感想/いのちの食べかた(試写)
d0055469_2341138.jpg積極的には見たくない部分だが。『いのちの食べかた』11月10日公開。世界で評判の食のドキュメンタリーだそう。
|いのちの食べかた|

チラシのビジュアルに興味をひかれてみたところ、これはビックリ、インタビューなし、ナレーションなしのただひたすらに映像垂れ流し90min. 肉、果物、野菜、岩塩などなど食にまつわる大量生産風景を固定カメラで延々、延々、延々、流し続けるとわねー。選り分けられる大量のひよこ、家畜や野菜を捌く大型マシン、飛行機からなにかを大量散布。定点観測映像に、最初はなにがなんだかさっぱりわからず、大丈夫なのかこのドキュメンタリー?

でも後半、自分の中にちょっとずつ入ってくるものがあって、オートマティックに捌かれていく鶏、豚、牛たちを観ているうちに自分たちの食べ物は、自然発生的にキレイに用意されてるんじゃないんだってのがわかってくる。そのオートメーションを無表情で淡々とこなす作業員たち。別にスキャンダルを暴くではなく、なにかのアンチテーゼでもなく、ここにある食の現実をただ見せるだけなんだけど、うわーって気持ちにはさせられます。原題は『OUR DAILY BREAD』。なるほど、「食」のドキュメントというより「食糧」そして「食卓」のドキュメントなんだね。観賞後にプレスシートを見たおかげで映像の内容はだいぶつかめました。

食べ続けるってひどく原始的なこと。感謝を持つというより、それを自覚しました。残酷だとは思わない。思ったとしても食べることをやめられないから。にしても、映画としてこれはあまりに眠過ぎるぞ? 生々しい&説明不足だから学校で教育ビデオってわけにもいかんだろうし…。
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by april_foop | 2007-10-16 00:00 | 映像
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