感想/コマンダンテ(試写)
d0055469_23291975.jpg英雄が好きです『コマンダンテ』5月26日公開。社会派監督オリバー・ストーンが、キューバの最高指導者フィデル・カストロに30時間にも及ぶインタビューを敢行。その人となりを浮き彫りにする。アメリカでは上映が禁止されたという問題作。「コマンダンテ」は「司令官」の意。
-COMANDANTE-コマンダンテ

筋とかはなくて、完全にカストロに寄ったロングインタビュー。通訳もそのまんま入ってるし。インタビュアーのオリバー・ストーンもばんばん映ってるし。話題は、キューバ革命、キューバ危機といった政治的なものから、映画や女性関係などのプライベート、ゲバラの話もあれば、哲学にも及ぶ。30年ついてるという通訳さんのことも飛び出すくらい、本当にカストロ個人のことが盛りだくさん。これらが特に脈絡はなく延々と映し出される。カストロ側からの撮り直しや、NGのリクエストは一切なかったというし、まあパフォーマンスの部分も当然あるだろうとはいえ、かなり素に近い部分が出ていると思われる。

こうして観ると、やっぱり何かを成し遂げた人物だけにその言動にも貫禄がある。キューバの歴史に疎ければ、カストロなんて名前しか知らないような無知ヤローのオレだから、俄然興味津々。「私自身に対する独裁者であり、国民の奴隷」という言葉、カッコイイぜ。そもそも伝記とか好きだしキューバの歴史にも関心を持ったわ。ゲバラとあわせてもう少し知りたいな。

映像はほとんどがインタビューシーンで、時折話題にあわせたニュース映像、そしてキューバの街並が差し込まれる程度。アメリカでは上映禁止となったけど、その後2004年にオリバー・ストーンは再度カストロを訪ね、『Looking for Fidel』というテレビ番組となってアメリカHBOで放映されたそう。それもぜひ日本公開してほしいなー。てことで、社会のお勉強になりました。敬礼。
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by april_foop | 2007-05-08 00:00 | 映像
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