感想/パラレルワールド・ラブストーリー(文庫)
d0055469_059348.gif昨日に続いてサロン取材。予定より早く終わったもんだから、神宮外苑のバッティングセンターへ。藤井の110キロを左打席で打ち崩し、松坂の120キロを右打席で粉砕。た、楽しい!!

まーそれはともかく。友達に借りた初めての東野圭吾を読了。てか、めちゃめちゃ面白かったんですけど!  かなりイイとは聞いていたけどこれほどとはねー。完成されたプロット、明晰なセンテンス、そして、整然とした文章とはある意味対極にありそうな、人間くさいマインド。かなりオトコ受けしそーな作家だね。理系っぽいつーか、左脳的っつーかさ。

いろんな意味でのパラレルワールド。物語は、2つの世界を交互に進める形をとり、それを繋ぐキーワードである記憶とその改編はまさにパラレルワールドそのもの。理想の自分と、現実の自分。友情と恋愛感情。ディテールがしっかりしてるから、導入からエンディングまで一貫性が保たれてて、話がダレない。直井雅美とか夏江の設定&描写とか、けっこうシビれますわ。あとうっかり見落としそうだけど、片方の世界は第三者視点で語り、他方は主人公崇史の視点から描かれるってのもポイント。
いやー、しっかし自分の都合のいいように無意識的に記憶を変え、いつかそっちが本当だと思い込んでしまうってのは、なんとなーく思い当たる節もあって胸が痛いですな。

完全に宮部みゆきと同タイプだね。一撃で虜になりました。こりゃー読みあさらにゃ。東野作品所有者のみなさん、ばんばんお貸し出し願いまする。
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by april_foop | 2005-07-13 00:00 | 文字
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