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みなさんこんにちは。
当ブログ『EDITOREAL』は本日より無期限の活動休止に入ります。サザンオールスターズに影響されてのことです。 このweblogがスタートしたのは2005年の5月21日。そう、今日で満3周年なのです。 昔、私の高校時代の恩師はいいました。 「3年間日記を書き続けた人は何かを成し遂げる人だろう。30年間日記を書き続けた人は何かを成し遂げた人だろう」 恩師自身の言葉だったのか、どこぞの受け売りだったのかは定かではありませんが、私はこの言葉が好きです。 それを聞いてからは随分時間がたちましたが、日記じゃないけど30年やってやろうじゃないの!と思ったものです。 実際のところ、今の調子とはいかないまでも、なあなあで書き続けることはおそらく可能だと思います。 しかし、どうもそれはイマイチな感じになってきました。今、このblogは、いろんな意味でのバランスを逸し始めています。それはひとえにauthorの不徳の致すところではありますが、まあこんなもんといえばこんなもんです。 おっと、そろそろ1分が経過しますね。 俗悪なblogではありましたが、多くの人に訪れて頂き、決して少なくない数のコメント、トラックバック等いただけたこと、心より感謝申し上げます。 3年間、ありがとうございました! april_foop いい雰囲気なだけに惜しい! 『丘を越えて』5月17日公開。どんどんと西洋文化が流入する昭和初期、細川洋子は文芸春秋社・社長の菊池寛の秘書となる。彼の人柄を慕いつつも、朝鮮人編集者・馬にも惹かれる中、洋子たち3人はそれぞれに"丘を越え"ていこうとする。〜 丘を越えて 〜 モダンボーイ、モダンガールな時代で、まずは池脇千鶴の「モガ」なファッションがカワイイわ。昭和なヘアスタイルもお似合いだし、おいおいやけに服買い過ぎだろ!って気はするものの(菊池寛に買ってもらったのかな?)、目を楽しませてくれます。西田敏行、西島秀俊もそれぞれにシャレた装いですなー。新鮮、新鮮。 肝心のお話は、ちょっと核になる部分が見えてこなかったんだよね。菊池寛の生き方なのか、細川洋子の恋なのか、馬海松の運命なのか。それとも単にこの時代を映したかったのか。どれももっとガッツリやったら面白そうな素材なのに、どれをとっても中途半端。奥ゆかしいと言えばそうかもしれないけど、さすがに消化不良というほうが近い気が。雰囲気はとっても好みだっただけに、惜しいなあ! でも、ジャーナリストとしての菊池寛の顔は、同業者として興味深い部分ではありました。やっぱここをもう少し深く見たかったね。 プロパガンダか!? 『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』5月17日公開。下院議員チャーリー・ウィルソンは、アフガンからのテレビ中継に違和感を感じていた。そこで出会った女性から、アフガン支援をけしかけられた彼は、現地の視察に。アフガンの惨状を知ったチャーリーはCIAの変わり者と組み、表立ってソ連と戦えない裏で、アフガンを支援するよう画策する。チャーリー・ウィルソンズ・ウォー 2008年5月17日(土)公開 事実ベースなわけで、映画の内容自体に特に突っ込むべきところはない。トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ、フィリップ・シーモア・ホフマンの主要3人を筆頭にしたキャストは磐石だし、序盤の語りが説明っぽすぎて退屈したこと意外は、テンポも決して悪くはなかったと思う。難民キャンプのリアリティには胸も痛くなった。 アフガン侵攻は動かしようのない歴史的事実であり、それを終結に導いたのがチャーリー・ウィルソンの尽力によるものだというのもわかった。それが秘密戦争で、武力支援によるものであったことも、もはやいまさら何を言ってもはじまらないかもしれない。だけど、このアメリカは正しかったという風に思わせる映画を、今こんな時期に作ったことはかなり謎。おまけ程度に最後に、学校も作りたかったと付け加えたところで、なんの効果があるというのか。 つまるところは、湾岸戦争もイラクへの介入も、アメリカはこんなにも正義でした、ということを謳ってるだけとしか思えず、よく今の世界情勢の中でいえるなぁ、という気持ちにしかなれず。これはもう、チャーリー・ウィルソンという人物がどうということでも、映画のよしあしでもなくなっちゃうけど、ものすごく後味悪かったですわ。 お勉強になります。『マンデラの名もなき看守』5月17日公開。南アフリカ初めての黒人大統領、ネルソン・マンデラ。若き時代、27年もの間囚われの身であった彼の側にはある白人看守グレゴリーがいた。彼は、その時代には当然の人種差別者であったが、マンデラを見るうちに自分の中の変化に目覚め始める。映画『マンデラの名もなき看守』ネルソン・マンデラ生誕90周年 名前しかろくに知らなかったマンデラと、南アフリカの歴史。いやー勉強になります。1960年代にどれほどの人種差別が横行し、黒人を見下すことが当たり前で、しかしマンデラはそれで揺るがない人格者であったということ。をたっぷり味わおうと思ってたら、意外とマンデラのカリスマ性は断片的にしか描かれてないのでやや拍子抜け。 だってこの映画は看守が主役だから。とはいえ、やっぱ少し説明不足。あの時代で、自らの価値観を根底から覆し、なおかつリスクを冒させるほどにマンデラの人間力があったのかどうか、映画だけからはあと一歩わからなかったわ。そもそも、グレゴリーがどのくらいのレイシストだったのか。妻の側は多少描かれてたとはいえ、その辺もいまいち足りなかったような。 もちろん、史実を捩じ曲げてまで過剰なドラマを演出するのはちょっと違うと思うけど、27年がたったか駆け足になってしまうよりは、なにかひとつのエピソードをもっとじっくりじっくり染み込ませるように描いてほしかったです。 映画としては不満な点もあるけれど、マンデラとグレゴリー一家の交流には素直に感動。マジメな一作でした。ダイアン・クルーガー、美しいぜ。 感動系じゃなかったのか。『戦場のピアニスト』DVD鑑賞。1939年、ナチスによるポーランド侵攻。ワルシャワにいたピアニストのシュピルマンは、ゲットーへと移住を余儀なくされ、その後も戦渦の中を命からがら渡り歩く。九死に一生を得ながら身を隠すシュピルマンだが、ついにある晩、ドイツ将校に見つかってしまう。戦場のピアニスト これが実在の人物の話だなんて隔世の感すらあるよ。戦争のムゴさ、ユダヤ人のあまりにも悲惨な運命、そしてその中で生き延びたシュピルマン。常に死がすぐ隣というか、目の前というか、喉元にある逃亡生活の苦しさが、もうやめてくれって思うほどに伝わってくる。 主演男優賞のエイドリアン・ブロディ。繊細な悲劇のピアニストがぴったりで、落窪んだ目なんてもう遣る瀬なさでたまらなくなるわ。ラスト、ドイツ人将校との出会いはなんとも皮肉な運命で、シュピルマンは辛くも助かったもののすでに多くのユダヤ人は命を奪われ、彼らを迫害したナチスもまた命を落とすことになり、結局なにも残さなかった戦争の傷跡にはため息しか出ず。 こんなにシビアな作品とは知らず、ダメージを被りました。が、なるほど評価が高かったのはわかる気がします。 ![]() すごいものを観てしまった!!! 21世紀美術館で現在開催中の『ロン・ミュエック展』。ロン・ミュエック展 アートへの造詣の浅いオレなので初めて耳にした名前だったけど、世界的に知られる気鋭のアーティスト、ロン・ミュエック。日本で総合的に展示されるのは初めてだそうで。これがまた声を失う凄さ。最初ビジュアルを資料で観ていて、イロモノっぽいなーと思っていたけどそんな先入観は瞬殺木っ端微塵! 圧倒的だった!! まず驚くのが作りの精巧さ。肌質、毛髪、筋肉や表情、瞳、その他すべてのディテールがとんでもなくリアル。今にも動き出しそうな、って形容があながち的外れじゃないほどにね。プラス、その不思議なサイズ感。やたら巨大だったり、写真じゃわからないけど実は超ミニマムだったり。ファーストインプレッションはかなり鮮烈。といってもそれだけなら、やっぱりイロモノ止まりなんだろうけど、そうじゃないの。 なんかね、メタファーを強烈に感じるのよ。表情が、微笑んでいるようにも憂いているようにも見えて、果たしてこのフィギュアが何を訴えかけているのか。すごいパワーで観てる人に迫ってくるのね。別に重苦しくはないんだけど、そこになにかしら人間同志の関係性だったり人間が持つ社会性だったり、そんなのが透けて見えてくるような気がするんだわ。人間の持つ根元的な滑稽さや、それでいて時に神秘的にすら思えてしまうところまで。大げさじゃなく何時間観てても飽きない作品。 これは写真じゃ絶対にわからないので、ぜひ生で観て! もし近いうちの国内旅行を考えるなら、ぜひ金沢をプッシュしたい!! てわけで金沢のランドマーク、ここに来ないとはじまんねー! 21世紀美術館。金沢21世紀美術館 ものすご楽しかったわ〜〜! なんかわかんないけど、わくわくしちゃって仕方なし。去年行った青森もそーだったけど、最近の美術館ってばホント楽しーのね。 なんかもうテーマパークみたいなのね。外周は芝生がキレイで、建物は珍しい円形。ガラス張りと白基調の建築は自然光も解放感もたっぷり。まず単純に気持ちいいっす。で、建物内部の外周に沿ったエリアは無料ゾーンで、ただで観られる展示や、ライブラリーなんかがあって、ここだけでもかなり満足。 一番人気の「スイミング・プール」は、上から見れば水中に人の姿! 水中にも入れて、上を見れば人の姿がゆらゆら+晴れてれば光のシャワー。作りはこれでもかってくらい単純なのに、この発想から広がる世界の無限っぷりったらすごいよ。ここにいるだけで数多のインスピレーションが落ちてきそうに思えるほど。いやーアートってすごい。 ウサギイスも、加賀友禅モチーフの壁画も、「ブループラネットスカイ」も、刺激たっぷり、感性に訴えかけてきます。家族や普通にランチ休憩しにきてるリーマン&OLの姿も。市民に愛されてるところがまた素晴らしいじゃん。なんでも10月には、美術館主催で金沢を巻き込んだ大アートプロジェクトがあるらしい。普通に空き家とか公園とか公共施設を使って、アーティストたちがいろんな作品を展示するんだって。そりゃ最高に楽しそうだわ。秋もまた行きたいなー! ![]() ![]() ![]()
![]() 大好き金沢。なんてたって魚介が美味いよ。海のあるところってこれだからいいよね、なんて思ってたら山も近いよ、だって。確かに。加賀野菜も美味しいもんね。幸せだー。でもグルメの写真は全然撮ってなかった。。FULL OF BEANSはおにぎりカフェ。竪町通りの路地を入ったところで、古民家を改装。インテリアは古家具&リメイクもので統一してておっしゃれ〜。おにぎりもシンプルだけど美味。シャケとかの定番から、卵焼きとか海老天とかいろいろ、いろいろ。しかも安い。 近江市場は冷やかしたものの入らず、駅の近くの回転寿司へ。別になんにも名が通ったところじゃないようだけど、地元の人にすればどこでも美味しいよ、とのこと。確かに。ネタが大きくて新鮮で幸せだわー。東京だったらいくらするんだか。あと、五郎八さんにも。のどぐろやら、ホタルイカやら、あーあと名前忘れたけど地元モノらしい川魚に地酒。全然情報になってなくて申し訳ないけど美味しかったよ、と。 それからまったくノーマークだったケーキ屋さん、WEEK DAY。プディングショコラが抜群に美味かった! 東京におみやげを送ったほどに。これは絶対行く価値アリ。 いやー食べ物が美味しいってスバラシイですね。だから金沢、好きですわ。 ![]() 初めての金沢滞在。通りかかったことはあったけれど、じっくり観て回ったのは初めて。これがすごくいい街でしたわー。小松空港からシャトルバスで40分、金沢駅へ。なんじゃこの駅は!? 比較的最近できたらしいけどすごいインパクト。鼓をモチーフにしてるとか。でもスタイリッシュすぎるという意見もあるらしくて、タクシーの運ちゃんはあんまり好きじゃないってさ。まあ言いたいことはわからんでもない。 しかしなんだろねー、この気持ちよさは。駅前はそれなりに都会で、商業ビルもあるし、ホテルとかも増えてるそうで。だけど、それもほんの駅周辺だけで、基本的にのんびりムードが充満してるのよ。空は広いし、人は穏やかだし、なんとも肌に馴染んで、いっぺんに大好きになりました。この日は駅のレンタサイクルを利用して街巡り。チャリがあれば主要なところは楽々回れちゃうコンパクトさもいいところ。 犀川は京都の賀茂川みたいな雰囲気で、あれよりもさらに穏やか。犬の散歩も、ランニングも超〜気持ちよさそ。茶屋街はレトロ感たっぷりでプチ祗園てところか。さすが小京都。でも京都とほど賑々しさがないのが金沢らしい奥ゆかしさね。古い家屋がかなり多いのは、戦災被害がなかったから。スウェーデンも確かそんな話だったけど、古いものがそのまま残っているというのは本当に素敵な話。今後もずーっと残っていけばいいのにね。 いやー、これは1年くらい暮らしてもいいくらい好きだわ。まだまだ楽しみたいと思います。 おひとりさまよりおふたりさまで。『最高の人生の見つけ方』5月10日公開。勤勉系自動車整備士のカーター。自己中心型病院長のエドワード。2人が出会ったのは病院の隣同士のベッド上。そして共に宣告された余命6ヶ月。"棺桶リスト"に、死ぬまでにやりたことを書き連ねるカーターに、エドワードも便乗。悔いのない最期を迎えるための、奇妙な2人の旅がはじまる。映画『最高の人生の見つけ方』公式サイト 今さら何をっていうくらい超普遍的テーマなんだけど、それを笑いとテンポで軽やかにまとめてて、死を扱うことで生をメッセージしてくれるナイスな1本! クドくならない程度に2人の背景は説明しているから、薄っぺらくはないし、寄り道しないでテーマと向き合ってるから間延びもしてない。終始、気持ちがいいんですわ。ちょっと『世界最速のインディアン』を思い出したほど。 2人のキャラ、そして2人の名優、このコラボレーションが絶妙で、対照的な2人が影響しあうバディ感もベタだけどすごくいい。「世界一の美人とキス」とか「他人に親切にする」とかリストの回収もなかなか気が利いてるし、秘書の存在も意外といいアクセント。最後にはホロリとさせられるけど、気持ちよく送り出せるんだよね。 悔いのない人生のためになにをすればいいのかは人それぞれだろうけど、素晴らしい友人とかけがえのない家族こそ、だね。心底そう思えたわ。そして、もし死期がわかったら絶対にスカイダイビングをやろう。今はビビってできないけれど。 ![]() <<お台場/ラーメン麺家いろは 友人フォトグラファーの「日本一かも」という言葉に導かれてきちゃいましたはお台場アクアシティのラーメン国技館。こんなんあったのね。初めて知ったよ。最終期とされてますが、さて、いつまでなんですかね。 こちら、富山からやってきたそうで、目玉は「富山ブラック」。その名の通りスープが真っ黒! そう、魚介系のしょう油ラーメンでございます。いやーこれはしょっぱそうだなーと思って早速スープをひとすくい。ん、これは……意外にさっぱり? へぇ〜、これは初めて食べる味だなー。しかしすっかり塩派なオレ的には日本一ってことはないね。黒さのわりにはすっきりしてるけど、やっぱりしょう油味なことは間違いないって感じ。 チャーシューとかギョウザは美味しかったです。黒に興味ある方はドウゾ。 軽いタッチがいいじゃないか。『ハンティング・パーティ』5月10日公開。5年前、ボスニアからの中継をきっかけに前線から姿を消した戦場ジャーナリストのサイモン。かつて彼と組み、今や売れっ子となったカメラマンのダックが、ボスニアの平和式典に参加。そこに表れたサイモンは、ある特ダネを持ちかける。ダックは再びサイモンと組み、若手プロデューサーのベンを連れ、危険を承知でセルビアへ侵入する。映画「ハンティング・パーティ」公式サイト 小気味いい展開で、おもしろかったですぜ。キャラクターがわかりやすく、ボスニア紛争の構図も頭に入りやすいように噛み砕いてあって、冒頭から物語にすんなり入り込めました。かといって単純過ぎるわけでもないし、ユーモアの軽妙さもいい具合。リチャード・ギアにテレンス・ハワード、持ち味を存分に発揮してたんじゃないかな。 事実ベースらしいけど、まさに小説より奇なすごい話。紛争地域のシビアすぎる現実は本当に目を背けたくなるばかり。ネタがネタだけにアンタッチャブルなゾーンがあるんだろね、最終的になにかを告発するまでには至っていないと思うし、社会派というにはややボカさざるを得なかった部分も目につく。だけど、うちら一般人がテレビを通して観ていることなんて真実のごくごく一部でしかないってこと、よくわかるわ。 複雑な社会問題をほどよくエンターテインメント化した良作。軽量化した分、重厚さはなくなったけど、オレ的にはいい感触でした。広く問題提起するには丁度いいかも。 08/05/07 阪神5@4巨人まったくとんでもないオトコだ! 3回悪夢の頭部デッドボール。これはもうダメだ。ヘタしたら選手生命にすら関わるかもしれないと本気で思ったのに、出てくるんだもんね。頭だから大事を取るべきではとファンからすると冷や冷やしっぱなし。その場は平気だとしてもやっぱ怖いじゃん。記録だとか、4番だとか、そんなの抜きにして、この偉大なアスリートをこんな形で終わらせるわけにはいかないもん。 なのに次の打席、まさかのホームラ〜ン! インクレ〜〜〜〜〜ディブル!! 絶対にデッドボールの残像はあったはず。だから、3球はかなりストレートに遅れない早めのタイミングだった。確かにその段階でストレートとインコースがない、って判断したのもロジックとしては圧倒的に正しい。だからって、あのフォーク、少し突っ込みながらもしっかり重心を残して一閃! 打った瞬間、その打球は伝説となりました。嘘でしょ。堀内と掛布が言葉をなくすのもわかるよ。心底感動すると、身動きできなくなるね。 テレビとはいえ、伝説となるホームランを観れてよかったわ。 08/05/03 ウェストハム 1@4 マンチェスターU残り2節のプレミアリーグ。いやー強いわ、マンU。開始3分、C.ロナウドがさすがのゴール。圧倒的にキレてる切り返しだけでディフェンスを転ばせて、低いシュートで見事なゴール。2点目もクロスボールを落ち着いて腿で方向変えるだけのこれまたフットボールIQの高さを見せつけるようなゴール。トリッキーなドリブルもさすがだわー。なんだろうあのキレ味は。 3点目のテベスのロングシュートも圧巻。あの距離のゴールはやっぱ見応えありますなー。 08/05/05 チェルシー2@0ニューカッスルマンチェスターUを追い、優勝へは負けられないチェルシー。アウェイでニューカッスルとの対戦。ニューカッスルは消化試合ながらホーム最終戦で、前半はかなり引いたディフェンス。チェルシーはこれを攻めあぐね、どちらも決定機を生み出せない。久しぶりにみたオーウェン、怪我を乗り越えてらしいスピード感。ここで観るとは思わなかったオーストラリア代表ビドゥーカ。重そうだ。そして初めて観たナイジェリア代表のマルティンス。スピード感あっていかにもアフリカメイド。こりゃ要チェック。 後半、バランスを変えてきたチェルシーはがぜんパスが通り始め、リズムが生まれる。先制点はセットプレーから。ドログバのフェイクFKにバラックが頭で合わせる。前半ミス以外で目立つことのなかったバラックなのにここ一番で大仕事。さすがだ。2点目は流れるようなパス交換のあと、最後は途中出場のランパードの超ジェントルマンな絶妙スルーパス。飛び込んだマルーダが難なく左足で流し込んで勝負あり。 後半のチェルシーは素晴らしいサッカーを展開。ハマったときの強さはさすがビッグクラブでした。 うーん、海外サッカーはおもしろいなー。もっと早く観れば良かった(しかし微妙にキャパシティオーバー)。 ピュアすぎるぎゃ! 芦原妃名子『砂時計』読了。両親の離婚により母の実家である島根に越してきた12歳の杏。慣れない暮らしを助けてくれたのは同級生の大吾。やがて2人は互いに恋心を抱く。母の自殺、遠距離恋愛、すれ違いと誤解、大人への階段。想いを残しながら刻まれ続けた2人の14年間の軌跡を描く。映像化されるくらいだからどれほどのもんかと一気読みしたコミックス。うーん微妙。初々しさてんこもりの初恋モラトリアムにオッサンはうろたえてしまったよ。十代の頃に読んでれば違うかもしれないけど、用意された設定があまりにも&いかにもマンガちっくだし、数多の恋物語との差別化というのも特にはなされてなかったような気がしますわ。ギャグにもキレはなし。 単行本1巻に2話収録で、1話で1シーズンというペース。さすがにこのボリュームの中でどんなエピソードも完結していってしまうから、どうしても浅いのよ。悩んで苦しんでも、わりとあっさり答えが出てしまうんだよね。藤も椎香も楢崎さんも佐倉さんも、もっと膨らむキャラだったんでは。ティーンズの恋愛感情が普遍的なのはわかるけど、これはどっちかっていうとステレオタイプ止まり。キャラの背景も結局は恋愛のダシにしかなってなかったから、そこも薄っぺらく感じちゃったなー。そのへんが『ハチクロ』との違いか。 女子供のマンガっつーか、要するにオレがターゲット外ってことよね。残念ながら特に感動とかはなく、ダラダラと読んだだけって感じでした。 ハァ、ハァ、これはまた難しいぜ…。『ブレス』5月3日公開。夫の浮気に悩む主婦ヨン。テレビで流れる死刑囚チャンジンの自殺未遂ニュースを聞いたヨンは、面会に訪れる。なぜか会うことを許されたヨンは、面会のたびに「春」「夏」「秋」「冬」を贈りはじめる。ブレス|オフィシャルサイト|キム・ギドク監督&チャン・チェン主演 ん、なんか雰囲気変わった? 引退騒動のあとだったからか?? とか勘ぐりつつも、やっぱり翻弄されたギドクワールド。率直にいって今作は難しかったなー! 観てすぐには落ちてきませんでした。「ブレス」かぁ、とか思いながら見つめるシークエンス。呼吸。息。命のメタファーともとれ、温もりのメタファーともとれ、ため息とか、声とか、死生観から愛情までいろいろあるんだもん。 チャンジンの背景は終盤にひと説明あるだけで、セリフもなし。鋭い眼光と、ヨンと会うことによる変化がありつつも、その胸の内はなかなか読み取れず。死刑を前にして喉を傷つけるのがまた印象深い。一方のヨンは、失われた愛を求めるようにチャンジンに四季を贈る。夫と出会った「秋」。吸い込んだ息は、同じだけ吐き出さななくてはならない。それをしないと生きていけない。そこに人生や愛を重ねたのかなぁ。 さらに今作はギドク本人がチラリと登場。全体を俯瞰するポジションもまたどう捉えていいのやら。少し時間をかけて解釈してみたいところです。 『受取人不明』をDVDにて。ギドクにしては長い120分もの。最近の作品とは若干テイストが違うけど、暴力的な描き方をした行き場のない人たちが痛々しかったわ。中盤まではなんとも苦しかったけど、後半の畳み掛け方はさすがギドク。「受取人不明」、すなわちどこへ行っても突き返される、居場所をなくした若者3人の、時代によって歪まされた青春。救いもなにもないだけに、いい映画とはいいづらいけれど、鮮烈なことは確か。 これじゃぁ泣けないわー。『あの空をおぼえてる』4月26日公開。幸せに暮らす一家を末娘・絵里奈の交通事故死という悲劇が襲う。自責の念に苛まれる父親。身重の体を抱えながら悲しみに耐える母親。そして一緒に事故にあいながらも一命を取り留めた兄、英治。それぞれの胸に残る絵里奈は、いつも笑っていた。映画『あの空をおぼえてる』公式サイト すんごく静かな物語。全編にわたってほとんど音を入れずに家族の姿を描いていて、絵里奈の死を受け入れられない前半はもう暗いのなんの。バランスを失う家族の、言葉にならない痛々しさが滲み出てくるんだよねー。きっと、絵里奈の不在は、音を亡くすことと同義なことだったんだと思う。 愛する家族の死という痛みは十二分にわかる。んだけど、そこから再生していく過程にはやや説得力が足りなかった。遺された3人がそれぞれの立場で受け止めてくんだけど、視点がバラバラで、かといって全体を俯瞰していたわけでもなく、しっくり落ちてこなかったのが残念。確かに実際にそういう状況におかれたとき、それを乗り越えるときに大げさなドラマがあるはずもないだろうけど、その割にはターニングポイントを迎えた瞬間一気に急転化しすぎて置いてかれたわ。もう少し再生への心の動きは時間をかけてほしかったです。丁寧なのに核が見えんかったです。 家族以外の周辺キャラがいまひとつ機能的じゃなかったし、後半のストーリー展開はやけにステレオタイプだったのも気になるところ。死は確かに悲しいから、周囲で鼻を啜る音が聞こえるのはわかるんだけど、深みには欠けたわね。 アイキャン・ノット・アンダースタンド。『アイム・ノット・ゼア』4月26日公開。今なお多くのアーティストたちに影響を与え続ける、生ける伝説ボブ・ディラン。彼の生涯を6つのキャラクターに投影して6人の俳優たちが演じ分けた。ロックスターであり、牧師であり、映画スターでもあった彼の肖像を追いかける。映画『アイム・ノット・ゼア』公式サイト いやー、わからなかったなー。試みは面白いと思うし、意図してるであろうことも伝わってはくるんだけど、では果たしてボブ・ディランとは、となったときになかなか上手く応えられませぬ。でもまだまだ現役アーティストだもんね、それでいいのかも。言葉で語られでもしたら本人も納得いかないだろーし。知りたければディランを聴けばいいのか。 6つのキャラクターが入れ替わり立ち替わりって感じの構成で、特に混乱はしないけれど、それぞれのパートで描きたかったものを感じ取れるかどうかがこの映画の評価の分かれ目。最終的には、監督トッド・ヘインズの意図みたいなのもチラっと見えた気がするよ。でも、ディラン知識もまるでないオレには、なかなかハードル高し、でった。 時代的なリンクはもちろん、『ファクトリー・ガール』のイーディちゃん(ここではニコの名前)も登場。2本あわせて60sカルチャーに浸るのもアリでしょ。 この妖精、気色悪っ! 『スパイダーウィックの謎』4月26日公開。長らく放置されていた叔母の家で暮らすことになったジャレッド一家。少年はある隠し部屋を発見し、そこで古い書物を目にする。それは彼の曾祖父スパイダーウィックによる妖精についての観察記だった。すると現れた書を守る妖精シンブルダックと、書を狙う無数のゴブリンたち! ジャレッド一家の運命は!?映画『スパイダーウィックの謎』公式サイト 妖精系ファンタジーだっつーから、もう少し可愛らしいのかと思っていたら、けっこうグロテスク系の造形にまずビックリ。ドラクエのキャラデザをイメージしてたら、FFだった、って感じね、なんとなく。テンポよく話は進んでさっくり90分だし、なんにも難しいことはないからすんなり世界に入れちゃう。がしかし裏を返せば、スケールが小さくて世界観の広がりはあんまりないってこと。基本はこの屋敷の周辺で起きることだからね、ドラクエ3でいえばアリアハン止まりってことですわ。その辺、大人が楽しむにはちょっぴしモノ足りんかも。なんせ敵のほとんどがゴブリン。そのスケール、推して知るべしってか。 この映画のポイントは、モンスター退治の大冒険じゃなくって、信じる心の大切さ。妖精は目に見えない存在で、ジャレッドたちも魔法の力でその存在を確認。しかしそんなもの信じるはずもないマザーには、説明してもなんのこっちゃかわからない。そもそもこの一家には不協和音が響いていて、お互いを信頼していないところから話がスタート。妖精の存在を通して、身近な存在を信頼することと、目に見えない存在(妖精から、人の気持ちまで)を信じること、を掛け合わせてメッセージしてくれます。このへんが原作がベストセラーたるゆえんだろね。 フレディ君は兄弟2役を演じ切って芸達者っぷりを披露。髪型でキャラを変えつつ、まだまだ愛嬌あるお年頃ですわ。まあやっぱり大人が観るにはちょっと物足りなさを感じるけど、深すぎず重すぎず、サラリと楽しめる類いではありますな。『ライラ』以上、『テラビシア』未満て感じ。 こんな新書がとある書店のランキング1位。同僚に借りて読了。今の時代に適したいい職場はどうしたら作れるのか、をgoogleやサイバーエージェントなどいくつかの職場を例にしてまとめてます。非常に前向きな仕事への情熱が感じられる、意外な好著でした。すべての編集部がそうかはわかりませんが、私が関わってきたところに限っては編集部というのはわりと個人プレイ重視の職場です。もちろん、会議の類いは大なり小なりありますし、複数の人間がかかわって製作をしていますが、実務レベルになるとチームよりも個に依るところが大きいです。そのため、職場環境によって業務が滞ったり、能率が落ちたりする範囲は、一般企業よりも小さいのではと思ってます。まあ、ハード面に関しては職種によっていろいろと違うでしょう。問題にしたいのは、ソフト面。気持ちの部分です。 転職時代になって、以前と比べて会社への依存度はかなり低くなっていると思います。"どうせ長くは勤めない"という気持ちが働いていたら、職場をよくしようというモチベーションは必然的に下がります。また、社員旅行のようなものが、どのくらい残っているのかわかりませんが、そういった社内イベントの類いへの反発も強いように思います。些細なことかもしれませんが、こういう会社との具体的な接点というのは、思いのほか大切なのではないでしょうか。 愛社精神というと時代錯誤な響きがありますが、私はこれをいかに持つか。そして持たせるか。理想の職場環境作りはこの1点にかかっているような気がします。自分の所属先を愛せなくて、果たしてどれだけの仕事ができるのでしょうか。同じ職場で働く人間とのコミュニケーションを育まずして、いい仕事なんてできるのでしょうか。 もちろん人間ですから、良い悪いや好き嫌いはついてまわります。すべてが自分好みになんてなるはずがありません。職場に限らず、そんなものは地球上のどこにもないでしょう。ならば、会社という自分が選んだフィールドを前向きに捉え、自分でその場所を向上させようという意識を持つことが第一歩なのでは。職場環境のハード面は会社が用意するものかもしれません。しかし、ソフト面は、一人一人の自覚に委ねられています。もちろん、トップが引っ張っていくものなのでしょうが、集団である以上、すべての人の意識レベルがなによりも問題になるはず。 組織は生き物です。時代や構成員、規模などと共に、求められるものは千変万化していきます。その中でいい環境を維持するために必要なものは、組織の一員である自覚と、周囲への気配り、そして仕事と職場への責任感なのではないでしょうか。『不機嫌な職場』を組織の全員が読めば、その組織はきっと良い方向へ進むはずです。そこには具体的な方法は明示されていないけれど、個人の意識を変えるきっかけになるヒントが隠されているから。ハードよりソフト。職場を作るのは自分自身なんです。 ええ話やなぁ。『さよなら。いつかわかること』4月26日公開。スタンレーの元に届いた、イラクで軍役についている妻の訃報。ショックを隠せず、2人の娘に母の死を伝えることが出来ないスタンレーは彼女たちを連れ、フロリダのテーマパークへとクルマを走らせる。まるで自分の動揺を紛らわせ、押し殺すかのように。映画「さよなら。いつかわかること」オフィシャル・サイト イラク戦争を背景にした、家族の深い愛情と悲しみ、そして再生の物語。ポイントは、戦死するのが妻であり母であるという点で、遺された夫をジョン・キューザックが好演。混乱しつつ、本人は事実をある程度受け止めながらも、娘たちへの伝え方を見出せない様子に深く深く感情移入。父親としての責任感よりも喪失感が勝って、ついナーバスになってしまう態度がなんともリアルで胸を揺さぶるんだなぁ。 戦争の在り方とか、自分のコンプレックスとか、バックグラウンドはいろいろ用意しながらも話を変に広げすぎず、85分の中身を父と娘2人に焦点を絞ったのが成功。シンプルな物語は、反戦映画であり、ロードムービーでもあるけど、家族愛というものが軸にしっかりと収まってるからブレることなくこちらに感動が届くね。新人だという娘っ子たちもよかったわよ。 「魔法の森」を抜け出した先でついに向き合い、見つめた現実。父娘たちの前に降ってわいた哀しみが一気に形を成し、カランと空白の中に落ちてきて、その音が心の中に響く気がして、胸が熱くなりました。ラストも感動的な良作映画。オススメできます。 去年に続いて今年も行って来たったでー。日本最大のお笑いフェス、『LIVE STAND』@幕張メッセ。いやー、ワロタ、ワロタ!LIVE STAND 08 (ライブスタンド08) OFFICIAL SITE 今年はテレビで告知しまくったらしく(全然見てないけど)、かなり盛況だったみたいやで。最終日の今日が最大の人手やって。確かに会場は去年よりも随分ごった返してたなー。ばったり天狗様(他1名)にも会うたし。出展ブースも増えてたように思うわ。 箱の使い方は去年と一緒やな。CONA-MON、KAWAKI-MON、AGE-MONの3ステージでの同時進行ライヴ。わい、バラエティ番組をほとんど見ぃひんから、観るネタすべてがめっちゃ新鮮! エド・はるみのネタも初めてで笑ったし、藤崎マーケットの漫才ちゅーのも初めて見よったわ。オモロイナ〜、"うんてい"! ほか、佐久間一行、キャン×キャンで相当笑かしてもろたでー。ほかにもぎょうさん! 名前忘れたけど。 いやしっかし、改めて芸人さんちゅーもんはエライわ〜。自分があのステージに立っとったらと思うと、そのバイタリティにはマジでリスペクトやな。おかしな人もぎょーさんおるし、ネタ入れて演じて跳んではしゃいで笑ってテンションあげて。マネできひんで、ホンマに。 なにはともあれ、一日たっぷり笑かしてもらいましたわ。お笑いは楽しいな。まいどおおきにー! 好きやで、吉本〜 <朝青龍風 夏帆ちゃんの映画だったわ。『砂時計』4月26日公開。両親の離婚により、母とともに島根へやってきた中学生の杏。精神のバランスを崩していた母は、ほどなくして帰らぬ人となった。絶望する杏を支えたのは、同級生の大悟。2人は互いに想いあうが、杏は父に東京に呼び戻され、離ればなれとなる。映画「砂時計」オフィシャルサイト コミックと昼ドラ(ともに未見)が話題だったってことで、ちょっと胸に期待を抱いて鑑賞。いやいやさすが、昼ドラになりそうなどろり系のサイン出まくりでドキドキしたよ〜。主人公周りの関係値も典型的〜。嫉妬とかすれ違いとかさ、もう完璧に教科書通り! でもそこは2時間の尺の壁か、なかなか掘り下げきれなかった模様。藤くんのエピソードとか、なんとも宙ぶらりんの消化不良なわけです。 まあそれにしても、子供時代の純情きらりストレートな「スキ」とか「キス」とか、久しぶりに見せてもらって、なんだかムズかゆ楽しかったよ。夏帆ちゃん、カワイイし。がしかし、それに対して大人時代になってからの受け方がもうひとつ。そもそも時間配分がえらい短いし、再生物語にしても恋愛物語にしても、どっちつかずなまとめ方。映画独自色を出そうとした結果なのかしら。 良くも悪くも、はいはいはい、って感じのするベタ系恋ドラマ。男性にはちと面映いでさ。 あれ、ギャグじゃないんだ!? 『少林少女』4月26日公開。中国で3000日もの修行を終え、少林拳を日本に広めるべく帰国した桜沢凛。しかし故郷の道場は見る影もなくなっていた。かつての恩師である岩井を訪ねるも相手にされず、なぜかラクロスの助っ人を始めることに。そんな凛を見つめる黒い視線があった。少林少女 SHAOLIN GIRL OFFICIAL BLOG [BLOG総本山] 『少林サッカー』さながらのCG×アクションギャグエンタメかと思っていたけれど、意外とギャグ要素は味付け程度で肩透かし。数の限られたギャグはしっかり滑ってました。まーなんといっても柴咲コウのカンフーアクションだよね。吹き替えなしでよくやったなー。カットの少ないシーンもあって、すっかりアクションヒロインもいける口になってます。うーん、ドラマに歌に映画に、よく働いててえらい! それ以外、これといった特筆点はなく。どちらかといえば子供向けって感じの、がんばる少林少女のお話。ただ、CGラクロスがんばるガールズを見せたいのか、少林拳の精神性を見せたいのか、純粋にアクションを見せたいのか、多分全部なんだろうけど、もうひとつメリハリがなかったというか、ひとつひとつの掘り下げが甘かったような。せっかくならもう少しラクロスで押してほしかったけど、意外と少林拳とラクロスの相性がよくなくってね。少林拳て動作の流れの美しさがポイントだと思うので、ラクロスのスティックとボールを使う時点で、ちょっと制約が出過ぎたのだと思うぜ。『燃えピン』にもそれは言えたような。やっぱボディコンタクトしないと、カッコよさ&面白さが損なわれちゃうんだろね。となるとバスケか、やっぱ!?(『カンフーダンク』に期待!) 終わってみればやけに優等生な話で、箸にも棒にもかからず。もっとドカーンとふざけて、弾けてくれたほうが断然面白くなった企画でしょ、これは。 狂気! 鬼畜! 暗黒! 『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』4月26日公開。1900年台初頭、金塊掘りだったダニエル・プレーンヴューは、石油を掘り当て富を成す。そんな折、ある男が、石油の情報を持って現れた。情報を買ったダニエルは息子のHWを連れ、早速現地へ向かう。そこには確かに石油が眠っていた。地元で信仰を集める牧師イーライとの確執を深めながらも、地上げをはじめるダニエル。奇才ポール・トーマス・アンダーソンが富と権力に塗れた彼の腐敗した人生を壮大に描く。ゼア・ウィル・ビー・ブラッド PTA監督大好きなオレですが、この超ダークサイドにはほとほと参ったぜ。なんとも筆舌に尽くし難いこの世界は、ホラーかと思うほどの狂気。ダニエルがオイルという名の黒い液体に塗れていく姿は、なんというか悪魔的! それをダニエル・デイ=ルイスがまたすんごい演技して魅せちゃうの。後半の物怪っぷりはこの世のものとは思えないほど! そもそもこの男には悪魔が宿っていたのか。それとも富と権力が彼を狂わせたのか。人間の奥底にこんな暗闇が潜んでいるのかと思うと、身悶えするわ。 それに対するポール・ダノ演じるイーライもヤバイ。牧師でありながら、そこには無垢さがまったく感じられず、常に嫉妬と欲望の陰が見え隠れ。ダニエルと同じドス黒い血を感じさせるんだよね。そしてそれらを包み込むロケーション。荒涼とした大地に緊張させる音楽、そして沸き上がる真っ黒な濁流! 燃え盛る業火!! 天の裁きか、悪魔の咆哮か、っつー世界には畏怖の念すら覚えますわ。 決してこんなのを期待していたわけじゃないけど、心の奥底にズサリと侵食してくるPTAワールド。絶対に娯楽としては観られないけど、いやはやスゴかったです。くわばら、くわばら。 そして『ブギー・ナイツ』をDVD鑑賞。ポルノ映画のスタッフたちを抜き出した群像劇。性を売り物にした特殊な世界でも、そこにかかわる人たちに流れてるのはごく一般的な感情なんだよね。「ひとつくらい取り柄があるはず」「消費されるものではなくて長く残るものを作りたい」「子供に会いたい」などなど、夢、希望、嫉妬、欲望、被差別、劣等感などなど。長いんだけど、なぜか目が離せないのがPTAの手腕か。これといった盛り上がりも、特別なオチもないんだけど、観終わって不思議と少し気分がよくなるようなね。オープニングとエンディング、ワンカットでシーンをつなぐという演出もなんだか印象的だったっス。 4月はなんやかや飲み歩いたわー。で、ここが今月のベスト。断然ベスト。<<四谷三丁目/和食 鈴なり 四谷三丁目なんてほとんど利用しない駅なんだけれど、よい評判を聞いて訪ねてみたのです。荒木町って初めて足を踏み入れましたが、こんな渋い飲み屋街なんだね! スナックからバーまで、うらぶれたような路地裏に灯る看板たちがなんともいい味出してまんな! そしてけっこうお客さんも入ってたりして。へー。意外な発見。 さて、こちらの鈴なりは、なだ万で修行された方のお店。これがまたいい和食を食べさせてくれるんです。日替わりのおまかせコースである「鈴なりコース」をオーダー。これがマジで美味い! 素材の良さがよく感じられて、味付けも絶妙。先付け、酒肴、汁、造り、焼物、煮物、食事、デザート、とどれもこれもが見た目から味まで完璧ですよ。あ〜、美味しい和食ってなんて素敵なエクスペリエンス。これで4500円! 大!満!足! (写真撮ってなくてごめん。でもそんなの必要ねー! 信じて良し) 店内はやさしい木のぬくもりが感じられ、ゆとりのあるスペース。カウンター席では板さんとの気さくな会話が交わされてる風だったなー。そう、スタッフの方々のホスピタリティがまた素晴らしいんですよ。ついつい長居しちゃうもの。人気あるのも頷けるわ。実は、1回お邪魔した後あまりに気に入ったので、もう2回ほど別の日に電話したんだけれど、いずれも予約でいっぱいでした。席数多くないとはいえ、平日なのにすごいなー。なのでご利用の際は早めのご予約をおすすめします。荒木町に灯るほっこりな和食のあかり。あー、また行きたいナ! 『スラムダンク』って文字を見るだけで、つい手に取っちゃうよね。これこそキラーコンテンツというんだろーなー。『Sportiva』を買ったのってどのくらい久しぶりだろ? 表紙買いする人が多そうなネタですよね。web Sportiva テーマは90年台バスケで、柱は『スラムダンク』とマイケル・ジョーダン。井上雄彦のインタビューは面白かったけど、多分今までにもいろんなところで出てる内容な気がするから、コアなファンには物足りなそう。スラムダンク奨学金第一号の並里君や田臥のインタビューはちょっと心惹かれつつ、タレントたちの『スラムダンク』大好き宣言はどうでもよし。どうせなら、このフックを皮切りにしてもう少しバスケットそのものにフィーチャーして話を聞いてほしかったなー。どうでもいいけど『スラダン』という略し方は嫌いです。 マイケル・ジョーダンとドリームチームに関しては、あんまり新鮮な情報がなく、あの人は今だけで終わっちゃった感じ。『Sportiva』のターゲットって、けっこうコアなスポーツフリークだろうから、もっとディープに掘り下げてもよかったのでは。これに限らず一冊まとめて焼き直し記事が多かったしね。過去ネタは切り口が本当に難しいと思います。が、90年台の情報ってネットではあまり出てこないだけに、編集する意義ってあると思うんだけれど。 オレは、後期スリーピートの最後くらいからNBAを観始めたわけだし、バスケは昼休みに遊びでやってただけだし、『スラムダンク』は欠かさず読んでたとはいえ、90年台がバスケと共にあったわけでもなく。でも確かにきっかけはこの頃にあったわけで、原点てほどのものはなんにもないけれど、条件反射で気になってしまいますな。 次はバスケットの未来を読みたいな。とりあえずはNBA Playoff、大変楽しく拝見しております。 ドラマはいつもまとめレビューだけど、断然特別扱い!<<おせん 火10/NTV 主演は天才・蒼井優。毎週観られるってだけで世界で3億人いるというファンが喜びます(そう考えるとぜひ朝ドラに出てほしいもんだナ!)。昔ながらの佇まいを残す料亭に、料理人志望の若造が飛び込んできてのお話。食がメインに据えられて、食べることってどういうことなのかをテーマにしてる模様。第一話は、登場人物と基本スタンスの紹介だったからさほど掘り下げられはしなkったね。 さて、フタを空けてみれば、とりあえずあまり面白くはなかったのです。視聴者側の立ち位置で話を進めていく存在である若造のよっちゃんが、あんまりにも酷いキャラで、とても気持ちを預ける気にはなれんですよ。あえて宙ぶらりんのペラい設定にして現在(イマ)を表そうとしてるんだろうけど、いくらなんでもこんな半端モンいないでしょ(いないことはないかもしれないけど、感情移入できないんじゃリアリティ薄まるだけ)。オレのイメージだと、もう少し今のコたちって、自分に言い訳があるというか、それなりのロジックを持って生きているはずなんだけれどなぁ。いちいち腹が立つのですわ。内君の演技も軽くって、設定の上にあることだけを演ってるようにしか見えず。よっちゃんのパーソナリティってなんなの? でも蒼井優はやっぱ魅せてくれたなー! まだキャラクターが掴みきれなかったけれど、今までに観たことのない役柄で、かなり見目麗しうござんした。 "わっち"(私)なんて呼称がまたよく似合うんだわ。でもってお着物が超カワイイのね。スタイリストはオリーブ少女にはおなじみの大森仔佑子さん。優ちゃんも大好きスタイリストさんらしく、女子ならばチェックがマスト。衣装だけを目当てに観てもいいくらいだわ。 さてさて、この先どうなっていくかはわかんないけど、食というテーマはいいと思うんだよね。原作がどういうものか知らないけれど、切り方しだいではかなり意義のあるドラマに仕上がると思うんですが。初回の視聴率は10%ちょいってことで決して良くはないけれど、本質のあるいい作品にしてほしいと思います。 ニヤリとしちゃうぜ。『譜めくりの女』4月19日公開。緊張しながらもピアノの試験に臨んだ少女メラニー。本番中、審査員の不躾な態度に動揺したメラニーは、途中で演奏を中断してしまう。時は流れ、成長したメラニーはある弁護士事務所の実習生となり、先生のご子息の子守りをすることに。弁護士の妻は、かつてのピアノ審査員だった。映画「譜めくりの女」公式サイト 前情報ナシで臨んだのでまさかこんな物語だったとはねー。オープニングで登場するメラニーの少女時代からして、なぜだか緊張感が漂っていて、そのテンションを90分弱保ち続けた映画だったわ。観終わって思うに、この少女時代の描写は秀逸だったよ。どこか危うい少女。少女の家業。演奏家の本番前の性質。そして糸が切れたときのメラニーの行動。なかなか計算されつつ、それをそうとは悟らせなくて唸らされるぜ。 中盤以降もはっきりとはしないメラニーの思考と行動。最小限のセリフと、バックに流れるピアノのメロディで、表現されたもの以上の感情を訴えかけてくる。うわー、これヤベーなーという、軽めながらも目が離せない拘束力。子供への仕打ちとか、チェロ奏者への攻撃とか、小さいことからコツコツと恐怖を植え付けるんだよね。まあ緻密な行動ではないから、ツッコミどころはあるっちゃあるけど、そこがまたメラニーの生身っぽさを感じさせるよね。この譜めくり女の負のオーラをご堪能あれ。 あ、なぜか謎のアニメ雑誌らしきものがチラリ。監督、日本フリーク? サラっとしてたなぁ。『ラフマニノフ ある愛の調べ』4月19日公開。NYでの初コンサートが大盛況に終わったピアノ演奏家ラフマニノフ。しかし成功の影で彼は、新しい曲が作れない苦悩を抱えていた。そこに届いたのは差出人不明のライラックの花束。思い出の花に蘇る故郷と過去の記憶。20世紀を代表する音楽家ラフマニノフの生涯と、彼を支えた愛の物語。映画『ラフマニノフ ある愛の調べ』公式ホームページ 時制シャフリング方式なので最初は戸惑いつつ、話はクルクルと展開していくんだけど、けっこうひとつひとつがあっさりしてたなー。さすがに説明不足ともいえる気がするんよ。あんま多くを語りすぎずに情感をあおろうとしたのかもしれないけど、逆に深入りできなかったっすわ。 アンナとの恋はまだしも、マリアンナへの気持ちってのはどうも深みに欠けたような気がして、もちろん人生の転機のひとつではあったんだろうけど、ラフマニノフ自身の感情の昂りがあんま伝わらんかったわ。結局ラフマニノフがどんな人物だったのかも、もうひとつ掴み切れないまま(そしてあんまし好きになれなかった)。まあ混迷の時代ゆえの波乱含み人生や、美談といえる落としどころには収まってたんで後味は悪くないですがね。 世界一の難曲を生み出し、弾きこなしたという天才音楽家。もうちょっとその人物像を詳細に知りたかったッス。
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