感想/ブラッド・ダイヤモンド(試写)
d0055469_021912.jpgおもしろいけどバランス悪っ!なダイヤ物語『ブラッド・ダイヤモンド』4月7日公開。内戦が続くアフリカの小国シエラレオネ。反政府軍に連行され、ダイヤの採掘現場に放り込まれたソロモン・バンディーは、超レアものダイヤを発見! 黒幕の命を受けてダイヤを狙う密輸ハンターと、ダイヤの闇ルートを暴き出したい女性ジャーナリストを巻き込んで、ピンクダイヤモンドを争う戦いが始まった。
ブラッド・ダイヤモンド

ルパ〜ンです、ハイ。みんなが1つのお宝を狙ってドンパチっていう骨格は、王道をしっかり歩んだ冒険譚。いかにも~な方に話が転がってくのも、3人の男女っていう設定も、お約束の領域。キャラクターにも新しさはないね。その分、アクションは力が入ってて、さらにアフリカのビッグスケールなロケーションっていうファクターが加わった映像はかなり壮大。惹きつけられるよ。

ストーリーの土壌には、リアルな第三世界の現実。ダイヤの利得をめぐってもたらされる紛争。甘い蜜を狙う欧米諸国。この歪んだスパイラルが痛いのなんの。同胞なのに略奪しあうこの空虚感たらないぞ。さらに反政府軍は年端のいかない子供まで兵士にし、銃を持たせて洗脳するという、およそ考えられない少年兵の現実まで盛り込まれてる。

そんなドラマをレオが大熱演。現地人を演じるジャイモン・フンスーも父の怒りと苦しみをソウルフルに表現。だからこそ、エンタメかつ社会派っていうどっちつかずな感じが気になった。硬派に構えるには派手すぎるし、娯楽と割り切るには重すぎる。アフリカの現実をテーマにする以上、たとえアクション要素を弱めてでも、もっと社会的なメッセージを押し出してほしかったなー。

ついでにいえばあと30分短縮してくれたらよかったのに。でも、レオはいいよ、レオは。
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by april_foop | 2007-03-10 00:00 | 映像
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