感想/キャンディ(試写)
d0055469_19112.jpgどんなにダメでも絵になっちゃうのが美形の美形たるゆえん。『キャンディ』9月22日公開。ダンはキャンディと出会い、2人はたちまち恋に落ちる。ドラッグを楽しむダンに導かれるようにキャンディもその魔力に取り付かれ、やがて2人はクスリなしでは生きられなくなる。離れることもできない、蝕まれた2人。結婚、流産、そして…。
映画[Candy キャンディ]公式サイト ~cinemacafe films~

つまるところはクスリに溺れるダメ男とバカ女の話。まっとうな生活してる人からすりゃ、ホントにどうしようもない2人。破滅的にじゃれあってもたれあって一緒に堕っこちて、自分を責め相手を責め、それでもなお離れられないんだから。救いようないので感情移入はしづらいねぇ。

でも。ヒース・レジャーは無性にかっこよく、繊細でダメで弱い男を好演。でもってアビー・コーニッシュは無謀にカワイイ。甘えて泣いて、そしてヒステリックな女をこちらも熱演。映像、音楽もものすごいクールで、この男女の半径を夢物語かのように仕立て上げてます。お互いなしで成り立たない2人の関係性とその世界には、なんとなく溺れてみたくさせるような甘美で耽美な魅力あり。

キャンディとジャンキーはかかってるに違いないと思ったら、キャンディってドラッグの隠語なんですね。話自体はロクなもんじゃないけれど、弱い精神と儚い愛情、でもって依存やらっつー、実はいろんなメタファーをつつんだ愛の物語。悪くないけど、美男美女だから成立してるんでしょ、といわれたら反論できません。笑

d0055469_141068.jpgヒースつながりでようやく『ブロークバック・マウンテン』DVD観賞。美しすぎるブロークバックの景色と、それと同じくらい美しい男2人の友愛。楽園化された2人の逢瀬が痛いやら切ないやら。これって、逢えないことで美化されてるんだよね。と思いながらも感情のたっぷりつまった描写は見応えたっぷり。ヒースの演技も素晴らしかった! まったく愛の形ってやつはわからないぜ。涙を流すようなタイプじゃないけど沁み入るものがあるお話しでした。
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by april_foop | 2007-08-24 00:00 | 映像
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