感想/コールドマウンテン
d0055469_1314343.jpgA.ミンゲラ監督追悼レビュー2。『コールドマウンテン』DVD鑑賞。ノースカロライナ州コールドマウンテン。インマンとエイダは一目で惹かれあうものの、インマンは南北戦争へと出征し2人は引き裂かれる。3年の時が流れ、重傷を負ったインマンは、エイダと生きて再会することこそがすべてだと悟り、死の危険を冒して故郷への道を歩み始める。一方、エイダもまた父を亡くし生活の危機が訪れながらも、ただただインマンを待ち続けていた。
コールドマウンテン

これまた美し過ぎる感動の叙情ロマン! 150分の長さを感じさせない悲しくも流麗なストーリーに完全に魅せられましたわ。さすがベストセラー原作。さすがミンゲラ。今や妖艶で気高いキャラのイメージが強いニコールが、儚くも美しい少女を演じてるのが新鮮だし(カワイイ!)、ジュード・ロウはもじゃもじゃヒゲでも美しいまんま。2人を見てるだけでもお胸がドキドキします。レニー・ゼルウィガーはなんだかやたら野生児だったけれど。

テレコで2人のパートを重ねつつ、純愛の障害として横たわる戦争の傷跡。特にインマン側は道中かなりのサバイバル。命からがらという点よりも、すべては戦争によって捩じ曲げられた運命というのが痛々しい。騙され、道連れになり、傷つき、守り、といったひとつひとつのドラマがしっかりしてるのですね。エイダ側にしても、残された者の悲劇が描かれていて、争いの醜さ、虚しさを煽ります。

そんな背景の上に乗っかっているから、ラブロマンスが光り輝くのなんの。離ればなれの2人だから、直接絡むシーンは最初と最後のみのほぼほぼプラトニック。雄大なコールドマウンテン同様美しいですなー。この感覚は『ブロークバックマウンテン』ぽい気もするし、戦争と恋の皮肉な運命という意味じゃ『つぐない』もそれに近いかもね。

なんにせよ噂に違わぬ名作。楽しめました。
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by april_foop | 2008-04-03 00:00 | 映像
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