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感想/銀色のシーズン(試写)
d0055469_17563525.jpg雪山熱上昇は約束できます。『銀色のシーズン』1月12日公開。桃山町のゲレンデの何でも屋、銀、佑治、次郎の3人。コース外滑走はもちろん、詐欺まがいの悪さまでやりたい放題の3人に目を瞑る町の面々。そんなある日、町おこしの一環として企画した雪上結婚式の記念すべき第一号花嫁がやってきた。スキーのできない彼女のコーチをひょんなことから銀がやることになり…。
映画「銀色のシーズン」オフィシャルサイト2008年1月12日(土)全国ロードショー

まあ作りは浅いですけど、エンタメ作品と割り切ればこれでいいんだろね。別にキャラ造形に新しさはないし、ストーリーは思わせぶりなわりに意外性とかも特にはなし。リアリティもあるとは言い難いかなー。でもテンポはいいし、スキーシーン、笑い、恋愛といった見せ場要素が万遍なく盛り込まれてるから、なんか古くささはあるものの、ぼんやり観てる分にはそれなりに楽しめるんじゃないかしら。

オープニングは雪山のイメージ映像のごとく非常に爽快かつ迫力あったし(皮肉にも同じ雪山舞台の『ミッドナイトイーグル』より!)ね。雪山景色は、ボーダー心をくすぐってくれますよ。あー早く滑りに行きたいなー。ちなみに瑛太君たちはスキー初心者だったけど合宿してがんばったそうです。去年の撮影で雪不足に相当悩まされたらしいけど、とはいえ山頂の撮影は寒くてキツかったとか。

軽い気持ちでエンタメ映画。オレ的には趣味じゃないけど、たまにはいいんじゃないでしょーか。
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by april_foop | 2007-11-30 00:00 | 映像
感想/はじらい(試写)
d0055469_10595235.jpgエロおもしろい! 『はじらい』12月22日公開。映画監督フランソワは、"タブーの先にある歓び"を映画にするため、オーディションを行う。女優たちに課したテストは、カメラの前で絶頂に至ること。ほとんどの女優が拒絶する中、3人の合格者が現れるが…。
___映画『はじらい』OFFICIAL SITE___

監督のジャン=クロード・ブリソーは、前作『ひめごと』でのオーディション中のセクハラを訴えられて有罪判決まで喰らってる。そんないわくつき監督の最新作はこれまた問題作。主役のフランソワはまさにセクハラまがいのオーディションをするわけだからね、そりゃスキャンダラスな匂いも漂います。監督は体験が投影されてるとはいうものの、訴訟の前から脚本はできていて、特別な因果はないといっているそーですが。

しかしそんな背景は関係なくおもしろかったのですよ。確かにヌードシーンが頻繁に登場するものの、そこに卑猥さはなく、むしろ芸術的な美しさの方が際立っている。そしてそれより目につくのが、スリリングな人間模様。監督と女優、男と女、女と女という微妙なバランスを、性という背徳的な題材を媒介にしながらも、エロ関係なくドキドキさせる作りに仕上げているのはお見事ですわ。不思議な堕天使の存在も、解釈は難しいけど効いてるよね。現実と幻想の間の危うい感じが出てて。

性的な題材で映画を撮るというタブーと、劇中で道徳観念を突き破るという二重のタブーによって、すごく興味をそそられる一作になってました。まあ観る人は選ぶんだろうけど、はじらうことなく観てもいいと思うですよ。
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by april_foop | 2007-11-29 00:00 | 映像
感想/魍魎の匣(試写)
d0055469_8411927.jpgホントに豪華で見応え十分! 『魍魎の匣』12月22日公開。箱詰めにされた少女の死体バラバラ事件。人の不幸を箱に封じる祭司。不可思議な方形の館。怪しい人物と箱をめぐる不可解な事件を、古書店・京極堂、作家・関口、探偵・榎木津、刑事・木場たちが追う。
魍魎の匣【もうりょうのはこ】

『姑獲鳥の夏』を観てなければ、原作シリーズを1冊も読んだ事ない京極堂素人状態での鑑賞。いやいや、これかなり面白かったですのよ。なんつってもまずキャラクター。主要メンバーみんな愛すべき変わり者で、しかも役者さんたちが巧くて巧くて。堤さんはホントすごいし、阿部さんもキャリア一番のハマり役に思えました。関口は永瀬さんから椎名桔平に変わったらしいけど、初めて見るオレにはまったく違和感なし。その他端役まで豪華、豪華、見目麗しいわ。しかもそのかぶせまくりの掛け合いが見事。いいテンポ。熟練の技。

そしてもうひとつの見どころは、不思議なロケーション。これどこ? と思ったら一部中国ロケだそうで、戦後の不思議な時代感と、虚実入り混じったような空間は観てるだけでなんだか異次元トリップ。物語の怪異的なムードとよくリンクしてたと思うのよね。だから、古語やら陰陽道やらペラペラよく喋るキャストが時々なにいってるかわからなくても、十分楽しかったですわ。

ミステリとしてというより、純粋に物語性を楽しめたし、あれこれ推測する間もなくどんどん話に引っ張られて、最後まで興味津々のまま見終えられたよ。これは見せ方のうまさも多分に影響していたと思われ、尺の長さ以上に濃密な味わい。時々ちょっとチャチに映るところもあるにはあったけど、ほとんど気になんなかったなー。やっぱキャストの力が大きいわ。

原作読了者がどう思うかは別だろうけど(かなりイジってるらしいので)、期待以上に楽しめた2時間ちょっと。こりゃ『姑獲鳥』もチェキらねば!
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by april_foop | 2007-11-28 00:00 | 映像
大阪いこか。USJ編
d0055469_902733.jpgd0055469_903812.jpg大阪行きのホントの目的地はココ。初めてのユニバーサル・スタジオ・なんとか! いえーい!
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(TM)

AM9時オープンと聞いていたけど、その時間にはすでに行列。あれ、開園早まってた? 三連休だものね。まずは「ET」へ。通常すでに150分待ち。しかしオレにはエクスプレス・パスがあるもんね! ってコレめちゃくちゃ早いね。でもっておもしろいやんけ! ETに名前呼ばれたで~! お次、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」はちゃんと80分ほど並んで乗車。熱い、熱いよ~。朝飯を食べつつ、新作ジェットコースター「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」にオン。まあよくあるジェットコースターだけどやっぱテンションは上がる。「ジュラシック・パーク」は90分並んで、「ジャングルクルーズ」×「スプラッシュマウンテン」て感じね。どってことなし。

「シュレック」は飛び出しっぷりがものすごい楽しかったわ。映画を観てると楽しさ倍増。そして問題の「スパイダーマン」。並んでいるところを、とんとん、と肩を叩かれ振り向けば、あれ、あなたは雪の丞さんじゃありませんか! 大阪最大のサプライズ。もしかしてあなた、運命の人とかなんですか? 広い大阪で、しかもUSJで、さらにスパイダーマンに並んでるときにめぐり合うなんて…! 運命以外のなんですかね、これ。驚きつつ一緒に載っちゃいましたわよ。てかダントツおもしろかった。あと、ターミネーターに並んだら、ようやく始まったところでマシントラブルのため中止。オイオイ。替わりにもらったエクスプレスパスを使って「ジョーズ」へ。これは笑えたなー。

d0055469_91248.jpgてことでダラダラ書いたけど、USJ、相当面白かったゼ! アメリカ式エンターテインメントって感じで、いいわ~。火や水をじゃんじゃん使うところが楽しいね。完成度でいえば東の横綱には到底及びませんけど、十分満足。エクスプレスパスが猛烈にお高いけど(ちなみオレ様はご招待でした。あしからず)、これを使わないってのはもう無理だわね。行列するのが体にこたえますもの。

ピーターパンのショーは最初しょぼくてどうしようかと思ったけど、空飛んでからはおもしろ。最初からバンバン空中戦で勝負してほしかったね。今回はライド系中心に攻めたので、次回はショーをこなしていきたいね。ええ、すでにもう一回行きたい気分ですとも。ハリウッド、コンテンツはいっぱい抱えてるだろーから、じゃんじゃん新ライドを投入してほしーですネ!
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by april_foop | 2007-11-27 00:00 | 旅情
大阪いこか。食べ歩記編
d0055469_840341.jpg3連休で大阪まで足を伸ばしてきましたのことよ。ギリギリで決めたら、新幹線の指定は取れないわ(往路自由席)、ホテルも取れないわ(ビジネスホテルを1泊ずつ)、バタバタバタ。みな3連休をちゃんと満喫してるのですな。勉強んなるわ。てことでなんとなく大阪歩き。

まず、大阪たこ焼きミュージアムでたこ焼きをつまみんぐ。会津屋(『美味しんぼ』にも登場)と甲賀流で食す。うん、さすが本場。美味しいです。なかなか有名店なんかいな?

でもって梅田スカイビルへ。と思ったら、なんか「カキ祭」みたいなことを地上でやっていて、無料でカキを振る舞ってたよ。2回並んでカキフライとカキ焼をゲット。ラッキー。小腹を満たしたところでシースルーにちょいびびりつつ空中庭園へ。この高さでオープンエアって気持ちのいいもんだね。寒かったけど天気も良好まったりのんびり。ついでにHEP5上の観覧車もハシゴ。高いところ、ちょっと恐いけど好き。

d0055469_8401997.jpgお好み焼きは、美津濃に行ったらPM6時にして激並び1時間以上待ちで断念し、千房に行き先変更。目の前で手際良く様もさすがなら、味も良好。千房焼、山芋焼、ねぎ焼とたいらげ大満足。この焼き加減は、自分焼きでは出せないんよね。

でもって焼肉の名所・鶴橋。目当てにしていた店がすでにラストオーダー終わっていたので、入り口に貼ってあったさんまさんご来店的写真に釣られて大吉さんへ。これが正解、めちゃめちゃ美味かった!(てかどこも美味いのかもしれないけど) タン、カルビ、ハラミに続いてミノが超絶品。美味しいミノって幸せだわ。初めて食べた「ツラミ」(その名の通り"面"の身ですって)も美味しかったなー。

というわけで、名物らしきものを一通り食べて大満足。やっぱ大阪って食べ歩いてなんぼなわけ? 観光しようという気もあったけど、これって場所が見つからなかったもんね。
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by april_foop | 2007-11-26 00:00 | 旅情
美食百花dish42 キハチ本店リニューアル致しました。
d0055469_855739.jpgマロニエやらイトシアやらで賑わう銀座ですが、老舗も負けてはおりませぬ!

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KIHACHI・銀座本店

9月にリニューアルして、KIHACHI銀座店がKIHACHI銀座本店に。あたしゃソフトクリームくらいしか食べたことありませんでしたが、これを機にレストランデビューしてまいりました。2Fは本格フレンチだけど、1Fはカジュアルレストランなので。とりあえずランチでサラっとね。

d0055469_8553281.jpg休日のお昼は95%ご婦人方で満席。残り5%も淑女の連れで、独り身で訪れる物好きオトコはあたし以外見当たりませんでしたわ。でもまあ敷居は全然高くなし。テーブルからバーカウンターまで品よくデザインされ、老舗の趣と、モダンさがいい感じで合わさってまして居心地よござんす。通りに面していながらも意外と喧噪とは縁遠いところも落ち着きますわね。

肝心のお食事ですが、茄子のミートソースを頂きましてん。まあ、外すようなメニューでもないけれど、しっかり美味しゅうございました。ちょっと割高ではあるけど、デザート、コーヒー付きだし、なんかいいもの食べてる感は捨て難いし、法外には感じませんな。そうそう、サービスのよさもサスガって感じ。「お味はいかがでしたか?」なんてさらりと聞いてくれるのも気持ちいいってば。

これぞ銀座ランチという感じ。次はディナーに挑戦しよーと思いまする。
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by april_foop | 2007-11-25 00:00 | 美食
感想/ダイイング・アイ(単行本)
d0055469_132833.jpg次から次へと新刊リリースの東野圭吾大先生。最新作『ダイイング・アイ』をあっという間に読了。雨村は、何者かに殺されかけ、一命を取り留めたものの、自身が起こした自動車事故の記憶だけを無くしていた。彼を襲ったのは、その事故の被害者の夫、岸中。そして岸中は自殺してしまった。なにかが腑に落ちない雨村。自身の失った記憶を辿るうちに、事故の不審な点に気付き始めた彼の前に、謎の美女が現れる。その女性の顔は…あの事故の被害者と同じだった。。

さすが今作もあっという間に読ませてしまうスマートな筆致は健在。といってもこれ、8年も前に『週刊宝石』で連載してたものらしいんだけどね。てわけで、どうもその週刊誌イメージが強くって、銀座のホステスとバーテンだの、セックスシーンだの、あんまし必要なくない?っていう設定が微妙に気になってしまったよ。いつになく野暮だけど、『週刊宝石』読者とのマッチングを考えてのことなのか?と深読みしてみたり。

ベースにあるのは、『天使の耳』と似たモチーフで、交通事故は果たしてアンラッキーで片付けられるのかどうかってとこが下敷きに。その上に盛り付けられるのが「眼」。"眼ヂカラ"ってやつですね。これはもう想像の世界でしかないんだけど、眼の持つ威力ってのは神秘的なものがありますなぁ。このあたりの切り口は、東野さんらしいところ。

ただ、最後までイッキ読みはしたものの、期待値よりは面白くありませんでした。ユニバーサルタワーとか、携帯の使い方とか、氏にしてはちーとばかし無茶な展開も気になったし、人物の掘り下げも中途半端。全体的にディテールの甘さが目立った気がします。しかもドラマ『ガリレオ』放映中にリリースというタイミングといい、それとリンクするややオカルト寄りな趣向といい、商業的側面が強すぎるのでは…と、ちょっと作品の本質以外の要素が気になってしまいましたよ。
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by april_foop | 2007-11-24 00:00 | 文字
NBAマガジン2007-11月号
d0055469_128443.jpg早く書かなくちゃと思っているうちに開幕から早くも1カ月弱! 今年はBSの放送が週3ペースと去年よりも増で、嬉しい限り!(追いつけてないけど) 楽しませてくれておりますNBA07-08シーズン。
NBA.com
何試合か観た中の印象をとりとめもなく。

開幕はPOR@SAS。王者は連覇に向けて盤石のスタート。何も変わらずただただ鉄板。パーカーはさらにアンストッパブルになりつつあって驚異だわ。それよりサプライズはPOR。オルドリッジがかなりいい! ランドルフ放出も納得。このまま成長すればかなり楽しみ。ただ、コーチが欲しいのはJ.オニールではない、ということだけはいっておきましょう。T.アウトローやM.ウェブスターあたりももう少し伸びてくると面白いけどね。

DET@MIA。ウェイド出てなくてつまらん。DETは年々迫力がなくなっていて、強いのはわかるけど優勝は厳しそうだなぁという印象。ラシード、もっとがんばれ。ビラップスも安直なシュートは止めて! ウェイドが帰ってきても低迷中のMIA。気合いを感じるのはモーニングだけか。

WAS@BOS。大トレード断行のBOS。チームとしてはまだまだ全然機能してないのにビッグ3の能力が高過ぎて超強くなってる。。ビッグだけどアンセルフィッシュな3人は、それぞれを殺すことなく今まで通りのスタッツを残しちゃってるよ。この3人がいるだけでサポートキャストのスタッツも向上。ロケットスタートに成功して、この先ケミストリーが整ってきたらどこまで強くなるんだ!?

DEN@NYK。DENは相変わらずディフェンスがザル(ジョージ・カールどうした?)で、結局アイバーソン&メロってあんまり有機的なデュオじゃないんだよね。で、ネネはいつ化けんのよ? タレントは揃っても未だチーム力のないNY、まだまだ低迷は続きそう。このチームにシステムを構築できるコーチ、いないの? アイザイアじゃ無理だってば。

DAL@GSW。去年の大アップセット再現か?といわんばかりの大接戦。なんとか勝ったけど、DALは完全に苦手意識? にしてもバロン・デービスはすごすぎ。リバウンドダンクなんて思わず飛び上がっちゃったよ。DALは今年優勝できないとそろそろ下降線が見え始めそうで怖いです。キューバンもなんだか元気なし。

CLE@SAC。CLEが強いと思ったことって一度もないんだよね。レブロンは凄いんだけどさ。どうもサポートキャストにIQを感じられないわ。レブロン頼みでプレーオフは行けても優勝は当分ないでしょう。SACはガタガタなんだね。ブラッド・ミラーの覇気のなさはびっくりするよ。あんなに熱いプレイヤーだったはずなのに。。でも全員帰ってくればそこそこ強いはず。

LAL@SAS。力の差、歴然! フィル・ジャクソンをもってしてもいかんともし難いのか!?

ごひいきのNOHは好調なスタート。ケガ人が出ないうちにゲームが観たいぞ。あとはメンフィス入りした世界選手権でベタ惚れしたファン・カルロス・ナバーロが観たい!! さあ、半年間みっちり楽しませておくれ!
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by april_foop | 2007-11-23 00:00 | 体育
感想/赤い指(単行本)
d0055469_2322506.gif東野圭吾の直木賞受賞後第一作『赤い指』。『容疑者Xの献身』の流れを汲んだような、ミステリとヒューマンドラマが融合した傑作。ただ面白いだけでは終わらない。なんかの予感があって古本屋に行ったら、まんまと今作が売られてたよ。東野圭吾がオレを呼んでる?w

1冊の中にめちゃくちゃたくさんの社会問題が詰まってるわ。老人介護、嫁姑、教育、いじめ、etc。東野圭吾を読むとダメージ受けるのは、普段目をそらしてたり他人事としてやり過ごしている事象を、もしも自分だったら?という風に突き付けられるから。しかもそれを何かしらの犯罪とからめることで、不可避的極限状態を作り出してて誤魔化しがきかないのよ。すごいわ、ホント。幸いうちの両親は健在だけれど、いつなにが起こるかわからない。考えたくない事だけど、万が一のとき自分に何ができるか、何をすべきか。

ここんとこ、加賀刑事が神の使いかのように何でも解決すんなー、ってなってきた気がするけど、それは事件としての難易度自体は高くないからだよね。今回も計画性のない突発的な事件だから、あっという間に解決できたんでしょう。

ところで、東野圭吾は登場人物に「演じ」させますな。『秘密』だったり『片想い』だったり『ゲームの名は誘拐』だったり演じ方はいろいろだけど、なにかしらの因果を感じたりもする。まだはっきり結論づけられないけど、人間は嘘をつく生き物ってことがいいたいのかな。そして嘘によって時に真実が暴かれる皮肉。作品の枠を超えてなにかそんなテーマを追求しているような気にさせるなー。東野センセーなら、それくらいやりかねないもんね。
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by april_foop | 2007-11-22 00:00 | 文字
感想/ペルセポリス(試写)
d0055469_8194925.jpgマンガで学ぶイラン近代史。『ベルセポリス』12月22日公開。イラン革命とイランイラク戦争で混乱を極めた近代イラン。マルジはその時代に幼少期を過ごし、戦渦を避けウィーン留学する中で、自らのアイデンティティーやルーツと向き合っていく。カンヌで賞賛されたアニメーション映画。
映画『ペルセポリス:PERSSEPOLIS』公式サイト

ほぼモノクロで、クラシカルなちょいさくらももこ風の2Dアニメーション。アニメらしい自由さで平面の中で巧みな表現を見せてくれる。マルジは9歳で革命を経験し、その後の厳しい統制などの下で育つうちに、体制への疑問や自分の欲求を募らせていく。アニメにすることで世界中の人に親近感を持ってもらうという狙いは成功してると思うし、イランの人たちはこれを観たらものすごく感情移入するんじゃなかろーか。

この映画のポイントは一度はイランを捨てながらも、やはり自らのルーツをイランに求めるという点だよね。『その名にちなんで』もそうだったけど抑圧とカルチャーギャップにさらされながら、それでもやっぱ自分の出自って捨てられないもんなんだな、と。自分の中に流れる考え方とか目に見えないものがいろいろと違うんだね。

これ、実際にイラン生まれ、現フランス在住の作者の半自伝だそうで、なるほどリアルだわな。特に女子には響きそう。イランの歴史を学びつつ、自国や自分のルーツをちょっと振り返るような、そんな1本です。
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by april_foop | 2007-11-21 00:00 | 映像