとも意味深いのさ。

任務を背負ったそれぞれの立場で、2人がいったいどの瞬間から気を許したのか。どこから愛し始めたのか。どこまで信じていたのか。どれくらい本気だったのか。2人が背負ってるバックグラウンドと合わせて、考えれば考えるほど迷宮入りしそうな繊細な心理状態を、トニー・レオンとほぼ新人タン・ウェイが情感豊かに、表情多彩に演じ切っていて、そのドラマにかぶりつき。真相は2人のみぞ知るの世界から観客は抜け出すことができないはず。ドキドキ、ドキドキ。

加えて周辺キャストのドラマもしっかりしてて、なおのこと人間関係は一筋縄ではいかなくなり、単なる歴史の裏にあった恋物語では片付けられません。長いけれど決して集中力を切らさない見せ方の巧さといい、短編小説をここまで膨らませた手腕といい、さすがはアン・リー監督というべきなんだろね。たっぷり堪能させていただきました。あっけないともいえる幕切れもなんだか痛いぜ。

もしかしたら万人受けではないのかもしれないけど、強く印象に残る1本。タン・ウェイは歳のわりに童顔で、ちょっと永作さん風味? なんて思ったら、永作さんご本人が観にきてらっしゃいました。痛くお気に召されたらしいですよ!
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by april_foop | 2007-12-22 00:00 | 映像