感想/サイドカーに犬(試写)
d0055469_1625352.jpg竹内結子復活! 『サイドカーに犬』6月23日公開。不動産屋で働く薫・30歳。小学校4年の時、母が家出をし、突然ヨーコという女が家に入り浸るように。彼女は父の愛人。薫の人生でもっとも刺激的だった夏休みがはじまった。
映画[サイドカーに犬]オフィシャルサイト〜あの夏、私の隣にはヨーコさんがいた。〜

回想物語ということでメインの舞台は80年代。それを意識したレトロな色調に、当時ルックで現れる竹内結子がなかなかイカス。くわえタバコで、料理とかしつつ薫や弟を連れ回す様は痛快。古田新太をはじめ、脇を固めるのもなかなかの曲者ぞろいで、締まりのある作品にはなっている。

が、途中はやや冗長。キャラに魅力はあるけど、話に抑揚がないから、中だるむのですよ。ラストまできてようやく、ぼんやりとしたメッセージが見えてくるけど、これもものすごいさりげな〜くヨーコがつぶやくセリフとかから読み取らなくちゃいけないから、掴みづらいことは間違いないね。

で、オレが汲み取ったのは、そこにあることが当然のように見える人、物も、でもその内側ではいろんな事情や想いが渦巻いている、というのが1点。そして物事は時間とともに、なるようになっていくし、あるべき方向へと流れていく。壊れっぱなしのものがあれば、元通りになってるものもある。ただそれを諦めて見送るんじゃなく、こうだと決めつけるのでもなく、できれば"あるべくしてそこにあるように(サイドカーの犬のように)"あれたらいいのにね、てのが2点目。表裏一体って感じ。ほらね、わかりづらいでしょ。

ツウ好みで万人ウケはしなそー。ちなみに原作未読どころか、長嶋有を読んだことありません…(読みたい!)。と思ったら、周囲の評判によると女性のほうが素直に感情移入できるらしいデスヨ。
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by april_foop | 2007-06-01 00:00 | 映像
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