感想/神はサイコロを振らない(最終回)
d0055469_21144225.jpgということで、今クール最高に地味だったんじゃないかっつードラマ「神はサイコロを振らない」。なんせ小林聡美、ともさかりえ、山本太郎、武田真治だからね。渋い。初回以外は全部見たぜ。

10年前にこつ然と消息を絶った飛行機が、そのまま10年後の今に現れる。しかし、その飛行機の乗員乗客は10日後再び消えてしまう、というSF。10年は長い。何もかもが変わってしまう。10年前と今、何が違ってしまったか、そして10年経った今に対して胸を張れるか、みたいなのが表(というか前半)テーマ。裏(後半)テーマは、肉親、友人たちが再び消えてしまうという、どうにも抗えない現実に対してどう向き合えるか。ここでも、嫌でも過ぎ去ってしまう時間、というものが前面に出てくる。

まあまあ、でした。テーマはすごく面白かったし、キャスト陣のお芝居も良かった。んだけど、やっぱ地味過ぎ。それはキャストのせいじゃなく演出のせいでもなく、起伏に乏しい脚本にやや難があったように思われ。登場人物が多く、それらをひとつひとつ拾った結果、各エピソードがやけにあっさり味に。それぞれもっともっと深く掘り下げられたはずなのにもったいない。

がしかし、最終回はすごく良かった。この回に限ってはその起伏の無さが、現実というものの動かし難さを象徴していて、胸に訴えかけるモノ、あり。各エピソードを一通りさらったからこそ最終話が光っただけに、これまでの起伏のなさも一概には否定できなかったりする。

ということで、原作本面白いのかも。でもあまり話題になってないところを見るとそうでもないのかな?
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by april_foop | 2006-03-16 00:00 | 映像
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