ありきたりな映画レビューが多いブログですんません(不本意なのよ)。めげずに懲りずに5月20日公開の『ジャケット』、感想いってみよーかー。エイドリアン・ブロディ×キーラ・ナイトレイ出演。
『ジャケット』公式サイト 1992年、ジャックは湾岸戦争で致命的なダメージを受けながらも奇跡的に回復。故郷への道中である少女と出会った直後、銃撃事件に巻き込まれジャックは精神病院に送られる。「ジャケット(拘束衣)」を着せられ、実験的治療を施されるジャック。極限状態で意識を失い、闇から目覚めたそこは2007年だった。成長したかつての少女と出会い知らされたのは、1992年に自分が死んだ、という驚愕の事実。自分の死の真相を探るためジャックは今(1992年)と未来(2007年)を行き来する。 って聞くと面白そーじゃねぇ?的ミステリでサスペンスな'92年と'07年を行ったり来たりSF。タイムスリップするときの映像が意識混濁系フラッシュバックでチカチカ。お年寄りには厳しそう。てか、ひきつけ起こしそう。明るい部屋で距離を置いて観ないとダメだよ、みたいなw それはさておき、暗めのテンション(映像もダウナー)で前半は鈍重ながら、後半テンポアップしてからはみるみる話も繋がってきて、最終的にはラブストーリーとしてもいけるし(傷の舐め合い系インスタントラブなので好みではなし)、ラストは救いがあったわ。 なんだけどなー。この手のSFでタイムパラドックス無視(過去を変えっぱなし)ってのはいただけないのと、思わせぶりな記憶の旅のわりに話にあんまし教訓がないのが残念。カタルシスなし。結局何が言いたいの?ってとこ。そして何よりも不満なのは、タイトルが作品を何一つ象徴してないところ。制作側には意図があるのかもしらんけど、全然伝わってませんからぁ!
by april_foop
| 2006-05-17 00:00
| 映像
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