感動系じゃなかったのか。『戦場のピアニスト』DVD鑑賞。1939年、ナチスによるポーランド侵攻。ワルシャワにいたピアニストのシュピルマンは、ゲットーへと移住を余儀なくされ、その後も戦渦の中を命からがら渡り歩く。九死に一生を得ながら身を隠すシュピルマンだが、ついにある晩、ドイツ将校に見つかってしまう。
戦場のピアニスト これが実在の人物の話だなんて隔世の感すらあるよ。戦争のムゴさ、ユダヤ人のあまりにも悲惨な運命、そしてその中で生き延びたシュピルマン。常に死がすぐ隣というか、目の前というか、喉元にある逃亡生活の苦しさが、もうやめてくれって思うほどに伝わってくる。 主演男優賞のエイドリアン・ブロディ。繊細な悲劇のピアニストがぴったりで、落窪んだ目なんてもう遣る瀬なさでたまらなくなるわ。ラスト、ドイツ人将校との出会いはなんとも皮肉な運命で、シュピルマンは辛くも助かったもののすでに多くのユダヤ人は命を奪われ、彼らを迫害したナチスもまた命を落とすことになり、結局なにも残さなかった戦争の傷跡にはため息しか出ず。 こんなにシビアな作品とは知らず、ダメージを被りました。が、なるほど評価が高かったのはわかる気がします。
by april_foop
| 2008-05-16 00:00
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