感想/ハリウッドランド(試写)
d0055469_20321675.jpgはっきりしてよサスペンスその2! 『ハリウッドランド』6月16日公開。1959年、スーパーマン役の俳優として知られるジョージ・リーブスが死んだ。自殺として処理されたその事件だが、いくつかの謎が残り、私立探偵のシモはその死の真相を調べ始める。スーパーマンの知られざる生き様と、彼の死に魅せられた男。2つの魂が、ハリウッド史上もっとも謎めいた事件に迫る。
ハリウッドランド|HOLLYWOODLAND

これも昨日の『ゾディアック』同様、真相は不明なので、観終わってもすっきりはしない。他殺説はかなり有力らしいものの、実在のハリウッド関連会社が絡んでるためか、長くタブーとされてきた事件だそーな。恐らく闇に葬られたものはかなりあるんだろうし、いかんせん時間が経ち過ぎてる。でもそういう裏側っぽい感じはノワール的〜。

この映画のポイントは2つ。まずはジョージ・リーブスという男の数奇なる人生。スーパーマンで成功したものの、それは例えるならば日本の戦隊モノ扱いで、子供相手の道化ともいえる存在。そのポジションに飽き足らず、役者として更なる夢を追うが、上手くはいかない。また、愛人関係にあった実力者と、若き恋心との間でも揺れる苦悩。人間は、分相応に生きろということか。それともツケは必ず回ってくるということか。

もう1つは、ハリウッドという輝かしい舞台での裏事情。実力者がはびこり、そのさじ加減で物事が動く、まあこれはどんな国のどんな業界でも似たり寄ったりだろうけど。その黒さが映像からもぞんぶんに発揮される。いやしかしあの社長の妻の愛し方ってのは興味深かったな。

オールド&ダークな展開につきツウ好みかと思われ。暗いのが好みじゃない人はパスしたほうがいいかもー。
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by april_foop | 2007-05-18 00:00 | 映像
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