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アオイモリ・トラベル(2)
d0055469_1291743.gif続いてご紹介するのは同じく青森にある「国際芸術センター青森」。これは今回初めて知った施設。青森駅からクルマで30分、森の中でアート好きを待ってます。
国際芸術センター青森・ACAC

ここんち安藤忠雄が設計を担当。「見えない建築」と呼ばれる世界、そのココロはすなわち自然との共存。地形を生かし、なるべく木を切らずに設計した結果、山・森に溶け込み、調和して"見えない"建築となるそうだ。実際に建物の高さは木の高さより低かったり、色もグレーで周囲から浮かないし、棟の向きや高さが不均一なのもまさに自然との共存をめざした結果。長年この森とともにあったかのような一体感があってサスガっす。

このセンターの一番のポイントは、アーティストを招聘しこの地に滞在させ、そしてその場で創作活動をしてもらう「アーティスト イン レジデンス」。春と秋の2回、ここで生まれた作品の展示をメインにしてます。青森の大自然からインスピレーションを得て生まれる作品を、市民に公開することでアーティストと一般人の交流、そして青森アート文化の形成を担うと、そんなあんばい。宿泊棟、創作棟は、アーティスト用で一般人は基本的に入れません(ワークショップで入れる)。

今は「遊びの経路」というテーマの展示がはじまってて、いきなりプラレールを無数につなぎあわせた作品がメインステージに登場。発想の柔軟さと、コンセプトとのマッチングが素晴らしい! そもそも展示タイトルもすごくイイよね。右脳、刺激されるわ〜。この展示はまさに現在滞在中アーティストが創作中で、まだ未完成の現在進行形。そんな経過を見て行くのも楽しそうだわ。あ、ちなみに入場無料なんです! スバラシイ。

その他、森の中を散策しているといきなり登場するさまざまな作品群。これもまた感性豊かなアート。そしてなによりも、この地の緑がキレイなわけですよ。自然こそ最高のアート。で、それを生かしながら生み出される新たなアート。このハーモニー、ぜひ体感してほしーですな。

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by april_foop | 2007-06-30 00:00 | 旅情
アオイモリ・トラベル(1)
d0055469_11551454.gif祝・青森初進出〜。お天気にも恵まれて非常によきところでした。まずは今ツアーの目玉・青森県立美術館。昨年「最後の県立美術館」という触れ込みでオープンしたことはご存じでしたかな?
青森県立美術館

三内丸山遺跡の隣の広大な敷地に出現したこの美術館。真っ白×スクエアなフォルムがカッチョイイ! 設計は青木淳氏。遺跡から着想を得て設計したそうな。かなり大きいから青森らしい雄大なスケール感あるし、シンプルさが際立って美しいね。目の前のシロツメクサとのコントラストも美やわ〜。シンプルなんだけど、凹凸の感じやハコの組み合わせがおもしろいの。そして木をモチーフにしたアイコン(夜はネオンが点灯)も愛らしい! まずはこの外観だけで心ウキウキ!!

中もまたホワイトキューブが不均等に連続していて、不思議な迷路感覚。自分がどこにいるのかちょっとわからなくなってしまうような空間が興味深い。地上は1Fだけで(2Fはオフィス)、展示はすべて地下に2フロア。やっぱり白ベースなんだけど、時に土壁みたいなものも出現して、これもまた遺跡モチーフなんだろうと推察されます。あ、もちろん「あおもり犬」にも出逢えますし、「アレコホール」にも圧倒されるねぇ。

加えて大注目はオリジナルフォント。館内の表記はすべて独自のフォントが採用されていて、なんと90°と45°の直線しか使われていない(唯一の例外は車イスマークで車輪に曲線が用いられてる)。これが劇的にカワイイ! 案内表記を見て楽しいなんてハジメテ!

その他、ライブラリー、カフェ、ミュージアムショップなど無料施設も充実。ワークショップやシアター、アトリエルームなんかもあって、かなり楽しいホワイトスペースになってます。地元密着を基本にして、子供たちをはじめとした近隣住民がアートに触れて、少しでも心豊かになってほしい、そんな願いが込められているそう。もちろん県外のお客さんだってウェルカム。

あちこち歩き回って本当に楽しい美術館! 一度は訪れておきたいアートスポットです。

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by april_foop | 2007-06-29 00:00 | 旅情
感想/河童のクゥと夏休み(試写)
d0055469_1228196.jpg夏休み東西アニメ決戦の大穴!? 『河童のクゥと夏休み』7月28日公開。上原康一は夏休み前のある日、河原で化石のような石を拾う。なんとそこには河童の子が! 康一はクゥと名付け、上原家での河童同居生活がはじまった。共に理解を深める中の、河童の仲間を探す旅、マスコミの殺到。果たしてクゥは現代で生きて行けるのか。
河童のクゥと夏休み

このビジュアルに騙されないで欲しいの! 胸にジーンとくる良作だから!! ってもう死ぬほどベタな設定なのに、なんでこんなに温かいんだろうね。異形の物と心通わせてやがて離れるっつー黄金律の中に、現代の家族、社会がリアルに描かれ、観てる人にいろんなことを気付かせてくれるのだわ。なににも縛られないフラットな存在が、「今」を目の当たりにしたときの違和感てやつが、社会の歪みそのものなんだろーね。もちろん本作ではクゥがそれに気付かせてくれるわけ。

さらにこの作品は上原家周辺の描き方が秀逸。素朴な一家は思いきり善人で、その笑顔はこっちにも伝染してくる。康一の周りには初恋あり、いじめあり。毒っけのない会話で観客を笑わせたかと思えば(本当に笑える小ネタ多し!)、ハッとさせられるようなポイントもあり。「オッサン」の人間社会をおおらかに俯瞰する視点もいいなぁ。

環境問題、イジメ、家族、友情。普遍的テーマをやさしく語る、地味な良作。120分オーバーだけど観て損はありません。

d0055469_12292336.jpgさて、『河童のクゥ』の原恵一監督は、あの『クレしん』劇場版で名を馳せた人。伝説の名作とされる『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』を遅まきながらDVD鑑賞〜。なるほど、これはおもしろい。オトナ目線でもコドモ目線でも楽しめ、しんちゃんの世界観の中にありながら明確な社会的メッセージが込められてる。オトナの幼児化だったり、未来への希望だったり。

アニメといって侮るなかれ。大人も子供も楽しめるいい作品てのは、どんなアプローチからも生まれえますな。
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by april_foop | 2007-06-28 00:00 | 映像
感想/レミーのおいしいレストラン(試写)
d0055469_1227238.jpg夏休み東西アニメ決戦の大本命。『レミーのおいしいレストラン』7月28日公開。超グルメラットのレミー。愛読書は名シェフ・グストーの『誰でも名シェフ』。ひょんなことからグストーのレストランに辿り着くと、見習いシェフのリングイニがスープの味付けを台無しにしようとしていた! 気が気じゃないレミーは自らスープの味付けをし、リングイニとの即席お料理ユニットが完成。2人はパリで一番のシェフになれるのか!?
レミーのおいしいレストラン

ピクサーらしい、軽いノリとテンポでざくざく進んで、楽しい! 子供らしい「夢を叶える」っていう部分と、「新しい物を受け入れる」という大人向けのメッセージとがあわさって老若男女楽しめましょう。極めつけは、料理批評家の締めのお言葉。なかなかの名台詞を残してて、思わず居住まいを正しちゃったりもして。

笑いの間の取り方もちょうどよくて、明快スラップスティックにカラカラと笑えそう。絵のタッチも子供すぎないちょっと斜に構えたような感じがわりと好きですわ。個人的には去年の『カーズ』より楽しかったっす。夏休みにぜひドウゾ。
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by april_foop | 2007-06-27 00:00 | 映像
感想/リトル・チルドレン(試写)
d0055469_0491766.jpg大人になれない大人たち。は愚かですか? 『リトル・チルドレン』7月28日公開。夫と娘と、不自由のない暮しをするサラ。美人妻と愛息を持つブラッド。子供を連れて公園で出逢った2人は、やがて惹かれあう。成熟した大人でありながらも、子供のように何かを求めてしまう彼らが進むべき道とは。
映画[リトル・チルドレン]公式サイト

あ、決して不倫の話じゃないのよ。人間、どんなに歳を取って良識を身につけても、子供っぽさが完璧に抜けるわけないじゃない? ワガママ通してみたり、イケナイとわかっててやっちゃったり、自己正当化のために他人を責めたり。そんな不完全なうちら大人を通して、時に犯しちゃうミステイクと、間違えっぱなしってわけでもないってこと、だからこそ大人にも成長の余地がある、ってことを教えるヒューマンドラマ。未完だから欲しくなるし、もがいちゃうんだよねぇ。うん、うん。よいテーマです。

いささか群像チックで、ナレーションが登場人物の心情を語ったりする作りには監督(そして原作者)のメッセージがしっかり込められてる。この語り部が全体を俯瞰してるから、最終的にどんなゴールを用意してくれるのか興味深く観れたのだな。けど、不倫のなりゆきに時間かけすぎてスローダウン。そのあたりのプロットの完成度がもう少しあがるとなおよかったのになー。あと一息か。

と細かいところケチつけたけど、基本的におもしろかったのよ。いくつかの親子関係や、男と女の生き方の対比、さらには家族の在り方に対しても一石投じてたりして、けっこういろんな味わい方ができそう。「チルドレン」は幼児性という意味じゃなく、発展途上ってこと。子供たちの振る舞いや小物にもメタファー感じたりして、なかなかに観どころある一作でしたワ。
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by april_foop | 2007-06-26 00:00 | 映像
美食百花 dish32 ラム、ビール、銀座の夜空!
d0055469_0325125.gifd0055469_0452426.gif1週遅れの美食百花(すまんです)はビアガーデン。美食かっつーとNOですが、風物詩ですからね。そもそもボク、グルメじゃないですし。

<<銀座/ジンギスカン
ビヤガーデン2007|ニュートーキョー数寄屋橋本店ビヤガーデン|ジンギスカンガーデン

数寄屋橋交差点のちょい横、有楽座の入ってるビル・ニュートーキョーの屋上がビヤガーデンやっとります。知らなかったぜ。ここんちは、ジンギスカンの食べ放題&飲み放題で3980円。クーポン使うと3680円。ビール&サワーが飲み放題、ラム食べ放題なわけです。単品アラカルトは別料金につき、ひたすらラムを頬張る。

ジンギスカンブームが去って以来めったに食べないラムですが、別に不味くなかったよ。座席間がちと狭かったのと、店員の数が足りてないかなーという不満はあったものの、銀座の夜気を存分に味わえて、ビヤガーデンの醍醐味は堪能。やっぱり大人数でくるとテンションあがるわー。肉、ビール、ビール、肉、夜空。

夏の間にもう何軒かチェキりたいと思います。次号は7/9リリース予定。
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by april_foop | 2007-06-25 00:00 | 美食
感想/片想い、サンタのおばさん(ともに単行本)
d0055469_23443523.gif性同一性障害をスタート地点にしたジェンダーフリーと恋と友情の物語。男とは、女とは何なのか。そして男と男、男と女、女と女についてまでも描いた東野圭吾『片想い』。ミステリは舞台装置に徹しつつ、テーマはかなり深遠な広がりを見せる。すなわちそれはアイデンティティ。たどりつく先は感動でも感銘でもなく、人類が永遠に抱き続けていくであろう"片想い"であります。

性同一性障害自体は導入に過ぎず、ここを起点にして話はかなりいろんな方向を向く。しかも、殺人犯は誰か、みたいな絶対的回答が用意されてる問題じゃないだけに(もちろん犯人は誰か、という筋も含まれるけど)、読んでいてもなかなか手応えを得づらかったり。本文中にも出てくるけど、男と女は白と黒!てわけにはいかない。読み進める上で、常にそのグレーゾーンを想わずにいらんないのだ。

ちょっとズレるかもだけど、普段「男だから」とか「女ならば」といったカテゴライズに違和感あるんだよね。日常的に行われてるその区分けって適切な性差といえるのか、それとも個人差なのか。便宜的(慣習的?)に男と女を定義付けして、本質的な個体差を見逃してやいないか。とね。gender(社会的、文化的な意味での性差)とsex(生物学的性別)って言葉では明確に別れていても、実態はそんなきっぱりわけられず。難しいなー。

そんな人類学的テーマを孕んだ一作。骨太で読み応えありました。うーん、男とは、女とは……。

d0055469_23444821.gifで、スピンオフ企画の『サンタのおばさん』。作中に劇団の出し物として名前だけ登場してたものが絵本となってリリース。サンタサミットに新たに加わったのはなんと女性。前例のない"女性サンタ"ってアリ? を切り口にジェンダーフリーを問いかける。ストレートでわかりやすく、とてもいい絵本。大人にも子供にもオススメだね。特にキッズが、一方的な「当たり前」に疑問を持つきっかけになるかも。

てことで、6/29に東野センセーが新刊『夜明けの街で』をリリース。絶対買うと思いマス。 <買いました(リンク先はレビュー)
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by april_foop | 2007-06-24 00:00 | 文字
感想/インランド・エンパイア(試写)
d0055469_1332347.jpg迷宮入り必至の180分! 『インランド・エンパイア』7月21日公開。女優のニッキーは新作映画『暗い明日の空の上で』への出演が決まる。その映画は、かつて主演俳優が殺され未完のままであったポーランド映画『47』のリメイクだった。2つの国、現実と映画、そして謎の世界が交錯するリンチ的「内なる帝国」ワールド!
INLAND EMPIRE

ストーリー説明のしようもないくらい、途方も無く入り組んだ構成。てか筋と呼べそうなもんはないんじゃないかってくらい交錯倒錯シャフリングしまくり。なにかを読み取ろうと目を凝らすことがまるで無意味な気がしてくるわ。だけど、どっかで何かが繋がっている"ような感じ"だけはするんだよね。ズルイわー。難解とかいう次元じゃないね。だって「解」なんてないんだもの。平たく言ってしまえばイミフメイ!

180分ていう尺にかなり及び腰だったけど、意外とそこまでの長さを感じなかったのは、この映像世界に魅せられてたってことね。意味わかんないのに、なぜか目が離せない。そんな世界でございます。怖いもの見たさや、謎解き大好きさんはぜひチャレンジしてみてよ。わからなすぎてもう1回観たくなるから。

てことで自分なりに解釈すると、これはやっぱり誰かの精神世界なのかな、と。ニッキーの精神世界だと思っていたけど、冒頭の謎の引っ越しおばさんの作り話かもしれないし、ロストガールちゃんの死後の世界だったりもするかもしれない。あーダメだ、あと2回は観ないと多分しっくりと繋がらないよ。。

d0055469_1333232.jpgで、予習がわりの『マルホランド・ドライブ』は衝撃的な面白さ! 進んでるんだか進んでないんだかわからないシーンのいちいちから、まったく目が離せなく、そしてすべてを一気にひっくり返し、そして1つに紡いでしまうような究極的プロット。観終わった瞬間にもう一度観たくなるという、大傑作でした。

『インランド・エンパイア』も『マルホランド・ドライブ』の延長線上に位置してはいるものの、飛躍的に右脳度があがってます。なんにせよ、観て良かったかな。こんだけ意味不明だと、役者たちはどんな気分で演じてるんだろーなー?
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by april_foop | 2007-06-23 00:00 | 映像
感想/虚構 堀江と私とライブドア(単行本)
d0055469_2356896.gifなんでか上司に渡されたこんな本。『虚構 堀江と私とライブドア』。宮内亮治が書いた本である。ライブドアの内幕を自白して、ライブドアの取締役として逮捕されるまでに自分がやってきたこと、そのとき考えてたことをまとめております。

本のテンションは、小さい非を認めることで、全体の主張を受け入れてもらうタイプのロジック。つまり、違法性についての認識が曖昧なまま"悪いとされること"しちゃってました。確信犯じゃなくて過失なんですよ、と。でも、"悪いこと"だったんですね、えらいすんません、反省します。と認めつつ、実業家として会社を大きくすることに信念を持っていたんだよ、その気持ちに罪はないはずだよ! と主張しております。さらに最終章では、オレはこういう(かつてのライブドアのような)やりがいのある場所で、必要とされるような仕事をしたいんや! となんだか妙にパッションでドラマチックな結論に着地してますわ。

要するに、ライブドアはボロクソ言われたけど、そんなに巨悪じゃなかったんよ、ってこと。はっきりいって宮内による手記なんで、的外れだとはいわないけど鵜呑みにはできないよねー。そして、中身の大半は株式投資関連の専門用語オンパレードにつき、違法性はもちろん基本的な内容が理解できず。なんとなくニュアンスで斜め読むしかなかったのはつらいところ。

でもまあ、ビジネスマンとしての姿勢に関しては悪い気はしなかったよ。上を目指す意識と、仕事という価値観の捉え方、リーダー論やコンプライアンスに対する考え方などは社会人として見習いたい部分もあり。ただ、同じ記述があっちこっちであまりにも重複して出てくるのはウザかったけど。作家じゃないし仕方ないか、って編集担当の問題じゃん。

大した役には立たないけど、つまらないことはありません。これ、今年3月初版。随分いまさらだけどよく出したよなー、講談社。
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by april_foop | 2007-06-22 00:00 | 文字
感想/夕凪の街 桜の国(試写)
d0055469_113044.jpg原爆モノを青春で説きました、そのココロは。『夕凪の街 桜の国』7月28日公開。昭和33年、被爆者である皆実は、つましく暮らす中、未だ原爆の悪夢にうなされていた。時は流れ平成19年。皆実の弟・あさひの娘・七波は、夜中に家を抜け出す父の後を追う。父が向かった先は、広島だった。2つの時代から被爆者の生きた人生を浮かび上がらせる。
___映画『夕凪の街 桜の国』OFFICIAL SITE___

佐々部監督らしい、真摯な映像というか、丁寧に人の生き様を切り取ってます。決してトラジディックにも美談にも仕立て上げず、ただただ丹念に丹念に、人と時代を映す。麻生久美子は、愛らしい喋り方で、儚さを宿した皆実の人生を好演。決して上手だとは思わないんだけど、リアルな命のある人間を演じててイメージとマッチ。それに比べると田中麗奈はどうしてもキャラっぽく見えて、微妙に引いてしまいまひた。

テーマがテーマだけに、善し悪しは問いづらい。もっとドラマチックにしたり、涙を誘うような作りにもできるんだろうけど、あえてそうしなかったのであろうこともなんとなく予想できんね。突如降ってわいた厄災によって運命を捩じ曲げられた者がいる。それは、未だどこかで陰を落としてもいる。そしてその陰がまた、誰かの人生に影響を与えている。

d0055469_16101613.jpg今、海外のドキュメンタリーとかも多い中、日本にもまだまだ目を向けなければならない事象があるんだな、と思ったなり。決して涙を流すような作品でも感動作でもないけど、上映後に拍手が起こったのはなんとなくわかる気がするわ(オレはしなかったけどね)。広島の人たちにも好意的に受け入れられたそうな。

ちなみに原作コミックを後から読んだところ、映画はほぼ忠実に再現しておりました。
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by april_foop | 2007-06-21 00:00 | 映像