感想/奈緒子(試写)
d0055469_2442961.jpgあーあ、RUNの素晴らしさがまったくわかってません! 『奈緒子』2月16日公開。長崎県波切島。海に転落した少女・篠宮奈緒子を助けようとして、壱岐健介は命を落とす。健介の息子・雄介は、父を奪った奈緒子を許さなかった。時は流れ、高校生になった奈緒子は、ある陸上の大会で雄介と再会。雄介は、長距離走者となっていた。
映画「奈緒子」オフィシャルサイト

いやー、これはもう原作うんぬんという問題ではないと思うのです。確かに膨大な原作を2時間でおさめなくてはいけない厳しさはわかる。原作をアレンジしててもいいと思う。けどそういうの関係なく、雄介と奈緒子のキャラクターがまったく立ってこない。雄介は中途半端に天然なキャラ造形で、なんか不気味。上野樹里ががんばって少ないセリフで内面を表現しても、奈緒子って何者なのかわかんねー。個々が描けていないから、もちろん2人の言葉にできない関係性なんて伝わるはずもない。ドラマもサブキャラも総崩れで、この映画はいったい何を描きたかったのか甚だギモンです。

もっと問題なのは、ハイライトになるべきはずのRUNシーンが決定的に迫力不足。長距離走者の魅力も、駅伝レースの緊迫感もまったく伝わってこなかったし、突然マンガちっくなレース展開とか出てきたたときには呆れるを通り越して、失笑もパスして、どうしようもなくショックだったよ。にわかランナーが観てもあれは許せねーぞー! 黒田が全然強そうに見えねーぞー!!

なにも東京マラソンの前日に公開しなくてもいいのにね。期待値は低かったけれどそれを遥かに下回りました。原作好きを差し引いてもこれはナシかな。
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by april_foop | 2008-01-09 00:00 | 映像
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