感想/アヒルと鴨のコインロッカー(試写&文庫)
d0055469_949467.jpg濱田君いいわ〜。瑛太君もやっぱりいいわ〜。『アヒルと鴨のコインロッカー』6月23日公開。仙台の大学に進学した椎名は、隣に住む河崎に誘われるがまま本屋強盗をすることに。そして河崎が語るブータン人のドルジとその恋人・琴美の話。それは、2年前から続く物語だった。
映画「アヒルと鴨のコインロッカー」公式サイト

原作既読者の視点になっちゃうんだけど、無難にまとめたな、という印象。ストーリー中、最大の仕掛けもネタバレ状態で観てるだけに。知らずに観れば面白いと思うんだけど。それはさておき、もちろん上手くまとまってはいたんだけど、映像にした意義みたいなものはそれほど感じなかったにゃ。

この作品の最大のテーマって、「アヒルと鴨に大差なし」=「人間と動物にも違いはない、まして同じ人間同士なら色の違いなんて違いのうちに入らないNE」ってことだと思うのNE。もちろん伊坂っちはそんなこと前面に出したりしないタイプだけどさ、映画にするからにはその辺のメッセージをもうちっと立たせてもよかったんじゃないかな、と。ストーリーを忠実に映像に起こしてるけれど、裏返せば原作のおもしろさ以上のものは出せてなかった気がする。

とかなんとかほざいたものの、ネタバレさえしてなければ面白いからそれでいいのか。濱田君はすごく好きで、彼らしいちょっと情けなくて空回りっぽい、いい空気出してるし、瑛太君もキワドイ役柄をうまいこと演じてるし。関めぐみちゃんは期待してたほどにはよくなかったかも。

何はともあれ、評判いいのでお楽しみに。

d0055469_9573612.jpgつーわけで少し前に読んでいた原作。現在と2年前を並行して進めて、最後、どんでん返しを経て物語がつながるサスガのストーリー展開。まんまとヤラれたなー。文体や言い回しはやっぱりちょっとキザで時々鼻につく伊坂節。前述のテーマをまったく表に出すことなく、ちょっとした青春ミステリーにしちゃう腕前は、やっぱスゴイよね。全体的にちょっと暗いトーンに覆われてるところもこの人らしいわ。

重力ピエロ』も映画化ですか。『死神の精度』も映画化ってウワサを耳にしたけど、これは情報見当たらないから勘違いかな?
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by april_foop | 2007-05-23 00:00 | 映像
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