感想/王の男(試写)
d0055469_1264373.jpg韓国で猛烈な大ヒットだったという話題作『王の男』12月9日公開。時は16世紀初頭、村一番の芸人コンビ、チャンセン&コンギルは都でひと旗あげようと上京。そこで、まんまと王に気に入られたはいいけど、やがて宮廷内のゴタゴタに巻き込まれていく〜。
王の男

これってBL?って思わせかねないお話。チャンセンとコンギルには相方の域を超えたような絆で結ばれる。感情を言葉にしたりしないけどお互いを見る目がフツーじゃない。そこに、王様が乱入。コンギル溺愛。三角関係できあがり。いらだつチャンセン、戸惑うコンギル、暴走するキング。この妙にデリケートな男心が観どころですわ。

どーも中盤テンポが悪く、芸事もややキレに欠ける印象。だって芸っていうかただの小芝居じゃん、あれ。でもでも、終盤にきてちょっと盛り上がり、ラストのパフォーマンスはけっこう魅せられたわ。渦巻く想いを最後まで明確な言葉にはしない、男たちの狂宴。重臣、王の愛人、その他王家の人間と、宮廷内はいろんな思惑が絡み合って、結局のところそーゆーねじれた運命に翻弄された人たちってことなのよね。このあたりはやっぱ時代劇。あはれなり。

感情移入度は低かったけど、全体の色彩とかに観どころあり。しかし、当時ってあんな芸しかなかったのかね。いまいちインパクトないよ。。

<12.14追記>
『日経エンタ』07年1月号の「シネマ坊主」で松ちゃんも言ってます。「観客の誰が、あの芸を見て笑いますか?」。そうそう、面白くないよね、あの芸。
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by april_foop | 2006-11-18 00:00 | 映像
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