感想/エリザベス:ゴールデン・エイジ(試写)
d0055469_0354288.jpgなぜだろう、物足りないのは。『エリザベス:ゴールデン・エイジ』2月16日公開。1558年の即位から30年近くの年月が流れたエリザベス1世。彼女の前に現れた航海士のローリーは、「ヴァージン・クイーン」の誓いを立てたエリザベスの女としての一面を刺激。他方では彼女の命を狙う存在に脅かされ、さらにはスペイン無敵艦隊との戦いまで始まろうとしていた、エリザベス王朝の黄金時代を描く。
エリザベス:ゴールデン・エイジ2008年2月16日(土)日比谷スカラ座他全国ロードショー

とてもゴージャスでエレガント。ケイト・ブランシェットはすごく上手(しかし染めたまゆ毛と髪型が恐い)。内容もけっこう盛りだくさん。なのに、なんだか微妙に物足りない。エリザベスがちょこまか動き過ぎというか、苦悩や葛藤という側面を濃くし過ぎというか、プライベート感を出した分、女王としての尊厳が感じられなかったのがひとつかな。キャストは良かったと思うんだけどね。

ロケーションや船を作ったという戦闘シーン含めてスケール感はあるんだけど、実際にスクリーンを通すとそこまで壮大な印象は受けず。きらびやかなのになんだかパンチがない。いかにも大河って感じの音楽に新鮮味が感じられなかったってのも一因かもしんない?

『クイーン』のような気高さがなければ、『マリー・アントワネット』のように完全にパーソナルに徹し切るわけでもない。ややどっちつかずで散漫だった感じがするのね。"恋心"と"暗殺"と"戦争"が並列になってしまってたのもちょっとバランス悪い感じで、1つ1つをもう少しテンション変えつつ掘り下げてもよかったのかも。単なる歴史ものをちょっと捻りました、って感じか。

平板な印象をのぞけば決して悪くはないと思うし、お気に入りのアビー・コーニッシュがたっぷり観れたのはちょっと嬉しかったです。
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by april_foop | 2008-01-12 00:00 | 映像
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