感想/グアンタナモ、僕等が見た真実(試写)
d0055469_23145977.jpgあんま自覚なかったけど、ドキュメンタリー系の作品好きかも。実際の出来事を、徹底した当事者インタビューをもとに再現した『グアンタナモ、僕等が見た真実』1月27日公開。イギリス在住のあるパキスタン系英人グループが、たまたま立ち寄ったアフガニスタンで米軍に身柄を拘束される。パキスタン系というだけで「お前はアルカイダだな?」という尋問を受け、やがて連行されたキューバ・グアンタナモ基地での苛烈な日々を、ドキュメンタリータッチで構成する。
グアンタナモ、僕等が見た真実

実際に数年にも及ぶ収容と尋問を受けた人物のインタビュー映像と再現映像が交互に流れ、当然ながら圧倒的にリアル。アルカイダとはまったくの無関係なのに、その訴えは聞き入れられないどころか、でっち上げの証拠まで出てくるのにはビビるを通り越して怒り。尋問(てか拷問)の様子は控えめだったけど、実際はもっと酷かったんじゃないのかな。

フツーの回路では考えられない非人道的行為の数々。一体何がどうねじ曲がるとこんなことになんの? アメリカを悪というのは簡単でも、じゃあ実際にテロリストがどこかに紛れ込んでいたとしたら? このイカれた連鎖を前にすると何をどうすればいいのかまるでわかんなくなるんだけど、こんな不細工なことが起き、未だに続き、誰かが不当な扱いを受けなきゃいけないのは全然笑えねー。

不条理極まりない状況をくぐり抜けた彼ら"ディプトン・スリー"の精神力はスゴイな。「潰れるか強くなるか、僕は強くなった」って、超タフ。だけど、この信じられない経験を通して感じたことについて聞くと、1人から「世界はそんなにいいものじゃない」というひと言が。

そんな風に思わなくてすむ世界をくれ。
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by april_foop | 2007-01-17 00:00 | 映像
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