感想/マッチポイント(試写)
d0055469_13383629.jpgウディ・アレン監督最新作『マッチポイント』8月19日公開。おもろいけど、神様のイタズラにしちゃーお痛が過ぎる幕切れ! 
マッチポイント

野心家アイルランド青年・クリス。金持ちトムのテニスコーチとになり、トムの妹クロエに一目惚れされ、上流階級への切符をゲット。その一方でトムの婚約者であるアメリカ人女優の卵・ノラの艶女っぷりに惚れちゃう。地位と色情の間で綱渡り二重生活した末の衝撃的結末。ヒトの人生、しょせんは運命に弄ばれるだけなんかい!?

まあ、4分の3くらいまではありがちな痴情のもつれですわ。上昇志向で令嬢を娶りつつ、心は愛人に溺れる。序盤は、クリスの野心と、ノラのエロさにそそられるけど、中盤から段々イライラ。お約束だからってクリスの勝手し放題はかなり目に余る。とかなんとかを吹き飛ばすクライマックス! これはスゴイ。黒いよ! 後味悪いよ!! 自嘲気味に笑うしかねー。

とはいえね、これ、人生の縮図の一つですわ。正義感なんてこの物語の前じゃ無力。人生ってば大概サイは投げられちゃってるし、無関係の犠牲者って絶えないし、何も知らないヒトには何も起こってないし。抗えないの、運に。運命に。ただしこの作品のハイライトは、直接描かれていない、劇後のクリスの生涯にあるともいえる。運を味方にしながら、それで必ずしも精神的安息が訪れてはいないということろに教訓があるんじゃないかなーと思う次第。

気分悪いけど、面白いね。とりあえず目の毒級に悩殺スカーレットをぜひ劇場で。
[PR]
by april_foop | 2006-08-05 00:00 | 映像
<< 艶女に学ぶモテ以外のテク! Shift_empathy >>