感想/ここに幸あり(試写)
d0055469_2351113.jpgなんとなーく上品な三木聡風? 『ここに幸あり』12月1日公開。大臣のヴァンサンは、突然失脚。家に帰れば愛人が出て行き、妻のところへいけば追い返される。母を頼っていったアパートは、あれま外国人に不法占拠されて。途方に暮れながらも古い友人に会ったりしてたらなんとな〜く日々は流れ流れて。
ここに幸あり

ゆっるゆる〜! ヴァンサンの身の周りと人生を振り返る近場ロードムービーというか、街の中をふらふらふら〜とさまよって、ほうぼうで旧友なり旧知の人たちと袖すりあってくお話。しかも特に目的はなしで風の吹くまま。どことなく『転々』と似たムード。まあ、あっちは失われていく人生の切なさで、こっちはなにはなくともな人生の楽しさだから、根底にあるものは真逆なんだけれども。小ネタを散りばめながらも笑わせる一歩手前でさっと引く奥ゆかしさが、なんとなーくいい感じ。

な空気で延々と2時間。のんびりしすぎな気さえするおっとりゆったり。急ぎ過ぎちゃってる人、意味を求め過ぎちゃってる人は、ここらでちょっと一休み、って感じか。おっと、爽やかロハスみたいな感じとも全然違ってヴァカンスでもヴァケーションでもありませんからね。

もうちょっとくらい盛り上げてくれてもいいのに、って思うくらいの映画は、まるで予定のない休日がずーっと続くような感じ。深く刺さりはしなかったけど、あざとさもなく、お上手なバランスで、嫌いになれないんだなぁ、これが。
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by april_foop | 2007-10-28 00:00 | 映像
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