感想/ヴィーナス(試写)
d0055469_21495059.jpg老いてもギャルとからみたい! 『ヴィーナス』10月27日公開。老俳優モーリスは、友人イアンらと穏やかな日々。話題はもっぱら病気やら薬やら…。そんなある日、イアンの姪のジェシー登場。この娘ってば料理ダメ、わがまま放題の放蕩ムスメ。うんざりイアンをよそに、その若さと溌剌さにあてられたモーリス爺は、男の歓びを思い出す!
映画「ヴィーナス」公式サイト

老人とギャルという設定は突飛っちゃー突飛かもだけど、描かれてるのはリアルだわ。だからこそおかしみがあるヒューマンストーリー。老いてなお男として女性を求める姿は、一般論なら「みっともない」だけど、その情熱は応援したいよ。モーリスはあくまで紳士的だし、その誠実さはティーンのそれと変わらないように見えて、それを特例とするんじゃなく、オレもそうありたいと思わせてくれる。趣向は全然違うけれど、年食っても心は枯れねーぜ、て意味じゃ『世界最速のインディアン』に近いよ。ピーター・オトゥールの前髪が額に垂れかかる枯れっぷりがなんともいえず色っぽいわ~。

お相手役の新人ジョディ・ウィッテカーは、その垢抜けないカワイイんだかカワイくないんだかって感じがぴったり。ジェシーの田舎出らしい虚勢とか、弱さとかがよく出てて愛嬌あったよねー。若気の至りでオイタしちゃうところとか、"「トップショップ」に行きたい!"とかいっちゃうところとか、オッサン心をくすぐりますな。モーリスとも結局対等に付き合えちゃう純粋さも◎。

上品に笑えて、それでも最終的にはどうしても切なさを感じてしまう、ハートフルストーリー。年齢を超えた男と女の心の交流は、晩秋にオススメしたい1本。特にオトコノコは必見!
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by april_foop | 2007-09-18 00:00 | 映像
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