感想/さよなら。いつかわかること
d0055469_1794216.jpgええ話やなぁ。『さよなら。いつかわかること』4月26日公開。スタンレーの元に届いた、イラクで軍役についている妻の訃報。ショックを隠せず、2人の娘に母の死を伝えることが出来ないスタンレーは彼女たちを連れ、フロリダのテーマパークへとクルマを走らせる。まるで自分の動揺を紛らわせ、押し殺すかのように。
映画「さよなら。いつかわかること」オフィシャル・サイト

イラク戦争を背景にした、家族の深い愛情と悲しみ、そして再生の物語。ポイントは、戦死するのが妻であり母であるという点で、遺された夫をジョン・キューザックが好演。混乱しつつ、本人は事実をある程度受け止めながらも、娘たちへの伝え方を見出せない様子に深く深く感情移入。父親としての責任感よりも喪失感が勝って、ついナーバスになってしまう態度がなんともリアルで胸を揺さぶるんだなぁ。

戦争の在り方とか、自分のコンプレックスとか、バックグラウンドはいろいろ用意しながらも話を変に広げすぎず、85分の中身を父と娘2人に焦点を絞ったのが成功。シンプルな物語は、反戦映画であり、ロードムービーでもあるけど、家族愛というものが軸にしっかりと収まってるからブレることなくこちらに感動が届くね。新人だという娘っ子たちもよかったわよ。

「魔法の森」を抜け出した先でついに向き合い、見つめた現実。父娘たちの前に降ってわいた哀しみが一気に形を成し、カランと空白の中に落ちてきて、その音が心の中に響く気がして、胸が熱くなりました。ラストも感動的な良作映画。オススメできます。
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by april_foop | 2008-04-30 00:00 | 映像
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