感想/ミルコのひかり(試写)
d0055469_104357.jpg健気ってやっぱりいいわ。『ミルコのひかり』9月8日公開。10歳の少年ミルコは、不慮の事故で視力を失う。当時のイタリアでは、盲人は通常学校に通うことが認められておらずジェノヴァの盲学校へ。環境の変化を受け入れられずクラスで浮くミルコだったが、テープレコーダーを手にしたことで「音」というヒカリを見つける。
: ミルコのひかり :

実話ベースの物語だし、もう誰が見ても「いい話」。不意の不幸に見舞われたミルコをはじめとした子供たちが、障害を抱えながらもそれを受容して希望を見出していく変化と成長が最高に清々しく、応援せずにはいられないってば。で、主人公の子役君がすごくイイんだわ。見えてたものが見えなくなる恐怖、戸惑い、そして"見えないこと"を強要する学校への反発。カワイイだけじゃない意志の強さを感じさせる表情がアッパレ!

テーマは光と音。見えないからこそ聴こえてくる、この世界にあふれる音たち。その一つひとつの音が生きているだけじゃなく、そこに生きる希望が満ちているような、そんな気分にさせてくれる映像表現。風、水、鳥、足音。ベタといえばベタだけど、よく伝わる。ラスト、トスカーナの雄大な自然は、ミルコには見えていないけれども彼の未来と可能性のようにどこまでも開けていたのも印象的だったなー。

いうなれば『リトル・ランナー』っぽいがんばる少年の話。観終わって改めて、これが実話というのは素晴らしいな、と思えます。
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by april_foop | 2007-08-09 00:00 | 映像
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