感想/サウスバウンド(試写、書籍)
d0055469_055761.jpg夏終わっても沖縄いーよねー。『サウスバウンド』10月6日公開。上原一郎は元過激派の無職オヤジ。役所にたてつくは、学校にのりこんでくるわ、小6の二郎には恥ずかしくてしかたない! それはそれとして、最近たかってくる中学生のカツもややこしい。え、お母さんが昔、刑務所に入ってた? うちは一体どうなってんだよ。しかも沖縄に移住ってなんだよそれ!?
映画「サウスバウンド」公式サイト

原作読了者的には、軽い笑いと森田監督的な現代風刺をちりばめ、そこそこ楽しかったかなーと思ったわけ。もちろん大幅に削られつつもポイントは押さえてるわけだし。だけど原作未読だと、トンデモ一家にしか見えないかも。いや実際トンデモなんだけど、原作はその辺キャラクターを密に描き込んでるからさ。映画だけ見ると掘り下げ不足は否めないところ。

東京編の布石が弱いから、沖縄に行ってからの弾けっぷりが活きてこなかったんだよね。東京にいるときも、沖縄に行ってからも家族に変化があったようには見えなかったもの。特にさくらの出番が足りん! そしてクライマックスの迫力不足は致命的。原作だとここでかなり興奮してのめり込むんだけど、映画ではさらりと流れてしまいました。役者さんたちはいいんだけどなー。

邪推するにこの企画、あまりに時間がなさすぎたのでは。5月だかにクランクインして、半年たたずに公開だもんね。さすがにタイトすぎるような気がします。まあ大人の事情は多々あるんでしょうが。。ま、それはさておき、北川景子はやっぱいいよ。おでこ出しがまたカワイイよ。秋はドラマ主演もあるし飛躍が期待されるぜ。そして沖縄の景色はいつ見ても素敵だぜ。

d0055469_0193522.jpg原作は奥田英朗らしく、人間を滑稽ながら温かくもリアルに描きファミリーかつ生き方を問うた秀作。じわりじわりと登場人物に感情移入してしまうのは、ちゃんと人を描けてる証拠だろうね。いきなり沖縄に飛ぶとは思わなかったけど、2作品味わえたようなお得感があったわ。正義や生き方を問うメッセージもよかったしネ。傑作ではないけど秀作です。
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by april_foop | 2007-09-12 00:00 | 映像
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