感想/ありがとう(試写)
d0055469_13233162.jpg阪神大震災がモチーフの実話ベースムービー『ありがとう』11月25日公開。震災の恐怖と街の復興、そしてこの大災害を通して一念発起、プロゴルファーをめざし始めるひとりの実在の父親にフォーカスして、その愛と勇気と家族の姿を描く。
ありがとう

序盤で震災の恐ろしさを改めて目の当たりにする。焼け野原と化した街が示すその恐怖は凄まじく、決して他人事とは思えないのよね。それはいつこの惨事が自分に降り掛かって来てもおかしくないから。「災害は待ってはくれない」というセリフが突き刺さる。けど、あれだけ壊滅的な状態になっても街は再生する。多くのものを失っても、そこから這い上がる力が人間にはある。それを思うだけで感動できるわ。

実話だけに話のオチは見えてるし、奇をてらうような演出もないから、非常に平坦なストーリーではある。けどその中で生きてきた人たちの背中を応援せずにはいられないんだな。そしてこの映画、すごくたくさん「ありがとう」の言葉が出てくる。誰しもが誰かに生かされて生きている。そんな当たり前を思い出させる「ありがとう」のひとことがじんわりと染みる。

娯楽感動作って位置づけるのはちと不謹慎な気もする誠実な作品。周りの人に感謝して生きていこう、素直にそう思える映画でった。まずは拙い文章を読んでくれたみなさんにアリガトウ、なのです。
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by april_foop | 2006-10-30 00:00 | 映像
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