感想/ロンリーハート(試写)
d0055469_15284024.jpg気持ちのいい話ではないサスペンス。『ロンリーハート』11月10日公開。1人の女性が自殺。3年前に妻を自殺で亡くしているバスター刑事は、現場から結婚詐欺の匂いを感じ取り捜査を進める。結婚詐欺を繰り返すのは、レイとマーサ。歪んだ愛情が2人をエスカレートさせ、ついには殺人にも及んでいたのだった。1940年代の実在の事件が3度目の映画化。今作では刑事の視点が新たに加わった!
___映画『ロンリーハート』OFFICIAL SITE___

1940年代の渋い雰囲気を出しながら、じわりじわりと進んでいくクライムサスペンス。バスターの視点と、レイ&マーサの視点が交互に並行して進んでいくから退屈することはないね。でも凶悪犯罪だから、あまり気持ちよくのめり込めるわけではないし、レイとマーサに計画性はないからサスペンスとして観るには、ちと弱いところ。でもそれなりにハラハラ。

観どころになるのは人間ドラマ。バスターの妻を亡くしたトラウマと、マーサの過去のトラウマ、そしてレイのコンプレックス。直接的にこの辺が語られることはないけど、この「孤独な心」たちがこの事件のキモになってる、というところは示唆されてる。ただ、せっかく追加されたバスター視点なのに、けっこう弱い。詐欺師コンビを軽くしか描かない以上、ここでガッチリ掴まないとこの映画の存在意義自体が薄まっちゃうんでは。そのあたりの重点バランスが微妙だったのが惜しまれるわ。

暗い話だけど、こういう雰囲気が好きな人なら、それなりに楽しめるってところか。ロンリーなのはいやだー!
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by april_foop | 2007-10-12 00:00 | 映像
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