感想/僕のピアノコンチェルト(試写)
d0055469_2245178.jpgいけすかない天才小僧! 『僕のピアノコンチェルト』11月3日公開。ヴィトスは幼少の頃より破格IQ天才児。ピアノの腕前も大人顔負け、両親の期待は最高潮! が、それゆえに大好きなベビーシッターをクビにされ、ピアノの先生も変えられ、「普通」ではないことに苦悩する。唯一心を許す話し相手のおじいちゃんに相談した数日後、ヴィトスはマンションから転落し後遺症が出てしまう。
映画『僕のピアノコンチェルト』公式サイト

うーん、悪くないと思うんだけど、ヴィトスが好きになれなかったー。天才児ゆえの苦悩というよりはこの子の性格の悪さって気がしてしまってやや乗り切れず。演技自体ももうひとつだったような。この子が実際の天才ピアニストで演技は初めてという先入観があるからそう見えたのかもしんないけど。

ヴィトスはピアノに限らずあらゆる面で天才で、その全知全能っぷりはあまりにマンガ的。ここまでになると、天才ゆえの苦悩なんて吹き飛んじゃうんじゃないの? キャラの掘り下げが中途半端なのかな。いろんなエピソードでその能力と想いを描いてるけど、そこにいたる心理的プロセスが足りない。ピアノに深い思い入れがあるようには見えなかったし、両親やおじいちゃんとの関係性も感情移入するほどは描かれず。ラストだって、話はきれいにまとまってたけど、なんでそこに帰ってくるわけ? と思いましたわ。

天才の話も数知れずあるだけに、その中でこの作品のヴィトス君に魅力があったかといわれると、残念ながらノーでした。設定は面白みがあるけど、そこにどうしても引っかかってしまいまひた。同時期公開のピアノ物語ならば100対0で『4分間のピアニスト』を薦めます。
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by april_foop | 2007-09-23 00:00 | 映像
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