原作は山本周五郎賞受賞作(未読でし)。映画『明日の記憶』。監督は堤幸彦。5月13日の公開に先駆けて感想いってみよー。映画『明日の記憶』 働き盛りの広告代理店部長・佐伯雅行。デカい仕事が決まって部全体のテンションはかなり上がりめ。一人娘の結婚式も近い。ところが最近ど〜も人の名前が出てこない。ありえない事に、重要な打ち合わせの時間を間違えた。。あれ、いつもの街なのに道に迷った……!? というアルツもの。意外にも渡辺謙は映画初主演で、自らエグゼクティブ・プロデューサーも務める。 前半は忍び寄る病気との苦闘。予期せぬ変調に動揺を隠せない佐伯。"そんなはずない" から "どうして俺が?" になってく様を渡辺謙が貫禄の演技。当たり前の日常が失われていく恐怖がリアルに描かれて感情移入できんね。香川照之がい〜アシスト。マジ渋いっス。 後半は夫婦愛にシフト。働きに出ながらも懸命の介護で夫を支える妻を、樋口可南子がしっとりと好演。やがてくる消耗、そして衝突。絶対に勝てない病魔を相手に戦い続けるツラさを抱えながらお互いを思いやり、そしてまた口に出せない痛みをそれぞれが受け止める。理由はただ一つ、"夫婦だから"。このシンプルさと清廉さが胸を打つ。 夫婦のあり方と無償の愛情を描いてて、決して暗いだけの話じゃない。んだけど、アルツはネタ的にすでに出尽くした感があって目新しさには欠ける。どっちかってーとやっぱり中高年に響く映画かな。同じアルツなら『私の頭の中の消しゴム』のほうが泣けるハズ。 by april_foop | 2006-05-09 00:00 | 映像
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