<   2007年 02月 ( 28 )   > この月の画像一覧
感想/アルゼンチンババア(試写)
d0055469_21503890.jpg吉本ばなな原作(未読)。インパクトあるタイトルとは裏腹に瑞々しいファンタジーな『アルゼンチンババア』3月24日公開。大好きな母が死んだ。その日から父は失踪。半年後見つかった時、父は"アルゼンチンババア"と呼ばれる謎の女性の住む家にいた。みつこは父を取り戻しにいくが、父は頑として戻らない。
アルゼンチンババア

黄色がかった映像(フィルター?)がキレイで、カメラワークからもセンス感じるの。そんなカメラが映し出すお話は、ちょっとだけ現実を抜け出したようなファンタジー。独りぼっちになった娘、妻を亡くしタガが外れたような父、そしてアルゼンチンババア。3人の不思議なアンサンブルが、実力派の役者によって立体的に描かれてる。堀北はやっぱりこういう不遇な高校生が似合うし、役所さんは何も言うことなし。そして最大の功労者は、つい力んでしまいそうな変人キャラをナチュラルに演じた鈴木京香。すごくいいよ。

アルゼンチンババアの背景をあまり語っていないから(想像を膨らませよう)、少し伝わりづらいし、何か起きそうな予感はあるものの大したことは何も起きない。でも全体を流れる空気はいい雰囲気だったな。大切な人を失った痛みとそこからの再生。繋がっていく、ヒト、生命。言葉にするのは難しいけど、心に訴えかけるものがある秀作だと思います。

哀しみを受け入れて前に進む。微かな春風のような優しさ(だから感じないヒトには感じないかも)が背中を撫でてゆく、後味のいい1本でした。
[PR]
by april_foop | 2007-02-28 00:00 | 映像
感想/ホリデイ(試写)
d0055469_21404610.jpgオレがラブロマンス好きなのを差し引いても、十分に楽しい『ホリデイ』3月24日公開。LA在住の会社経営者アマンダとロンドンの新聞記者アイリスはともに失恋。「ホームエクスチェンジ」のサイトを通じて知り合った2人は、意気投合して互いの家を交換する。期限はクリスマス休暇の間。心機一転の地でそれぞれが出会った新しい恋とは〜☆
ホリデイ

ここんとこ重い映画が目立つからか、久方ぶりの洋モノ正統ラブロマンスに心底うっとり。なんせキャメロン×ジュード・ロウ。絵になり過ぎてまったく逆らえず。『ロンバケ』か?って感じのトレンディードラマは、ツボさえ外さなきゃ楽しいんだって。それはズバリ、テンポと魅力的なキャラと少しの笑い。ケイト×ジャック・ブラックも超いい感じで、特にユーモアと包容力と繊細さを併せ持つジャック・ブラックのキャラクターは男として大いに見習いたいものがあるね。

何から何までロマンティックで出来過ぎだけど、だからこそラブストーリーは楽しい! この物語の先を考えると、けっこう前途多難ではありますが、そんなの一切おかまいなし! 愛があればそれでいいのよ!! 4人全員ラブだわよ!!

オジサマ方からしたら「くだらない」と一蹴されて終わりそうなオバカロマンス。さあ一緒に浮かれてしまえ〜!
[PR]
by april_foop | 2007-02-27 00:00 | 映像
リンゴ・リンゴ・リンコ
d0055469_135434.jpg突然だが、リンゴが好きだ。

誰にでも、無意識的かつ無条件に心惹かれるモチーフってのがあるんじゃないかと思うが(カエル好きとかよく見るし、まあキティラーもありとしよう)、私にとってのそれは、りんごであり、林檎である(もちろんリンゴでも構わない)。そもそも果物として、果実も果汁も(シードルも)好きだし、あの変形球状な形も好き。色艶も字面も響きも好き(appleでもね)。使ってるフレグランスは青リンゴの香りだし、アップルコンピュータだって、椎名林檎だって大好きさ。

このリンゴちゃん、掘り下げてみると実にいろんな象徴として、紀元前からたくさん登場している。アダムとイヴが口にした知恵の実だとも言われてるし(実際これは一部誤解であって、「リンゴ」ではなくあくまで「果実」らしいけど)、数々の神話寓話にも登場。万有引力を導かせたのがリンゴなら、白雪姫を死に至らしめるのもまた林檎、ウィリアム・テルが射抜いてみせたのもりんごなんだよねー。虚実入り乱れつつ、なんて神秘的な存在! ふぞろいの林檎は…どうでもいっか。

とにかく、こんな果物は他に見当たりません。イチゴもミカンもブドウもメロンも雑魚! 一体リンゴのなにがここまで人を惹き付けるのでしょうか。不思議だなー。本当のフルーツの王様はリンゴなんじゃないの?

まあそんなわけで、私、リンゴをデザインモチーフにしたアイテムとかを微妙に収集してたりします。なんか素敵なアイテムあればご紹介orご提供くださいナ。青森あたりに行けばいろいろあるのかなー?

そしてリンコたん、残念だったね。<え、このひと言のためのエントリ!?
でも『バベル』は間違いなく傑作だったから。
[PR]
by april_foop | 2007-02-26 00:00 | 閑話
感想/渋谷区円山町(試写)
d0055469_19584583.jpgおかざき真理原作(無論、未読)。榮倉パートと仲里依紗パートの2つに分かれた女子高生物語『渋谷区円山町』3月17日公開。由紀江は渋谷で買い物中、ラブホに入る臨時教師ヤマケンを目撃。以来ヤマケンを意識し、ラブホテルに連れて行けと言い出す。イジメを明るく受け止める糸井。同じくクラスで浮く有吉はそんな糸井を渋谷へと連れ出す。手をつなぎ当てもなく渋谷をうろつく2人は、やがてラブホテルにたどりつく。
映画「渋谷区円山町」公式サイト

思いっきり女子高生物語で、まるでついてけないなぁ。。と思っていたけれど、最終的なオチはまあアリかな、って感じ。カメラ手持ちの撮影が大半で、ちょっとドキュメンタリーっぽくってリアル。渋谷ロケなんて、通行人がかなりカメラ見ちゃってるけど、それはそれでおもしろいかも。チープなだけといってしまえばそれまでですが。

ラブホがフックになっているけれど、窓のない密室、誰かと誰かが抱き合う場所、っていうメタファーだね。それを青春物語に上手く落としているから、へんな嫌らしさは皆無。そこが好感持てたポイント。とはいえ、ベースは大人に憧れるフツー女子と、不器用でうまく居場所を見つけれない女の子同士のお話。29歳のオレ様がどうこう言う映画ではないみたい。。
[PR]
by april_foop | 2007-02-25 00:00 | 映像
感想/幸福な食卓(劇場)
d0055469_8264757.jpgありがちホームドラマかと思いきや、とても気持ちのいい物語。瀬尾まい子原作(未読)の『幸福な食卓』1月27日より公開中。ある日、父が「父さんを辞める」と宣言した。母は随分前から家を出て、成績優秀な兄は大学へ行かずに農業をはじめてる。そして佐和子は転校生の大浦と出会う。歪な家族が教えてくれる、ヒトとヒトが繋がって生きるということ。良作なのに劇場ガラガラ@渋谷Q-AX。
幸福な食卓

家族みんなが問題を抱えながらも、それを変に誇張しない描き方で、物語はゆっくり淡々と進む。それがまずイイ。フツーじゃないのに自然、てのが、家族の形に(ひいては幸福の形に)定型はないということを示唆。で、大浦のキャラがめちゃくちゃ愛らしいだけじゃなく(勝地君が好演!)、朗らかな笑いも提供(かなり面白かった)。さらに彼が話を動かす役目を負ったおかげで、ファミリー臭の押し付けになってないんだよねー。

ヒトはみんな守られて生きてる。友達に、恋人に、隣人に、集団に、国に、社会に。それってオレが常々意識してることだから、すごーく共感。そしていちばん近くで守ってくれるのは家族、ということをナチュラルにメッセージ。周囲からは鼻をすする声も聞こえてくる、温かい物語です。

でも地味だからなー、宣伝の仕方難しいよね、こーゆー作品は。お客が入らないのも仕方ない部分ではある。でも、本当によい作品。北乃きいちゃん、写真で観るとあまりカワイイとは思わないけど、映画の中ではとても愛らしく、魅力的だったよ。立派。

唯一ケチつけるとしたら、ラスト5分でミスチル主題歌の垂れ流しはナシだろ。絵は好きだっただけに、すごく残念。そんなものに頼らなくても十分よかったのに〜!
[PR]
by april_foop | 2007-02-24 00:00 | 映像
感想/ステップ・アップ(試写)
d0055469_148108.jpg思ってた以上にクールじゃんか! 『ステップ・アップ』3月17日公開。バリバリBボーイ君なタイラー。特技はダンス。今夜もクラブで踊ってケンカして。夢? んなもんないよ。そんなダメ若造が、バレエに青春賭けるお嬢様と出会って、自らの生き方を省みる青春ダンス甲子園×ほんのりラブ+男の友情。ベタな話だね〜!
映画『ステップ・アップ』公式サイト

最大の観どころは、ノーラのバレエと、タイラーのストリートダンスの融合。これがスピード感あって猛烈COOL。しなやかで優雅なバレエと、エッジの利いた攻撃的ダンスのマッチングがこんなにイカすとはね。衣装もタンクトップ&タイツ姿のノーラに対してタイラーはB系のルーズスタイル、ってのも魅力的なコントラスト。躍動する両主演を観てたらこっちも疼いて仕方なし! 海前の夕陽バックとかいうわざとらしい演出でも、踊りがカッコイイから許せちゃうのよ。さらにクラシックとヒップホップが調和した音楽もまたイカすのなんの。

貧困層と富裕層の格差恋愛。才能あれどくすぶり系男子が見つける夢。恐ろしいくらい先が見え見えの凡百のストーリーだからこそ、そんなダンス&ミュージックが真っ直ぐに入ってくるんだろね。凡庸もたまには役立つもんだナァw

さして深みはないけど、爽やかビタミンは確実ゲット。カット割り次第ではさらに迫力を出せた気もするダンスシーンを、もっともっとたっぷり観せてくれてもよかったんじゃない?
[PR]
by april_foop | 2007-02-23 00:00 | 映像
感想/キトキト!(試写)
d0055469_10009.jpg大竹しのぶ、好きですよー。『キトキト!』3月17日公開。ところは富山。女手ひとつでガキ2人育てた近所でも評判のパワフル母ちゃん。でも不良娘は男と駆け落ち。デキの悪い息子は、生きがいを求めて東京へ行き、行きがかりでホスト仕事を始める。
映画『キトキト!』オフィシャルサイト

普遍的な家族物語~。ちょっと笑えて、ほっと温まって、まあどっちかってーと好きなタイプ。凝った捻りはないから新しくもないけれど、大竹しのぶを筆頭にキャストたちが好演。ホストクラブって空間を使ったのはなんかビミョーだし、姉弟の再会もできすぎな偶然だったし、パっとしない設定が目につく。けど、そこは目を瞑ろう。大竹しのぶに免じて。

思いっきりベタで野暮ったい話ながら、丁寧に作ってるのと、キャラクター造形にそれなりの魅力があるから、まあ許せる。母ちゃんの愛情、親不孝な子供、でもやっぱり親子。ってね。風俗嬢を演じた伊藤歩がずいぶんキレイに見えたのは嬉しい再発見。しかも2月から事務所がanoreに移籍しててビックリ。

なんとなく故郷を思ってしまうような、そんなフツーのほっこり。お好きにどうぞ。
[PR]
by april_foop | 2007-02-22 00:00 | 映像
感想/夢を与える(単行本) &綿矢りさサイン会
d0055469_454472.gif待ってました、綿矢りさ3年半ぶりの新作長編『夢を与える』。チャイルドモデルから芸能界入りした夕子。美しい容姿と素直な心で一躍人気者となるが、夢を売る仕事は彼女の生活を少しずつ侵食し、やがて破綻を迎え始める。芥川賞受賞第一作、ずいぶん待たせてくれたじゃない。

初めて見る3人称文体(短編でもやってるらしい)は、相変わらず澱みのない文章で読み易い。より洗練された印象。美少女タレントという設定だけど、個々人の中にある心の陰影を描くのは前2作を踏襲してるから、社会的半径が広がったように見えてもやっぱり綿矢ワールドだなー。ストーカー被害に遭ったという著者の背景を微妙に勘ぐりたくはなったけどね。

「夢を与える」=「誰かの虚像であり続けねばならない」という結論。人間関係の中には無数の感情と利害が渦巻いてる。期待と失望、犠牲と奉仕、依存と逃避、愛情と憎悪。みんながその中でバランスとって折り合いをつける。しかし、何かが欠落してしまった夕子は、それゆえに"夢を与える"ことができた。その不均衡な行為を。虚構の中の関係を。「夢」という美しい言葉の裏の皮肉を引き合いに、人間関係の滑稽さ、危うさを描いたんだろーな。と感じる。

センス感じたポイントは、トントン拍子に見える夕子だけど、実はそこまでの売れっ子ではなかったという点。これがよりシビアな世界を演出。今作のストーリーに批判的な評も聞こえてくるけど、筋よりもメッセージが重要と考えれば、よくまとまってておもしろかったよ。

d0055469_9272694.gifてことで、好事家フープを発揮してサイン会へ(初めてやるそうだ。ちなみに左利き)。えらい行列で、しかも全然進まないのはナゼ?と思ったら、これがまたものすごい丁寧で、サインのみならずお客ひとりひとりと軽い談笑してました。そりゃ時間かかるわ。りさりさ先生は、芥川賞受賞時の印象(fromテレビね)と変わらなく、控えめなかわいらしさと知性が同居する印象。こんなコがこんな陰のある作品を描いてると思うとますます興味わいちゃうんだよねー。まだまだ成長過程。次回作を楽しみに待つ!
[PR]
by april_foop | 2007-02-21 00:00 | 文字
美食百花 dish24 天然生活はじめませんか?
d0055469_1332211.gifオールスターが挟まったから1日遅れました。美食百花でございます。

<<原宿/カフェ
kurkku|クルック

原宿からとんちゃん通りを抜けて、UA原宿本店のウィメンズ館のはす向かいにあります。kurkku cafe。ここ、実はap bank(小林武史とかミスチル櫻井とかがやってるやつね)が仕掛けてるエコなコミュニティ。環境や健康にとことんこだわってます。そんなかのクルック カフェではオーガニックや産地にこだわったヘルシーメニューがたっぷり。店内もスローなムードにあふれててとても落ち着きます。しかも陽射しがたっぷり入ってきて、屋上ガーデンまであるんだから。ナチュラルで超ステキ~☆ 今っぽいコンセプトながら、商売くささがしないのもいいね。

d0055469_13323061.gifランチは、定食、丼もの、パンからチョイス。今日は定食1200円をいただく。季節野菜のポトフと、おばんざい2品、そして玄米(or五分付米)。ウマ~イ! お野菜たっぷりのシンプルな味付けで、食べてるだけで健康になれる気分。いや、実際のところ産地がどこだろうが、有機だろうがなかろうがオレ的にはどうでもいいんだけど、なんとなく上質な気分を味わわせてくれることと、その説得力がありますわ。食べてないけどスイーツもヘルシーな感じ。

d0055469_13323915.gifカフェのほかに、キッチン、ライブラリー、デザイン、グリーンと合計5つの部門で構成されてるkurkku。別にエコなんて興味なくていいから(てかオレもないし)、一度足を運んでみたらその素敵っぷりが絶対わかる!

懸念されるとしたら、気軽に足を向けるって場所じゃないのと、土日は混みそう(オレは平日訪問)だなーってことくらい。それを差し引いてもフラリと立ち寄る価値アリとみた! くるっく~。

次号(3/5)はホルモン焼きや~!
[PR]
by april_foop | 2007-02-20 00:00 | 美食
NBA ALL-STAR 2007
d0055469_3451341.gif今年は全然ゲーム観られてないままオールスターウィークエンドに突入! NBAの話題だす。
NBA.com ALL-STAR 2007

ゲームはウェストが圧勝。近年稀に見るハイスコアでった。ここ最近はわりと接戦がちだったけど、今年はずいぶん点差ついたね。まあお祭りだからなんでもいいんだけど、やや地味めなゲームだったなー。派手なプレーはもちろんちょいちょいあったけど、後世に語り継がれるようなものはなかったと思われ。

MVPはコービー。エゴイスティックすぎずに1on1とダンクでスコアを重ねたから順当。見映えもよかったけど、なんか笑顔が足りんよ。コービーに限らず全体的に遊びが少ない。もっとスマイル プリーズ。プレイ ビューティフル。レブロンもカーメロも怖いつーの。相変わらずシャックはおちゃらけてくれたけど、コンディションの悪さも見えて複雑な気分。

d0055469_3515845.gifダンクコンテストはボストンのG.グリーンが新チャンプ。N.ロビンソン越えブラインドダンクはなかなか痺れたね。最後のボックス越えウィンドミルは凄いんだか凄くないんだかよくわかんなかったけれど。ゲームでのプレイも観たいぜ。

なんとなく盛り上がりに欠けた今年のオールスター。後半戦はしっかり観戦せねばナ!
[PR]
by april_foop | 2007-02-19 00:00 | 体育