感想/やわらかい手(試写)
d0055469_7532616.jpgゴッドマザーハンドで掴んだ幸せ。『やわらかい手』12月8日公開。難病に苦しむ孫の治療費捻出のため職を探すマギー。しかし職歴も資格もない彼女を雇ってくれるところはない。あてもなく街を歩き、「接客係募集。高給」の張り紙に誘われて入った先は、手で壁の向こうの男をイかせるフーゾク店。ボスのミキに手をほめられたマギーは、背に腹は変えられず働くことに。しかし、彼女の手には男を悦ばせる"得難いタッチ"が備わっていた。
映画「やわらかい手」公式サイト

淡々としたお話だけど、なにげに味わい深いというか興味深いというか。孫を持つ年代の女性が、本意ではないフーゾク仕事によって再生していくというね。なかなかイキな設定だわ~。隠されていた能力、人にはいえない仕事、そのお金で孫を助ける葛藤、それが逆に嫁と和解、でもやっぱり息子からは軽蔑、ついでにお茶仲間からも非難、を乗り越えて最後にはちょびっとしたハッピーのプレゼント。この100分でマギーの歩んできたであろう人生を十分に感じさせてくれるのです。いや~味わい深いねぇ。

話自体は淡々と進むいかにもミニシアター系につき、決して多くの人に薦められる映画でもないし、面白かった!ってタイプの映画でもなし。映像に色彩もあまりない。でも、ディテールがしっかりしてて、非常に人を描けてる作品でした。ミキのなぜかジャパンびいきなところとかも興味あり。直接的なお仕事の描写はないので("モノ"は出てこないですよ)、ご婦人方もご安心を。

小粒でお口に合うかどうかはわかりませんが、しっかりした味わいのある作品だと思います。
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by april_foop | 2007-11-04 00:00 | 映像
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