感想/チャーリー・ウィルソンズ・ウォー
d0055469_151072.jpgプロパガンダか!? 『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』5月17日公開。下院議員チャーリー・ウィルソンは、アフガンからのテレビ中継に違和感を感じていた。そこで出会った女性から、アフガン支援をけしかけられた彼は、現地の視察に。アフガンの惨状を知ったチャーリーはCIAの変わり者と組み、表立ってソ連と戦えない裏で、アフガンを支援するよう画策する。
チャーリー・ウィルソンズ・ウォー 2008年5月17日(土)公開

事実ベースなわけで、映画の内容自体に特に突っ込むべきところはない。トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ、フィリップ・シーモア・ホフマンの主要3人を筆頭にしたキャストは磐石だし、序盤の語りが説明っぽすぎて退屈したこと意外は、テンポも決して悪くはなかったと思う。難民キャンプのリアリティには胸も痛くなった。

アフガン侵攻は動かしようのない歴史的事実であり、それを終結に導いたのがチャーリー・ウィルソンの尽力によるものだというのもわかった。それが秘密戦争で、武力支援によるものであったことも、もはやいまさら何を言ってもはじまらないかもしれない。だけど、このアメリカは正しかったという風に思わせる映画を、今こんな時期に作ったことはかなり謎。おまけ程度に最後に、学校も作りたかったと付け加えたところで、なんの効果があるというのか。

つまるところは、湾岸戦争もイラクへの介入も、アメリカはこんなにも正義でした、ということを謳ってるだけとしか思えず、よく今の世界情勢の中でいえるなぁ、という気持ちにしかなれず。これはもう、チャーリー・ウィルソンという人物がどうということでも、映画のよしあしでもなくなっちゃうけど、ものすごく後味悪かったですわ。
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by april_foop | 2008-05-18 00:00 | 映像
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