感想/ブラック・ダリア(試写)
d0055469_2121565.jpg1947年LAで実際に起こった猟奇殺人をモチーフにした小説の映画化、10月14日公開の『ブラックダリア』。ある刑事コンビが追う殺人事件。複雑な人間関係と、さまざまな闇がからまった謎を解いた先に待っていたものは!って感じのノワール。  
THE BLACK DAHLIA

いかにもな重たい色調で時代性と閉塞感を映しつつ、被害者と加害者、そして刑事と彼らを取り巻く人物を群像劇チックに切り取る。後半からは蓄積された謎が次々と解けて引き込まれました。刑事2人、ジョシュ・バートネットとエッカートはハマってたわ。悩殺スカーレットはエロさこそやや控えめながら、クラシカルな雰囲気がすんごい似合うし、ヒラリー・スワンクも『ミリオンダラーベイビー』とは対極な役柄。

映画としての観どころはかなりあるんだけど、大前提として猟奇殺人事件なわけで。もちろん人間模様とか社会風刺とかいろいろ絡んでくるけど、特にメッセージを感じないし、すべての謎が解けてもそこにカタルシスは生まれず。そういうことだったんですね、で終わっちゃったよ。この辺りをどう消化するかがミステリの課題だと思うんだけど、原作はどーなんでしょね。

映画としてはよくできてるんだろうけど、心に強くは響かず。とりあえずスカーレットが好きです。
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by april_foop | 2006-09-17 00:00 | 映像
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