シモキタ懐疑論{感想/下北沢(単行本)}
d0055469_035459.gif下北でデザイナー氏と打ち合わせ。今後のレイアウトの方向性から、四方山話まで。青くさい展望を語るにはシモキタってロケーションは悪くないね。会場はGenki-Dining八百屋。なんだか威勢の良すぎる過剰発声で落ち着かないけど食事はまずまず。6月にリニューアルしたてのお店です。

シモキタは、駅を中心に街が形成されてて、駅出口からすぐ商店が軒を連ねる作り。路地は入り組んでてクルマはほとんど入ってこない。で、古着屋だのなんだの、こぢんまりしたお店が並ぶ。だけどね、実はシモキタに全然魅力を感じないわけ。なんだかんだシモキタの本当のオリジナリティって小劇場が多いくらいで、あとはほとんどイメージ先行だと思うんだけど、どうでしょう?

いかんせん野心に欠けるんだよなー。若者たちがあふれてるのに、停滞こそ感じるけど未来は全然感じられない。シモキタであることに満足してるっつーのかね。吹きだまり感が強すぎてもうひとつ楽しめません。街に本当の魅力があるなら大人だってわんさ訪れるはずなのに、あんまり見受けない。政治的なにおいがしないのも大人がいないからでしょうね。大人のいない街はつまらん。

d0055469_017374.gifこの『下北沢』なる本はまさに象徴的。シモキタの話なんだけど、著者は実際にシモキタで書店経営されてるそーな。

主人公は箱貸し屋の店主。大好き桃子さん、ジャンキー詩人の土蔵真蔵をはじめとしたシモキタ人種たちの活動記録であります。主人公の平凡だけどちょっと斜に構えて暮らしたいってスタンスはまさにシモキタ若人のイメージにぴったり。どこかピーターパンな人たち。夢見てるっつーより逃避に見えるのよ。なんだか可もなく不可もなくダラダラと読んでおしまい。シモキタ好きが読んだら楽しめるんだろうけどね。

ま、特にシモキタを批判してるわけじゃなくって、単に好みじゃないってことを言いたいわけ。とはいえ、ここんとこ議論されてる下北沢再開発が実現しちゃったらそれはそれで寂しいだろうなーとか思ったりして。
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by april_foop | 2006-10-03 00:00 | 閑話
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