感想/サンキュー・スモーキング(試写)
d0055469_041621.jpgボク、タバコ嫌いのノンスモーカーだけど、この映画は面白かったわー。口先八丁でタバコをPRする業界マンの奮闘物語。コミカルな作り込みの中の、けっこう鋭いテーマ設定がグッド。『サンキュー・スモーキング』10月14日公開。  
サンキュー・スモーキング

今やタバコはケムたがれる存在ナンバーワン。そのPRマンも当然嫌われ者。けどニック・ネイラーは得意の話術でのらりくらりとうまいことタバコを売り込んでく。でまあ、トラブルも多い中で転落と再生を経て、彼なりに業界を生き抜いてく物語。バカげたお話をあえて盛り込み、シニカルなジョークも効果的に散らしつつ、チラリとこめた本音が刺激的なんです。冗談めかして本音を言うのはオレもよく使う手法で好感触。

その本音ってのは、自己責任のお話。タバコそのものは確かに有害かもしれないけど、それを摂取するかどうかは個々の自由。であれば製造者を一方的に糾弾するではなく、正しい情報提供を呼びかけ、消費者はそれを踏まえたうえで選択するって在り方が正しいのでは、っつー問いかけ。この映画はタバコが題材だけど、食品とか病院とかにも当てはまりそうな情報過多の今にぴったりのテーマ。オレ的にはかなり納得できる言い分。イメージだけで判断しちゃダメだし、自分の無知を棚に上げて吠えちゃいけないのです。

もう一個、主役はなんせ弁が立つ人間。劇中いろんな人を論破する中、プレゼンテーションの基本がたくさん出てくんのよ。頭のいい人たちはごく自然に身につけてるロジックが披露されてるから、多少の参考にはなるかもねー。

というわけで、コミカルで小気味良く、なかなかに気の利いた一作。しかも実は喫煙シーンは一度も出てこないというこだわりよう。タバコ嫌いでも楽しめますよ。
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by april_foop | 2006-09-19 00:00 | 映像
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