感想/マリー・アントワネット(試写)
d0055469_82716.jpg こいつも女性誌中心に話題沸騰、ソフィア・コッポラ最新作で一大歴史絵巻の『マリー・アントワネット』1月20日公開。世界で最も有名な王妃の1人、マリーをソフィア流に描き上げました。賛否わかれそうだけど、オレ的にはすっごい好み。
マリー・アントワネット

『ベルばら』を観た覚えはあんまないんだけど、マリーって波瀾万丈なイメージを刷り込まれてた。でもこの映画では、ゴージャスな暮らしぶりは見せるものの、マリーはあくまで1人の女性。それも孤独な女性として、内面を安易に語る事はなくも繊細に描かれる。14歳で嫁ぎ、18歳で即位。世継ぎを求める声、夫との関係、宮廷でのしきたり、その他さまざまな未知に囲まれるマリーは、華やかさと同時に儚さまでも背負わされる。その切り口がとてもキレイ。

d0055469_3361692.jpgヴェルサイユでの撮影や、有名メゾンの協賛なんかもあって、映像はとにかく華美。しかも単なるクラシックではなく、近現代の要素を巧みにミックスしてくるあたりもセンスあり。よ〜く観てるとスニーカー(コンバースかな、あれ)とか出て来ちゃう遊び心もいいんだよねー。あと、突き抜けたヘアスタイルも必見。ちなみにオレは今、サントラ(写真右)をヘビーローテしてたりもします。

語る要素はいろいろある気がするけど、とにかくマリーを演じたキルスティンが愛らしくて仕方なかった。それはまさにこの映画に魅せられてた証拠。ちなみに前売り券の売れ行きは、同じく女性に人気だった『プラダを着た悪魔』比200%くらいだそう(by配給関係者)。ちなみにちなみに試写室で隣に座ってたのは佐々木恭子氏でした。万人受けするのかわからないけれど、プリンセスの心に少しだけ触れた気がする一作。個人的にはヒットです。

<1月3日追記>
前2作を観て、なるほど今までのソフィアを踏襲したマリーだったな、と納得。マリーの言葉、表情、仕草を繊細に撮ってて、直接的な語りは少なくてもとても豊かな物語に仕上げてます。このあたり、前2作と共通してるので、それが好きなら間違いなく浸れんね。
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by april_foop | 2006-12-25 00:00 | 映像
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