感想/スパイダーウィックの謎
d0055469_1527588.jpgこの妖精、気色悪っ! 『スパイダーウィックの謎』4月26日公開。長らく放置されていた叔母の家で暮らすことになったジャレッド一家。少年はある隠し部屋を発見し、そこで古い書物を目にする。それは彼の曾祖父スパイダーウィックによる妖精についての観察記だった。すると現れた書を守る妖精シンブルダックと、書を狙う無数のゴブリンたち! ジャレッド一家の運命は!?
映画『スパイダーウィックの謎』公式サイト

妖精系ファンタジーだっつーから、もう少し可愛らしいのかと思っていたら、けっこうグロテスク系の造形にまずビックリ。ドラクエのキャラデザをイメージしてたら、FFだった、って感じね、なんとなく。テンポよく話は進んでさっくり90分だし、なんにも難しいことはないからすんなり世界に入れちゃう。がしかし裏を返せば、スケールが小さくて世界観の広がりはあんまりないってこと。基本はこの屋敷の周辺で起きることだからね、ドラクエ3でいえばアリアハン止まりってことですわ。その辺、大人が楽しむにはちょっぴしモノ足りんかも。なんせ敵のほとんどがゴブリン。そのスケール、推して知るべしってか。

この映画のポイントは、モンスター退治の大冒険じゃなくって、信じる心の大切さ。妖精は目に見えない存在で、ジャレッドたちも魔法の力でその存在を確認。しかしそんなもの信じるはずもないマザーには、説明してもなんのこっちゃかわからない。そもそもこの一家には不協和音が響いていて、お互いを信頼していないところから話がスタート。妖精の存在を通して、身近な存在を信頼することと、目に見えない存在(妖精から、人の気持ちまで)を信じること、を掛け合わせてメッセージしてくれます。このへんが原作がベストセラーたるゆえんだろね。

フレディ君は兄弟2役を演じ切って芸達者っぷりを披露。髪型でキャラを変えつつ、まだまだ愛嬌あるお年頃ですわ。まあやっぱり大人が観るにはちょっと物足りなさを感じるけど、深すぎず重すぎず、サラリと楽しめる類いではありますな。『ライラ』以上、『テラビシア』未満て感じ。
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by april_foop | 2008-05-02 00:00 | 映像
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