感想/地上5センチの恋心(試写)
d0055469_2312728.jpgなんだ、地に足ついてんじゃーん。『地上5センチの恋心』3月1日公開。ゲイの息子と、ダメ彼を実家に住まわせる不機嫌娘を抱える未亡人オデット。健気に慎ましく日々を暮らす中の楽しみは、お気に入り作家パルゾンの小説たち。彼のサイン会に足を運んだオデットは緊張のあまり自分の名前もいえないほど。そこでファンレターを送る。当のパルゾンは批評家に新作をこきおろされ自信喪失したあげく、その批評家と妻が不倫。絶望した彼を救ったのはオデットの手紙だった。
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タイトルからもチラシからもファンタジー色強めかと思ってたら、それはあくまでちょっとした比喩表現レベルで、すんごく地に足の着いたお話し。オデットは陽気な天然ミセスだけど、しっかりと子供を守り、仕事をこなし、そして自分の生き方を持った大人の女性。可愛らしくもあり、母の強さもありで、見ていてハッピーな気分にしてくれるわ。対してパルゾンはフランス映画特有のうじうじ系ダメ男。勝手に自信をなくして女にすがって、っておいおいしっかりしたまえ。とまあそんなガキおじさんなのだ。

本作は、監督がファンレターに励まされたという実体験からインスピレーションを得たんですって。普通の暮らしの中でも、ちょこっと笑えて、ちょびっとハッピーになれることはたくさんあるんだよ、ってね。とにかくパルゾンの女々しさに腹が立つんだけど、オデットの素敵さが断然上回って悪い気がちっともしないお話し。ミセスだけにガールポップなものは控えめながら、全編に品のいい可愛らしさがあって、アラサー以上の女性にゃーうってつけっす。

終わってみれば確かに、"5センチ"くらいのちょっぴり幸せ気分を分けてもらえましたよ。
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by april_foop | 2008-01-24 00:00 | 映像
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