感想/明日、君がいない(試写)
d0055469_2211283.jpg19歳監督が、自殺した友人に捧げる『明日、君がいない』4月21日公開。6人のハイスクール生徒の群像劇。それぞれに悩み、傷つき、人にいえない葛藤を抱ながら日々を過ごす。ある日のPM2:37、何者かが自殺した。一体誰が、何故。
明日、君がいない

自殺が確認された日の朝からを追う、ドキュメンタリータッチの映像。ニアミスする6人の男女の、鬱積した思いを独白する映像を織り交ぜながら、彼らの中でくすぶっている苦悩をリアルに炙り出していく。青春ダークサイドは退廃的なムードと閉塞感がかなりアイタタタで、前半はちょっと乗り切れず。

後半は構造上ややサスペンスフルな様相を呈し、冒頭の自殺シーンに向かって物語が回収され始める。恋愛、いじめ、ゲイ、差別、性問題、妊娠、その他若者を取り巻くさまざまな問題が充満する学校という小さな社会の全容が少しずつ浮き彫られてきて、気付いたら淡々とした描写にのめりこんでた。1つ1つの問題はいささか使い古され感あるけど、それはつまり思春期という普遍そのもので、だからこそリアリティは増してるかもね。

で、デッドエンドに戻ってくる、と。ホープレス。遣る瀬ない1つの起こりうる現実(というか実際に起きた?)によって、波紋を投げ掛ける青春群像劇。あぁイタイ、イタイ。若者にもっと希望を!
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by april_foop | 2007-03-26 00:00 | 映像
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