感想/ぼくを葬る(試写)
d0055469_23143936.jpg4月22日公開フランソワ・オゾン監督作、映画『ぼくを葬る(おくる)』。余命3ヶ月と宣告された31歳売れっ子フォトグラファーの、生に迫る。
ぼくを葬る

観る前は『死ぬまでにしたい10のこと』をちょっと浮かべてて、実際ベースにあるものは同じなんだけど(そりゃそーか)、表現方法はだいぶ違った。さすがフランス映画って感じの起伏の緩やかな静か〜な展開で家族、恋人、そして自らが生きた証を自問する。まだ遠くにあると思っていたものがいきなり目の前に現れる苦悩を、最小限の言葉と美しい情景で婉曲的に抽出。自分が余命3カ月だったら、って考えながら見ると、一つ一つの演技の説得力が増すなー、って感じ。

キレイなんだけど苦悩を色濃くするためのちと強引な展開と、そこにもってくためだけの設定が目についたのが難点。おかげで普遍的テーマなのに共感しづらかった。視点が違うせいで膨らまない会話、みたいな。こういうの好きな人がいるってのはわかるし、オゾン作品が好きな人にはウケるっぽい。映画ライターさんもなかなかの高評価出してたし。

誰かと見ても多分どんよりするだけなので、一人でしんみり観るのが良さそうです。主演のメルヴィル・プポー、かなーりイケメン。
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by april_foop | 2006-04-12 00:00 | 映像
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