感想/天然コケッコー(試写)
d0055469_0235963.jpg夏帆ちゃん、かーいーなー『天然コケッコー』7月28日公開。全校生徒6人の学校に転校生がやってきた。初めて同級生ができた、中3のそよ。彼女たちの周辺にある日常と風景。その時代、その場所だけのきらめき。
映画「天然コケッコー」

田舎の学校に起きる最大の事件は転校生が来た、というもの。あとはなにげない日々が「キラキラ」と描かれていくのみ。思春期の一瞬一瞬を丁寧に切り取ってて、やさしさと希望がたっぷり詰まってます。それもいわゆるロハスな田舎礼賛ではなく、東京さえも「うまくやっていける気がする」としたセンスは素敵。そう、場所じゃないの。人とハートなのですよ、大事なのは。っていう本質をしっかりとらえているのは原作(未読)の世界観なのかな。

子供の頃の世界って確かにこんな感じ。学校と家が世界のすべて。友達と家族と先生が全員。恋も自覚できず、疑うことを知らず、歳をとればきっとそのほとんどは忘れてしまう、あの瞬間たち。素朴さの中に小さな笑いがちりばめられ、子供たちは愛おしくて、優しいイイ映画ですね。

てのを前提に、オレはあと少しのナニカが欲しかった気がすんな。何も起こらない心地よさはいいんだけど、なんていうんだろ、今を生きる大人にひとスパイスほしかったなー。でもそもそも原作コミックが少女ターゲットだし、これでいいんだろうね。特に女性には響くみたい。

それにしても夏帆ちゃん、かーいーなー。

d0055469_19174688.jpgで、山下監督の『松ヶ根乱射事件』は8月22日DVDリリース。監督らしいといえば、らしい作品で、ベクトルは『天コケ』と全然違うけど、小さなコミュニティの中の人間のありのままを描くという意味では『リンダ・リンダ・リンダ』まで含めて共通性あるね。でもどれもけっこう投げっぱなしに見えてしまうのはオレだけかしら? 巧いとは思っても、あと一歩グッとは来ないんだよなー。そこにいる人たちを描く理由みたいなのが今ひとつ見えてこないのだが。それって、監督とオレの生きてきた時間の中身の差なんだろうね。評判がいいのは分かる気がします。
[PR]
by april_foop | 2007-07-07 00:00 | 映像
<< 感想/夜明けの街で(単行本) キミのその常識、覆してやるよ。 >>